水無月 双

都内で働くコンサルタント。 採用・広報・人事制度設計に携わりつつ、右脳で感じた/左脳で…

水無月 双

都内で働くコンサルタント。 採用・広報・人事制度設計に携わりつつ、右脳で感じた/左脳で考えた綴語を月・水・金に発信。 "二人ならXに並べる、二人ならXを超せる"。 (24年1月から執筆開始しました!フォロバさせていただきます!)※Amazonアソシエイト・プログラム参加中

マガジン

  • 右脳の呟き

    感じ、想い、呟きたいこと。

  • モノの最適解。

    身近な”モノ”の答えを書き記しています。

  • 拝啓 XXのあなたへ

  • 左脳の主張

    思考し、整理し、伝えたいこと。

  • 僕を彩るものたち

    愛用品、仕事道具、お出かけのお供、あと家の中のお気に入り。

最近の記事

”好”と”愛”とその先の。

”好”と”愛”の違いは何だろうか。 よく聞くのは、誰かを好きだと言うときは何かしらの理由があるが、誰かを愛しているときには理由がないという説。 なるほど。 たしかに好きという感情は、プラスの積み上げだと思う。 かっこいいから、優しいから、お金持ちだから… でもそれは”愛”でも同じではないだろうか。 個人的には、”愛している”のレベルでは、まだ理由が存在していて、”〇〇だから愛している”という説明を聞いても違和感を覚えない。 僕にとって”好”と”愛”は感情ののめり込

    • ”すごい”と”あこがれ”

      「あの先輩すごいよなー、、それに比べて俺は、、笑」 という声が聞こえた。 それに対し、 「いやいやお前だって俺からしたら、、」 というお決まりの返しも。 ただ、今日話したいのは、”自虐を餌に賞賛釣る男くん”の話ではない。 20年生きて分かったことがある。 それは「”すごい”何かを持つ人は、人としても”すごい”と思われやすい」ということ。 僕も仕事ができる先輩を見ると、多少パワハラ気質でも”すごい”人フィルターの影響か、なぜか彼を認めてしまうときがある。 そんなとき

      • たったひとつだけの理由の価値

        一般的に何かを主張するときは複数の理由があった方が良いとされる。 「プランAが良いと思います。なぜなら、①XX、②YY、③ZZの観点でメリットがあるからです。」 こういった会話は今もビジネスの世界で飛び交っていることだろう。 日常生活でも、例えば、高い物を買うときに「デザインは~、機能性は~」と複数の理由で勧められた商品にどこか安心感を感じることがあるはずだ。 早い話、理由が複数あった方が諦めがつくのだと思う。 たとえのちに”間違い”が発生したとしても、あのときはXX

        • チューリップの餞

          この春、僕の大好きな先輩が卒業する。 先輩との出会いは陸上部の新歓だった。 「○○くんの趣味は何なのー?」 ごく普通のこんな質問に舞い上がったことを今でも覚えている。 大人っぽい服装、話しかけられるたびに香るいい匂い、それでいて新入生全員に分け隔てなく話しかける明るさ。 たまにいる全部を持ってる人。先輩もその一人だった。 当然男の僕から見ても素敵な彼氏さんも”持って”いた。 勉強か部活が青春だった進学校出身の僕にとって大学生活はふわふわしたお祭りのような時間だった。

        ”好”と”愛”とその先の。

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        記事

          明日も友だちでいられるように

          「本当の友だちができるのは大学生までだよ」 OBからこのセリフを聞いたときの感想、「なわけ(笑)」。 本当だった。 厳密には社会人になってからも親しい人は増えたが、学生みたいな自然と友だち、、みたいな感じではない。 社会人になったからといって、僕の性格が変わったわけではない。 おそらく周りの人も。 でも不思議だ。 距離の詰め方、話し方が自然と社会人仕様になってくる。 良くも悪くも社会人になると、打算的な人付き合いが増えてくる。 そうして、そのそろばんの結果、合う合わ

          明日も友だちでいられるように

          ちょっぴり時が止まる瞬間

          苦手とまではいかないけれど、少し時が止まる瞬間がある。 言葉遣いでいうと、 ・お前呼びが聞こえたとき ・男性が男、女性が女と言われているとき ・お金を金、ご飯をメシ、食べるを食うと言われたとき あと、強調表現にクソが使われたとき そして、行動でいうと ・貧乏ゆすりを見たとき ・手の洗い方がテキトーな人を目にしたとき ・ごはん屋さんで最初に一気に注文されたとき 現実世界ではなかなか言えないこと。 こうして文字に起こすとちょっぴりスッキリする不思議。 水無月 双

          ちょっぴり時が止まる瞬間

          なぜ人は恋愛にハマるのか

          学生の頃から話題の中心はいつだって恋バナだった。 甘酸っぱい青春からドロドロの不倫に至るまで。 一生物として種を継続せねば!という本能からヒトと恋愛感情は切り離せず、ゆえに恋愛に夢中になるという側面もあるだろう。 でもたぶん皆が恋愛にハマる理由はそれだけではないと僕は思う。 漫画やドラマの影響で誰しも一度は”主人公”に憧れる。 そして、心のどこかで自分は特別なんだと思いたい。 それなのに現実世界は残酷で、世の中の99%の人は平凡な日常に留まってしまう。変わらない毎日の

          なぜ人は恋愛にハマるのか

          浮気はやっぱり悲しいよ。

          浮気するような人なんてこっちから願い下げ。 ずっとそう思っていた。 「一年記念日に浮気されてた、、」そう話す友達に私は言った。 「まじ?最低すぎる、、そんな人に浮気されたくらいで悲しむ必要なんてないよ」 そして、私なら浮気された瞬間に一瞬で冷めるけどなー、私の魅力に気づかないなんてセンスないし!と心の中で呟いた。 本心でそう思っていた。このときは。 ー 私の部屋で彼氏と二人きり。 テレビ何見るー?なんていういつもの楽しい時間が、今日は残酷な時間に。 「本当にごめ

          浮気はやっぱり悲しいよ。

          Z世代が生まれたわけをZ世代が考える

          1990年代後半~2000年代前半生まれの若者をZ世代と呼ぶらしい。 であれば、私はどんぴしゃZ世代。 Z世代の特徴として、デジタルネイティブ、コスパ・タイパ思考、保守的で堅実、個性の尊重を求める、といったものがあると聞く。 そもそもなぜこのようなZ世代が生まれたのだろうか。 この記事によると、デジタル社会の発達や不況を経験した親世代の教育の影響もあり、今のZ世代が育ったとのこと。 渦中にいるZ世代の私の結論は、”SNSの発達で良くも悪くも想定範囲外の出来事が減ってし

          Z世代が生まれたわけをZ世代が考える

          教養という幻

          「付き合うなら教養がある人がいいなー、、」 スタバで聞こえてきたこの言葉を受け、僕は思った。 「教養なめんな!!」と。 ー 職業柄、上司や年上のお客さんと話す機会も多いため、教養を身に着けようと思い、その類の本を買い漁っていた時期があった。 数十冊読んでみて気づく。 「あれ、教養ってとてつもなく範囲広くない、、?」 人はどういうときに「この人は教養があるなー」と感じるのだろうか。 時事問題を流暢に解説しているのを見て? それとも、クイズ番組で得意げに回答するところ

          教養という幻

          私のバレンタインの思い出

          いつからだろう、2月14日が特別な日じゃなくなったのは。 数年前までしていた友チョコ・義理チョコ配りもすっかり辞めてしまった。 もちろん「お返し期待してますよー」という男性陣へのジャブも。 気づけばアラサーと呼ばれる年齢になり、バレンタインは、いつも頑張る自分へのご褒美に!とデパ地下を散策するイベントになっていた。 そんなことを思いながらの帰り道、部活帰りの高校生とすれ違う。 2月なのにスカートをぎりぎりまで短くして、白い息を吐いている。 やっぱ10代は若いなー、と驚

          私のバレンタインの思い出

          それでも怒る人は幼いと思う

          「あなたのためを思って怒ってるんだよ!」 この言葉が嫌いだった。 誰しも一度は耳にしたことがあるこの言葉。 親が子に、先生が生徒に、上司が部下に、、 まるで怒る方が正義で、怒られる方が悪かのように。 たしかに多くの場合、この”正義”と”悪”の構造は正しい。 理由なく怒る人は現実世界には少ない。 間違ったことをしたから、勉強しないから、仕事でミスをしたから、、 でも20年以上生きてきて気づいたことがある。 良くも悪くも、精神的に成熟した人は、”怒り”という感情と無縁にな

          それでも怒る人は幼いと思う

          恋と愛の違い。

          相手と共感し合いたいと願うのが恋で、理解し合いたいと考えるのが愛。 相手との未来の想像が膨らむのが恋で、過去の思い出を嚙みしめるのが愛。 相手の知らないところが全部気になるのが恋で、知らないところがあってもなぜか一緒にいたいと感じるのが愛。 友情という感情は、、、 ”触れたい”という思いによっていつしか恋心に変わり、”抱きしめたい”という想いを通じて愛情へと変貌する。 水無月 双

          恋と愛の違い。

          僕が思う大人らしさの正体

          現在、僕は20代半ば。 社会人生活も2年が過ぎ、世間の基準では立派な成人となった。 歌番組に出てくるアイドルやW杯で活躍する選手にもすっかり年下の子が増えてきた。 ふと思う。僕はちゃんと大人をやれているだろうか。 大人だね、という言葉は、成熟した人への賞賛のひとこととして存在する。 では何をもって成熟している、大人っぽいと人は判断するのだろうか。 「精神的に自律しているかどうかだよ。」 「違うね、自分の力で稼いで1人で生きているかどうかだよ。」 「いや、そもそも”大

          僕が思う大人らしさの正体

          信頼関係という砂上の楼閣

          ずっと不思議に思っている言葉がある。 信頼“関係を築く”という表現だ。 信頼関係という文脈でよく出てくるのが、恋人・親友という言葉たち。 曰く、「最初はぶつかることもあったけれど、長い年月をかけて話し合う中で徐々に信頼関係が生まれていった」と。 こと男女の恋愛の文脈では浮気云々の話題でも出てくることがあり、「会えないときはまめに連絡する」、「不満や想いは言葉にして都度都度伝える」といったお互いが信じ合えるような努力が大切とのことだ。 でも僕は思う。 “信頼”というのは

          信頼関係という砂上の楼閣

          付き合うということ。

          どうやら今の20代の半分は異性と付き合った経験がないらしい。 若者の草食化が進んでいると聞くが、どうやら本当のようだ。 たしかに僕の周りを見ても長らく恋人がいない人も多いし、そもそも恋人は別にいらないという人も少なくない。 Netflix等の配信サービスの台頭や推し活の活性化にコロナが拍車をかけ、1人でも十分楽しめる世界が生まれた。 かと思えば、マッチングアプリが市民権を獲得し、出会いがある人は相当数出会い、特段行動しない人は出会いがないといった二極化が進んでいるよう

          付き合うということ。