【My life】言ってしまえば、ある一人の人間のお話。だけど読後にそうは思えなくなるお話。
私には憧れの人が3人います。
1人目はヤマザキマリさん。ほぼ崇拝しています!
2人目はミキティー。YouTubeを見て、清々しいほどバッサリと切り捨てる、物怖じしない性格に惚れました。
3人目は、今回ご紹介する本の著者、pecoちゃんです。
私がpecoちゃんを好きなったのは、ほんの最近です。きっかけはそう、ryuchellです。
ryuchellのYouTubeを追いかけていたわけではないのですが、たまたま彼がカメラに向かってトークしている動画を見ました。
主に自己肯定感や生き方について話をしていたのですが、ある一言が私に大きな勇気を与えてくれたのです。
自己肯定感高くて自分をしっかり持っていると思っていたryuchellが発した言葉で、「みんながみんな自己肯定感高いわけではないんだ。むしろ、自己肯定感なんて高くなくてもいいんだ」そう思えたのです。
このYouTubeを見たきかっかけに、pecoちゃんとryuchellが一緒に出ているYouTubeを時々見たり、2人の友人であるぺぇのYouTubeを見たりするなど、pecoちゃんを目にする機会が前よりも増えていきました。
ryuchellをきっかけにpecoちゃんの動画を見るようになったわけですが、中でも「pecoちゃん素敵!」と思ったのが、ryuchellのカミングアウト後、2人で出演したpecoちゃんのYouTubeです。
相手を思いやるとかそういうことではなく、自分が相手をどう思っているのか、相手に何を望むのか、そういった''自分''を持っているpecoちゃんを心から素敵な人だなと思いました。
その人柄はpecoちゃん自身が書いた「My life」でも垣間見えるどころではありません!全面に溢れています!
ひとつお伝えしておきたいのが、この本は「勇気をもらえた」だの「自分も見習おうと思いました」だの、そんな薄っぺらい本ではありません!
pecoちゃんを見習うなんてできません。むしろ、一人ひとり違うから自分の生き方を模索し歩み続けることが大事…とのメッセージを受け取れるような本です。
pecoちゃんは本の中で、何度も言っています。
私も結婚して約2年経ちますが、ほんとに意見のすれ違いばかりです。目的が同じでもそのやり方で揉めることも多々。
でも、それが面白いんですよね。だって、自分にない考え方があるから、ありきたりなレールの上を歩いた結果''良くもないけど悪くもない''というつまらない人生を送ることを避けることができるわけですから。
一直線の道を歩む予定が、0.2度曲がり、また0.2度戻り、またまた0.5度曲がり…
人生が変わるとかそういった大袈裟なことではなく、ちょっとした''揺れ''を感じられるほうが、きっも皆さんの人生の鮮度もちょっぴり良くなると思うんです。
そこで意識してしまうのが、「一緒に揺れを感じるなら相手を理解しなくちゃ」ということ。相手の考えや思いに対し腑に落ちないままだと、「絶対にうまくいきっこない!」と思いますよね。
ただ、そんな風に身構えたり肩に力を入れたりする必要はないみたいです。本書の中で、pecoちゃんが教えてくれました。
「理解しなくちゃ」と思えば思うほど、相手の考え方に疑問を持ち、受け入れられなくことがある。人間中身も外見を一人ひとり異なるわけですから、「理解できたらすごい!」くらいに相手を理解することに対しハードルを下げておいたほうが良さそうですね。
理解できなくても、相手を知り寄り添うだけで、どれだけ相手の''安らぎ&幸せ''を増やすことができるか.…
激励でも指南書でもない本書は、きっとあなたの心に寄り添ってくれる本ですよ。
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