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映画の話58 ハートロッカー

 爆弾処理という、派手なアクションでもなく、地味な活動ですが、敵が味方かわからない街なかで、しかもいつ爆発するかわからない爆弾を処理するこの緊迫感。仲間が護衛しているとはいえ、衆人環視の中、ひたすら解体作業を行うのは、とても信じられない強靭な精神が必要だと思いました。
 見えない敵と戦いながら、また、さまざまな矛盾や葛藤を抱えながら戦う姿はあまりにも重いです。
 砂漠の中での静かな狙撃戦が、アクション戦争映画にはない迫力を醸し出していました。

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