そもそも論で考える。運動0で挑むコンサル式型破りダイエット術。
こんにちは、水無月双です。
突然ですが、、高校生までの私は今よりもぽっちゃりくんでした。
野球部時代は毎日5食生活。
マックやラーメンを愛し、好き勝手食べていた結果、気づけば体重は65kg。顔はニキビだらけという状態でした。
それでも野球をやっていたときは運動量があったのでまだ良かったのですが、大学生になるとさあ困った、、ということで、以降色々とダイエットの方法を模索してきました。
正直な話、私は身長が170cmあるので、65㎏という数字は決して高いわけではありません。
そのため、男友達からは「何を気にしているのさ(笑)」と言われてきました。
でもそんな友達にひとこと。
「んなこと言われても、もう少し細くなりてーんだよ!」と(笑)。
ぶっちゃけ体型に悩む世の中の人には「別に太りすぎというわけじゃないけど、あと5㎏瘦せていればなー」という方が多いのではないでしょうか。
そんな人たちの役に立てればと思って、このnoteを書くことにしました。
ただ、誤解がないよう最初にお伝えしないといけないことがあります。
それは本noteで紹介するダイエット術は専門家の集合知ではないということです。
あくまで1人の20代男性による体験記だと思っていただければ幸いです。
とはいえ、他の記事にはない強みもあると思っています。
それは私が現役のコンサルタントであるということ。
私は普段都内で働くコンサルタントとして、常に「なぜ?」「つまり?」「そもそも?」といったことを朝から晩まで考える生活を送っています。
そのため、ダイエットを実施するにあたっても「そもそもなんで太るんだっけ?」といった根本から考えて、自分なりの解決策を導いてきました。
必ずしも専門知識に基づくものばかりではありませんが、代わりに行動変革に繋がる解決策を編み出して来れたと思っています。
そもそも今の世界、Googleを使えば簡単に至極全うなダイエット方法にたどり着きます。
「脂質を摂りすぎないよう揚げ物には注意しましょう」
「お菓子のつまみ食いは太るので我慢しましょう」
「外食は思わぬカロリー値があるのでなるべく自炊しましょう」
上記はいずれも理論的に正しいとされるダイエット方法です。
にも関わらず、ダイエット難民が多いのは
「いやそうはいっても、ポテトとか唐揚げって美味しいじゃん」
「でも糖分が欲しくなるんだから、仕方ないじゃん」
「分かってはいるけど、仕事や友達付き合いもあるし」
という感情があるからではないでしょうか。
巷のダイエット方法は出来る人には出来るが、意思が”普通”の多くの人には実現が困難なものになっていると思います。
加えて、どこか断片的なアドバイスも多い印象です。
だからもっと根本的な部分、そもそもなぜ揚げ物を食べたくなるのか、なぜお菓子をつまんでしまうのか、なぜ外食してしまうのかを考える必要があると思います。
そこで、本noteでは、私がコンサルタント的発想で「太るってそもそも、、」という原因を洗い出し、その原因を導く真因を特定していきながら、行動変革に繋がる具体的なダイエット術をお伝えする形をとります。
専門知識を使わず根本原因に打ち手を打つというダイエット方法なので、いわゆる頑張り力が普通の人にとって、効果や実行の容易性を感じてもらえる方法論になっているはずです。
2万字を超える大作となっており、無料部分だけでもSomething new(コンサル用語で”新しい気づき”)を提供できると思うので、早速筆を進めます。
序論:ダイエットに向けた前提確認
まずは本ダイエット術の前提をお伝えしたい。
それは以下の3つだ。
運動面では頑張らない
心身ともに健康に痩せる
リバウンドしない生活習慣を目指す
理由は簡単で私が大事にしたのがこの3つだからだ。
まず1つ目の<運動面では頑張らない>だが、手早く痩せるには運動するよりもまず食生活を見直した方が効率が良い。
詳しくは後述するが、もし仮に30分程度ジョギングを頑張ったとしても、消費カロリーはたったの200cal。
これはコンビニで買う鮭おにぎり1個分である。
つまり、30分汗水垂らして頑張ったとしてもその反動で食べる量が増えてしまったら元も子もないのだ。
そして何より運動習慣がない人が急に運動に精を出せるだろうか。
少なくとも私は無理だ。
そもそもこのnoteにたどり着いた時点で、ある程度楽して痩せたいという気持ちがあるはずだ(当然私もそのうちの1人)。
ということでまず<運動面では頑張らない>という前提を設定する。
2つ目の<心身ともに健康に痩せる>は単純で、要は無理をしないということ。
過度に体重を落とすとなるとそれ相応の負荷がかかる。
そこで、目指すのは1ヵ月かけて2~3㎏瘦せるダイエットだ。
数週間で劇的に痩せる方法を求めている人には申し訳ないが、逆に言うとその分現実的なダイエット術になっていると思う。
3つ目の<リバウンドしない生活習慣を目指す>もそのままで、一時的な方法ではなく、恒常的に体型維持できる方法が良いよね、というものだ。
実際私は本日紹介する型破りダイエット術によって体重を58㎏まで落とし、もう3年以上変わらない体型を維持している。
少し情報を先出しすると、例えば、一度瘦せた体型をキープするには、食生活、もっと言うと”食の好みの改革”が効果的なアプローチになる。
というのも、そもそも肥満に繋がる食べ物(揚げ物やラーメンなど)を好まない身体になれば、無理なく痩せることができるからだ。
これは元ジャンクフード・粉もの大好きな私が言うので間違いない。
というわけで最後におさらい。
運動面では頑張らない
心身ともに健康に痩せる
リバウンドしない生活習慣を目指す
この3つにもとづいた型破りダイエット術を次章以降で説明しようと思う。
本論:そもそも論で考える。コンサル式型破りダイエット術。
1.目標設定:何をもってダイエット成功と見なすのか?
型破りダイエット術の実践にあたって真っ先にすべきなのがこの目標設定。
私が勤めるコンサルティングファームでは常に、目標達成のために何を、どの程度実施すべきかが決まるという話を”耳タコ”なほど聞く。
そこで、まずは一緒に”あなた”の目標を考えていこう。
目標は大きく分けて「短期目標」と「長期目標」がある。
前者は、○○ヵ月後に、○○㎏瘦せるという数値目標を指し、後者は(今回は)一度達成した体型を維持するための生活習慣の獲得だと考えれば良い。
後者が少し曖昧なことを気にする人もいると思うが、ダイエットを始めると誰しも数字(すなわち短期目標)が気になるものだ。
だから、長期目標は短期目標で達成したものを維持しようくらい楽観的に考えてしまって良いと思う。
さて、短期目標を立てるときのポイントは以下の2点だ。
数値目標にする
BMI基準で考える
・数値目標にする
○○のような体型を目指す!という目標は主観的すぎて、ダイエットを目指すうえで大きな障害になる。
目標が曖昧では日々の努力もブレるし、何より何をもってダイエットの成功とするか判断しづらく、達成感を得にくい。
せっかく努力したのに達成感が得られないなんて悲しいではないか。
というわけで、必ず数値目標を設定するようにしよう。
・BMI基準で考える
また、ダイエットを実施するにあたって、体重基準で○○㎏痩せる!という考え方も一旦忘れよう。
身長が違えば、当然適正体重の概念が変わるからだ。
本noteでは分かりやすさの観点から体重の話もするが、以降はBMI※という基準をもとに自身の目指す目標を定めてほしい。
※BMI=[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
肥満度を表す指標として国際的に用いられる体格指数であり、日本肥満学会は、統計的に最も病気になりにくいBMI=22を標準体重としている
そのため、第一歩として下記サイトで自身の今のBMIを算出してほしい。
ここでBMIを目標設定の基準にした理由を説明する。
皆本質的には○○㎏体重を落としたいのではなく、スリムな体型になりたいはずだ。
そこで、先ほどの標準体重のように、BMIごとに言われている”通称”体型を参考にしようではないか。
世間一般で言われているBMIごとの体型の特徴は以下の通りである。
肥満体重:BMI=25。ぽっちゃりと思われてしまう体重。
標準体重:BMI=22。最も病気になりにくい健康的な体重。
美容体重:BMI=20。健康的な範囲でスリムな印象を与えられる体重。
シンデレラ体重:BMI=18。華奢だが少し瘦せすぎを心配される体重。
「ふむふむ身長的に私の標準体重は○○㎏か。では早速BMI基準で目指すべき体重を調べると、、」
そう思い先ほどのサイトで自身の標準体重(BMI=22を満たす体重)を確認した結果どう思っただろうか?
「え、この体重だとぶっちゃけそこそこ重くない?というかもう達成してる、、」
そんなあなたに言いたい。私もそう思った(笑)。
標準体重の人を悪く言うつもりは全くないが、あくまで私が目指したいのは周りから細いね~と言われる体型なのだ。
そのため、お国が推奨する健康的な身体よりももう少し絞りたい。
となると、必然的に目指すべき目標は美容体重(BMI=20)になるのではないか。
(より細さを追求したい人は、BMI=19を目指しても良いが、それ以上は体質的に健康面で懸念が生じる人も出てくると思う)
まとめよう。
コンサル式型破りダイエット術に取り組むにあたり、短期目標(数値目標)は美容体重(BMI=20)の達成、長期目標は美容体重を維持できる生活習慣の獲得として、以下の内容を読み進めてほしい。
2.現状分析:そもそもなぜ太ってしまうのか?
目指すべき目標(To Be)が決まったら、今度は現状(As is)分析だ。
とまあかっこつけたがこの章では、そもそも人はなぜ太ってしまうのか?を考えていきたい。
運動習慣がないから?
甘いものをつい食べ過ぎちゃうから?
揚げ物やジャンクフードが大好きだから?
違う、違う。そうじゃない。
このnoteは、”そもそも論で考える”をテーマにしている。
太る理屈は極めてシンプルで、「摂取カロリー>消費カロリー」が成立しているからだ。
もちろんカロリーそのものはそこまで重要ではなく、炭水化物の摂りすぎによってインスリンが上昇した結果血糖値が~という理屈もある。
上記不等式同様、それもまた現代医療では1つの真実(とされている意見)ではある。
ただ、あくまで専門家目線ではなく、1人の”ダイエッター”という目線で物事を見てほしい。
昨日の間違いが明日の正解に変わる医療の世界において、「摂取カロリー>消費カロリー」が太る理屈として一定の市民権を得ている以上、難しいことは考えず、まずその理屈を念頭においてダイエットに取り組むべきだ。
第一、炭水化物はたんぱく質・脂質と並ぶカロリーの重要な摂取源である以上、カロリーバランスの意識を持つことで必然的に上記3つ(巷では三大栄養素と呼ばれる)の摂りすぎは避けられるのだ。
世間で言われている”これをすると太る”というのも、結局は「摂取カロリー>消費カロリー」という不等式に繋がるからに他ならない。
したがって、自身の日々の行動が、摂取カロリーと消費カロリーにどう影響を与えるのかだけ考え抜けばとりまOKなのだ。
さて、次章で課題解決の方法を話す前に最後に1つ触れておこうと思う。
前提確認の部分でも書いたが、コンサル式型破りダイエット術では大胆にも消費カロリーの方には焦点をあてない。
なぜなら、①挫折しやすく、かつ②美容体重を達成するという目標の場合、摂取カロリー側をどうにかするアプローチだけで十分だからだ。
まず運動するということは、日々の忙しい生活に+αが発生する。
そして、消費カロリーを増やすために必要な運動量は想像以上に多いのだ。
例を挙げると、30分のウォーキングでは100cal程度、消費カロリーが激しいとされる水泳でも30分で200cal程度だ。※リンク再掲
上記数字はあくまで目安だが、毎日30分運動したとしても、カロリーバランス的にはお菓子のつまみ食いをちょっと我慢するのと変わらない。
私なら心が折れてしまう。
加えて、よほどぽっちゃりしている人を除き、食生活の改善だけで「摂取カロリー<消費カロリー」は普通に達成できる。
であれば、圧倒的にコスパの良い摂取カロリー側のアプローチ(食生活の改善)に特化してダイエット術を実践すれば良いではないか。
ということで、今からいかにして摂取カロリーを制限していくのか、という方法を共有しようと思う。
3.課題解決Ⓐ:目標摂取カロリーの特定
ここからはダイエットの成功に向け、やるべきことを確認していこう。
課題解決、すなわちBMI基準の目標体重(To Be)と現在の体重(As is)のGapを埋めるための第一歩は自身が摂取すべきカロリーの特定だ。
まずは下記サイトで自身の消費カロリーを知ろう。
数値は目安でしかないが、そもそも食品表示上のカロリー表記も目安でしかないので、あまり細かいことを気にしても仕方ない。
細かいことよりも、何かしらの行動変革に繋がるかどうかを気にしよう。
自身の消費カロリーが分かったら、次は目標摂取カロリーを考えていこう。
参考にしたいのは、体脂肪1㎏を落とすには7,200calが必要だという目安。
単純計算で毎日240cal分「摂取カロリー<消費カロリー」となれば、1ヵ月で1㎏瘦せられる。
実はこのnoteは「最近彼氏に太った?と言われて」だったり「メイクするとき顔周りが気になり始めて」という、身長158cm・体重52㎏・20代の女性を想定読者にしている。
であれば、毎日240~480cal程度の「摂取カロリー<消費カロリー」を維持できれば、1~2ヵ月で目標の美容体重に到達できる計算である。
随分と現実的なプランではないだろうか。
なお、ここで思い出してほしいのはコンサル式型破りダイエット術の前提条件2つ目、<心身ともに健康に痩せる>だ。
人間には日々の生活を送るために必要なカロリーというものが存在する。
その値も先ほどのサイトで算出できるのだが、要は一気に痩せようとして、もやし・豆腐生活を過ごして、カロリー制限にブーストをかけるといったことは絶対してはいけないということだ。
どんなに頑張るにしても、「目標摂取カロリー=消費カロリー(1日あたり)ー240~480cal」まで、ということを肝に銘じてダイエットに取り組んでほしい。
自身の目標摂取カロリーが分かったところで、いよいよ型破りダイエット術の詳細を見ていこう。
4.課題解決Ⓑ:コンサル式型破りダイエット術の実践
ダイエットに限らず、何かに取り組むときの成功の秘訣は、何が何でも行動変革まで繋げること。
日頃激務に追われるコンサルタントの私がそもそも論から考えてたどり着いた行動変革に繋がる戦略は以下の5つだ。
朝・昼カロリー固定法
不思議とお腹が空かないのですが法
高カロリー食品アウトオブ眼中法
食の好み大変革法
幹事やります!でも私忙しくて法
ここからがこのnoteの醍醐味だといっても過言ではない。
冒頭に述べたように、下記のようなダイエット術は至極全うである。
「脂質を摂りすぎないよう揚げ物には注意しましょう」
「お菓子のつまみ食いは太るので我慢しましょう」
「外食は思わぬカロリー値があるのでなるべく自炊しましょう」
しかしながら、
「いやそうはいっても、ポテトとか唐揚げって美味しいじゃん」
「でも糖分が欲しくなるんだから、仕方ないじゃん」
「分かってはいるけど、仕事や友達付き合いもあるし」
となるのが人間なのだ。
そこで、現状分析で導いた、太るのは「摂取カロリー>消費カロリー」という状態が続くから、という理屈を思い出そう。
そして、摂取カロリーが増えてしまう原因と、さらにその原因を引き起こしている真因を特定し、課題解決のアプローチを考えていこう。
摂取カロリーが多いというのは、要は”食べ過ぎ”ということだ。
そのため、巷のダイエット術ではすぐさま「ご飯の量を半分にしましょう」、「お菓子や揚げ物は控えましょう」といったアプローチに帰結する。
だがこうしたアプローチは効果こそあれど、実効性を伴わない。
なぜなら食べ過ぎるのは良くない、だから食べ過ぎないようにしよう、という当たり前なことを言っているに過ぎないからだ。
そうではなく、そもそもなぜ食べ過ぎが発生してしまうのかを考えて、その根本原因を正すようにしないと十分な効果は得られない。
というわけで、そもそもなぜ食べ過ぎてしまうのかを考えていきたい。
まず人が何かを食べるときの動機は大きく2つに分けられる。
(生命維持の観点で)食べないといけないから
(自身の幸せのために)食べたいから
前者は例えば以下のような場合だ。
・病気の治療など止むを得ない事情で食べないといけない
・お腹が空いたので食べないといけない
そして、後者はこんな感じ。
・お腹は空いていないのに、ついつまみ食いしたくなる
・味が美味しいので、つい食べたくなる
・誰かと一緒に食べる時間が好きで、ついお箸が進んでしまう
このうち、止むを得ない事情で食べないといけない場合は、ダイエットを考えている場合ではないので、今回は検討対象外とする。
どうだろうか。
↑の場合を除いた以下の4つでほとんどの食べ過ぎてしまう理由をカバー出来ているはずだ。
㋐空腹感を感じるから
㋑魔が差してつまみ食いしてしまうから
㋒(その食べ物の)味が大好きすぎるから
㋓誰かと一緒にご飯を食べているから
したがって、次節以降では、食べ過ぎに至るこの4つを防ぐための方法を伝授していこうと思う。
なお、食べ過ぎてしまうパターンのうち他に、出された料理を残すのは申し訳なくて、、というものがあると思う。
だが、これはとても素敵な感情なので、ぜひ大事にしてほしい。
(ごはん屋さんではまず○○品までしか頼まない、お母さんに作る量を減らしてもらうといった簡易的な作戦で対応しよう)
4‐1 朝・昼カロリー固定法
ついさっき
㋐空腹感を感じるから
㋑魔が差してつまみ食いしてしまうから
㋒(その食べ物の)味が大好きすぎるから
㋓誰かと一緒にご飯を食べているから
を防ぐための方法を伝授しようと言っておきながらあれだが、まず始めのダイエット術は朝・昼カロリー固定法だ。
なぜこれを1番初めに持ってきたかというと、以降の4施策の実践にあたり、考えることをなるべく最小限にしておきたいからだ。
より具体的に言うと、神経質になるのは夜だけにしよう、ということだ。
第3章で算出した自身の目標摂取カロリーは覚えているだろうか。
簡単に復習すると、
「1日の目標摂取カロリー=消費カロリー(1日)ー240~480cal」だ。
※240~480calは自身の努力可能度合いで判断してもらって構わない
これだけ守ってあとは最低限バランスが良さそうな感じで(野菜を食べる、肉・魚も摂るなど本当に基本的なところのみ意識)ご飯を食べようというのがこのダイエット術の原理原則。
なのにここまで簡単なルールにしてもこんな声が聞こえてくる。
「毎食そんなことを考えるのはめんどくさい、、」
めっちゃ分かる。
ご飯を食べる度に「えっとー、この料理のカロリーは、、」と考えて、逐一メモを取るのはめんどくさすぎる。
そこで、楽にサボる方法を教えよう。
それがこの節での考え方、すなわち3食のうち、朝・昼のメニューを同カロリー帯の何種類かに絞り、摂取カロリーを固定してしまう、という方法だ。
結論から言うと、朝は200cal、昼は600cal程度を目指したい。
まずは朝ご飯。朝はもう大チャンスだ。
昼・夜は誰かとご飯を食べることもあるが、朝だけは自分1人の戦い。
メニューもコントロールしやすいのだ。
したがって、朝だけは是が非でもカロリーを制限しておきたい。
ということで、朝ご飯では以下2点を意識してほしい。
①基本毎日同じメニューにする
…ルーティン化することで生産性アップにも繋がり、何より計算が楽ちん
②摂取カロリーを200calに抑える
…おすすめは腹持ちしやすく、たんぱく質も効率よく摂れるプロテイン
ちなみに私の毎日の朝ご飯はバナナとプロテイン(プレーン味)。
この組み合わせの良いところは料理の手間がないことに加え、
・バナナ→すぐエネルギーに変わる、咀嚼が必要(満腹感の醸成)
・プロテイン→水を多く飲むため満腹感が出る、たんぱく質が摂れる
メニューを考える際は上記のように、噛める&食べ過ぎに繋がらない(満腹感を感じやすい)かどうかを意識すると良い。
朝ご飯を無事200calに抑える習慣が身につけばまずはあなたの1勝だ。
(菓子パンなどは言語道断)
【有効打①:毎日同じ200cal以下の朝ごはんを食べる】
なお、朝ご飯を食べるべきかに関しては、専門家の間でも意見が分かれているため、いっそ食べないという選択をしてもよい。
ただ、個人的には
・日中のエネルギーを確保する
・噛むことで眠気を覚ます
・生活リズムをリセットする
という観点で朝ご飯を食べることをおすすめしている。
さて、朝の頑張りで残りの摂取目安カロリーが、目標摂取カロリーー200calとなった。
そこで次は昼の頑張りだ。
昼ご飯は誰かと食べることも多いと思うので、朝よりカロリーコントロールが難しい。そこで作戦は2つに分かれる。
①自作の弁当を用意する
何も自炊する必要はない。
あくまで高カロリーメニューを食べないよう、自分で用意するだけだ。
メニューは和食ベースにして、600calに抑えられると理想。
(コンビニ弁当は大体700~800cal)
健康そうに見える料理でも、外のお店では大量の砂糖や塩が使われているので、弁当を自分で用意するだけでも大きな効果が期待できる。
あまり細かく考えず、揚げ物は避けて代わりに野菜を入れよう、炭水化物はしっかり摂ろうくらいで十分だ。
②外食するときは「女性と、社員食堂で、和食を」食べる
社会人であれば、お昼の外食もある程度は避けられない。
そこで外食をするときの合言葉を授けよう。
それが「女性と、社員食堂(or地味なお店)で、和食を」食べる、である。
この3つをより多く満たすことが、カロリー制限に繋がる。
まず傾向として男性の方がよく食べるし、ラーメン・油ものなどの高カロリー料理が好きだ。
そのため、男性と一緒にご飯を食べると必然的に食べ過ぎが発生しやすい。
一方、女性であれば「今私ダイエット中で、、」という仲間を見つけられることもあり、自分のダイエットモチベの維持にも繋がる。。
続けて2つ目の社員食堂というポイントだが、社食の良い点はメニューが少なく、どれもカロリー過多にならないようある程度調整されている点だ。
要は給食と同じ原理で、社食なら600cal前後の低カロリーメニューがある確率が高いのだ。
また、和食がほぼ必ずあるのもありがたい(詳細後述)。
加えて、これは大変申し訳ないが、社食のメニューはあまり美味しくない。
そのため、つい食べ過ぎてしまう事件が起きづらいのだ。
以上の理由から、社員食堂でのお昼ご飯をおすすめする。
社食がない場合は、地味めなお店でも同様である。
最後に和食というポイント。
これは有名だが、いわゆる一汁三菜的な和食のメニューはカロリーが低くなりやすい。
お弁当を持っていくときの目安カロリーを600calと話したが、外食も和食であれば、基本その前後に収まるはずだ。
加えて、和食には魚や卵といった良質なたんぱく質・脂質を摂りやすい食材が多く、栄養素的にも問題ない。
昼ご飯でカロリーを制限する、といったふわっとした意識ではなかなかダイエットは実現しない。
しかし、○○calと○○の栄養素を摂って、と逐一考えるのも息が詰まる。
そのため、あくまで行動を変革することに目を向けて、お昼は「女性と、社員食堂で、和食(弁当)を食べる」。これをキーワードに頑張ってほしい。
【有効打②:女性と社食で和食(弁当)を食べて、お昼は600calに抑える】
さて、上記作戦を通じて、摂取カロリーを600cal前後に抑えられたとする。
朝の200calと合わせ、これをほぼ固定値とすることで、実質的にカロリー計算を考えるのは夜ご飯と間食だけになった。
このnoteの想定読者、身長158cm・体重52㎏・20代・運動強度普通の女性の場合、夜ご飯と間食で摂取して良いカロリー総量は以下の通りとなる。
約2,000cal(1日の消費カロリー)ー200cal(朝)ー600cal(昼)ー240~480cal(1ヶ月で落としたい体重)=720~960cal
ここまで来たらあとは気にせず食べてしまおう!
だって朝・昼と頑張ってきたじゃないか。
上記範囲内であればスイーツだって食べられる。
1日3食すべてでカロリーを気にしていてはストレスになりかねない。
とはいえ、羽目を外しすぎるわけにも、、と思うのがダイエッターの正直な気持ちだろう。
そんなストイックなあなたは以下を意識できれば完璧だ。
・甘さを感じたいときは果物を食べる(年中売っている林檎がおすすめ)
・週末以外はなるべく外食しない(外食が食べ過ぎに繋がるため)
・お腹が空いたら鍋にする(料理の手間なしでお肉・野菜を摂れる)
・食べたい欲が薄いときは和食にする
でもって、誰かとご飯に行くときはストレスフリーに食べてしまおう。
そのくらいの方がダイエットの継続に繋がるはずだ。
(誰かとご飯に行くときの戦略は後ほど紹介する)
4‐2 不思議とお腹が空かないのですが法
※摂取カロリーが増える(食べ過ぎの)原因
㋐空腹感を感じるから ←この課題への対応策
㋑魔が差してつまみ食いしてしまうから
㋒(その食べ物の)味が大好きすぎるから
㋓誰かと一緒にご飯を食べているから
この節では空腹感を抑えるための戦略をお伝えする。
そもそもお腹いっぱいであれば、食べ過ぎが発生することはないからだ。
このシンプルな理屈に立ち返り、お腹が空きにくい生活習慣を作ってしまうのが、非常に効果的。
そこで人が満腹感を感じる原因を分解すると、満腹中枢がバグを起こしてお腹がいっぱいだと感じる、物理的に満腹になる、の2つに分けられる。
それぞれに対し、有効打となり得る戦略を説明しよう。
【有効打③:毎日歯科専用キシリトールガムを食べる】
※こんな感じで型破りダイエット術を引き続き紹介していくつもりである。
専門知識がない分、医療従事者が書いたものには専門性で劣るとは思う。
あくまで”ダイエッター”目線で、そもそも論から考えるというコンセプトに共感してくれた方はぜひこの先の有料部分もご覧ください。
(改めて、ここまでご覧いただきありがとうございました!)
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