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スポーツを考える人

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スポーツがもつ、さまざまな事柄について、個人的に勝手に考えます。スポーツが日本の文化になる日を夢見て。(不定期連載中)
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#スポーツを文化に

#16 スポンサーについて考える2

以前、スポンサーについて考えたことがありました。 前回の記事はこちら 今回もう一度、スポンサーについて考えようと思ったきっかが、Numberのある記事を目にしたからです。 「公立校の市立船橋に胸スポンサー。部活の概念を高校サッカーが変革!」 なんと。高校サッカーにスポンサー。これは興味深いです。記事を読み、新たにスポンサーとは何か、という事を考えてみたくなりました。というわけで、今回はスポンサーについて考える第2弾です。 部活や選手が感じるメリット記事によると、ユ

#15 甲子園と球数制限を考える

だいぶご無沙汰してしまいました。 スポーツについてあらゆる角度から個人的に考えるシリーズ、今回で15回です。 今回は、たまにはタイムリーなテーマ、甲子園について。甲子園、盛り上がりましたね。100回記念大会とあって、レジェンド始球式などもあり、観客動員もかなりな数だったようです。 そしてなんといっても金足農業。優勝した大阪桐蔭はもちろん素晴らしい。それでもやはり公立高の星の快進撃、とりわけ金足農業ナインのハツラツとしたプレーに胸をうたれ、ついつい金足農業を応援してしまった人は

#14 ブームについて考える

日本人はブームを作ることが非常に上手です。それはマスコミが作る戦略的なものだったり、世間がつくる自然発生的なものだったり。しかし、ことスポーツにおいてブームが文化にならないパターンは多く見られます。 はたして、スポーツにおいて、ブームとは何か。ブームが起きた時、そしてその後にどんなことが必要なのか。スポーツが文化となるためにブームとの付き合い方を考えます。 ブームと文化の違いそもそも、ブームと文化はどこが違うのか。 ブームの意味を改めて調べると、 ある物が一時

#13 部活を考える

日本特有の文化、部活動。とりわけ運動部はその存在が大きく、プロスポーツにも多大な影響をあたえる競技がほとんどです。 日本のスポーツ文化をつくる、大きな要素となっている部活動。その部活動について、今一度考えることで、日本でスポーツを文化にするために必要なこと、または問題点が見えてくるかもしれません。というわけで、第13回は、部活動がテーマです。 非科学的で根性論部活動。とりわけ運動部。そう聞いて、いい思い出がある人、嫌な思い出がある人と、思い出は人それぞれでしょう。しかし、運

#12 フェアプレーを考える

最近、フェアプレーとは?という議論が巷を賑わしています。例の事件に関しては真実を知らない身で、どうの言うこともできないのですが、まずスポーツで、あってはならない事であるのは事実。一方で話題にもなったフェアプレー精神というものは一体どんなものなのか。選手にとってどんなものなのか。スポーツにとってどうあるべきものなのか。 これから日本はどうやってフェアプレー精神を育てていくべきなのか。 今回のテーマはフェアプレーについて、です。 やっちまうつもりで行け、という指示まず自分が現役

#11 観客動員数を考える

第10回から、かなり間があいてしまいました。 10回目というキリのいい回を終えて、なんだか落ち着いてしまっていました。 そんな中、スタジアムなどの現場に行ったり、色々な人からのお話を聞いたりして、いやいや、まだまだスポーツが文化になるために考えたい事は山ほどあるぞ、と思いまして。 というわけで、この連載もシレっと再開です。「スポーツを考える人 第2章」のスタートです。 再開一発目は、観客動員数について。 観客動員数とは、その競技を観戦に訪れた人たちの人数。つまりお客さん

#10 スポーツが教えてくれたこと

「スポーツを考える」をテーマに、チビチビと連載してきましたが、なんとか10回目まできました。 この連載では、自分の中での疑問や、どうしたらスポーツを文化にできるのか、を考え、備忘録的に記録してきました。 私は、自分でもスポーツを経験し、今は見る側、支える側となり、スポーツから沢山のことを学ぶ中で、スポーツがもつチカラを感じてきました。そんなスポーツというものが我が国で文化となることは、この国に元気を与える重要なポイントになると信じています。 記念すべき第10回は、いつもの