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スポーツを考える人

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スポーツがもつ、さまざまな事柄について、個人的に勝手に考えます。スポーツが日本の文化になる日を夢見て。(不定期連載中)
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#スポーツビジネス

#11 観客動員数を考える

第10回から、かなり間があいてしまいました。 10回目というキリのいい回を終えて、なんだか落ち着いてしまっていました。 そんな中、スタジアムなどの現場に行ったり、色々な人からのお話を聞いたりして、いやいや、まだまだスポーツが文化になるために考えたい事は山ほどあるぞ、と思いまして。 というわけで、この連載もシレっと再開です。「スポーツを考える人 第2章」のスタートです。 再開一発目は、観客動員数について。 観客動員数とは、その競技を観戦に訪れた人たちの人数。つまりお客さん

#10 スポーツが教えてくれたこと

「スポーツを考える」をテーマに、チビチビと連載してきましたが、なんとか10回目まできました。 この連載では、自分の中での疑問や、どうしたらスポーツを文化にできるのか、を考え、備忘録的に記録してきました。 私は、自分でもスポーツを経験し、今は見る側、支える側となり、スポーツから沢山のことを学ぶ中で、スポーツがもつチカラを感じてきました。そんなスポーツというものが我が国で文化となることは、この国に元気を与える重要なポイントになると信じています。 記念すべき第10回は、いつもの

#09 プロフェッショナルな選手とは、を考える

プロフェッショナルとは何か。 なんだかNHKみたいな質問ですが、今回はスポーツにおけるプロフェッショナルとはどんな選手の事をさすのかを考えてみたいと思います。 プロとアマの違いはなんなのか。 そしてプロ選手が増えることは、 スポーツ文化の発展には重要なファクターだと思うのです。 リーグのアイコンリーグが開幕する時、そして継続的な発展を遂げる上で必要なのが、アイコン的存在の選手です。 Jリーグでいえば、カズ。 リーグ発足当時、クラブ名はわからないという人や、サッカーに興味がな

#08 チケット販売について考える

クラブ、球団経営において、もっとも重要視されているのが、チケットの売り上げ。 一方、見る側の私たちにとっても、プロスポーツを観戦するにあたり、必ずとおる、チケット購入という行為。 今回は、このチケットに関して改めて考えてみます。皆んなが幸せになる、チケット販売方法があれば、プロスポーツがもっと楽しくなるはずです。 チケット争奪戦と、チームの価値いま始まった話ではないのでしょうが、 広島東洋カープの人気たるや、凄まじいものがあるそうです。昨年のリーグ優勝で、さらに加速し

#7 セカンドキャリア支援を考える

〇〇バカ、という言葉があります。 これって実はネガティヴな意味で使われるばかりではなく、むしろポジティブな意味合いが強かったりします。 何かに打ち込み、それに対して一途な想いをもち、半端ない愛情を注ぐひと。 野球バカ、サッカーバカ、など。 なかばリスペクトをもってして、そう呼ぶこともしばしばです。 そんな愛すべきバカたち。 しかしながら、夢を叶え、プロになったら、それがゴールではないわけです。 いや、むしろ、そこからが、苦難のはじまりであり、その先は誰にもわからない。 夢

#06 地域密着を考える

スポーツが日本の文化として根付くために、 どんなことが必要か、考えてきましたが、 その前に、地域に文化として根付くために必要なことを考えなければ、と思いました。 ということで、今回のテーマは地域密着について。 最近よく耳にする地域密着。 はたして、それはどんなものなのか。考えてみようと思います。 アイデンティティとなる地域密着が最高潮に達した状態。 それは、そのプロチームが街のアイデンティティとなっている状態をいうのではないでしょうか。 新大阪駅のお土産屋さん

#05 日本らしさ、を考える

今回は、以前から疑問に感じているテーマです。 日本らしさ、なんていいますが、実際、日本人は本当にそこを欲しているんでしょうか。 スポーツが、日本の文化になれない理由。 それは、もしかしたら、日本人自身の考え方にあるんじゃないか。 そんな話です。 ここは日本です以前、有名なサッカーライターが、 テレビでこんなことを言っていました。 あえて、名前は伏せますが。 「日本のサポーターは、何故ずっと歌い続けてるんでしょうか?攻めてる時も、守っている時も。応援に強弱がないから、単

#04 試合とイベントの関係を考える

試合前、試合中、そして、試合後。 クラブや、リーグは、これら、さまざまな場面で、さまざまなイベントを行い、集客アップを目指しています。 試合と、イベント。 今回はこの二つの関係を考えてみます。 もっとも良好な関係とは、どんなものなのでしょうか。 本当にアイドルは必要なのか試合前にアイドル歌手が登場し、 歌を歌い、「両チームとも、頑張ってください〜!」とエールをおくる。 こんな試合に、わたしも何度か、でくわしました。 例えば、その昔、大宮vs浦和のさいたまダービーでは

#03 TV中継について考える

スポーツに触れる瞬間は多々ありますね。 実際にプレイしたり、見に行ったり、、など。 その中でも、より簡単で誰でも触れる機会を持てるのが、TV中継ではないでしょうか。 現在はCSや、ネット配信など、自分で見るものを選ぶ時代になっていますが、それでも、やはりTVというものが、もっともハードルの低いものではあります。 スポーツが文化になるために、様々なことが必要とされますが、その中でもメディアのレベルが上がる事が非常に重要です。 メディアの成長なしにスポーツ文化はありえない。とは

#02 スポンサーについて考える

スポーツ選手が安心してプレイするために、そして競技発展のために絶対欠かせないのが、スポンサーの存在です。 その大切さを、おそらく選手たちは、かなり実感してるんではないかな、と予想されるのですが、観たり、応援する側の私たちは、スポンサーの重要性をどこまで理解出来ているのでしょうか。というわけで、スポーツにおけるスポンサーという存在について、改めて考えてみようと思います。 つないでくれる人たち企業スポンサーの印象は、ざっくりと、お金を出してくれてる人たち、です。 これ、間違って

#01 チームのロゴデザインについて考える

先日、セリエA ユベントスがあらたなロゴデザインを発表し、話題を呼んでいます。 従来のデザインから大きくイメージチェンジしました。 サッカークラブのエンブレム、というよりは、どこぞのファッションブランドかと思うようなデザインです。 記事にもあるように、 今回のデザインは、サッカークラブにとっての紋章=エンブレムという位置づけではなく、 ユベントスというブランドのシンボルという位置づけだそうです。 グッズ展開を意識したデザインユベントスが展開する、さまざま