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マカロンの教育コラム

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保育士・教員免許所有の筆者が綴る教育の小話。 子育ての気付きや教育関連の想いをごちゃごちゃと
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教師のバトン、見てます。

年度末、急に始まった感じの「教師のバトン」。 Twitterにハッシュタグをつけて、教師の魅力を伝えて欲しい、という狙いで始まったけど、悲惨な現状が次々と投稿されて、当初の狙いどこいった!? というやつ。 中学校教諭の友人も、「部活で残業やら土日出勤やらはザラだけど、手当ては数百円とかじゃないかな〜。保護者からのご意見(?)は、もはや何を言われても胸には響かず。はぁ、そうですかーって感じ。」とのこと。 ご意見の内容を聞けば「部活中、子どもが疲れるので走らせないでください」

子どもには、持て余すほどの暇を。

久々に大学の友人から連絡がありました。 「子ども(4歳)の落ち着きがなく、保育園の発表会なども何もしていない。土日で何かお教室とか習い事とか通わせた方がいいのだろうか」 忙しすぎて子どもも思考停止同郷(北海道)出身で、実家に頼ることもなく毎日フルタイムで働いているので、友人も大変だとは思います。でも、子どもも大変だと思うの。 毎日朝からドタバタと食事も身支度も流れ作業で、保育園は長時間。親がお迎えに来たと思ったら、家についても「さぁごはん!」「次はお風呂!」「はい寝て!

「情報」の先生が足りないんですって。

高校に「情報」という科目ができておよそ20年。 先生が足りないらしい。 そうなんだぁ…私、情報の免許あるんだけどね(失効中)。 そういうとこだぞ。力になれないぞ。 確か、私が採用試験を受けた時も情報は募集がなかったんじゃなかったかな。理系の先生が教えられるから専科では採用しない、みたいな話で。 でもやっぱり専門の先生がいないと手に負えない世の中だと思うのですよね。 私で良ければ今からでも情報の先生やりますよ〜(って誰に言えばいいのか分からないけど)。

短い夏休みの始まり

夏休みが始まり、10日ほどが経ちました。 今年は夏休みが短いため、既に半分経過、といったところでしょうか。しかし、状況がなかなか良くならないので、予定通り2学期が始まるのかどうか… オンラインも早く整備されてほしいものです。そもそも暑いし。 我が家の夏休みはキャンプ一択さて、我が家の夏休みですが、毎年決まってキャンプです。 今までも娘が小学校に入学したころから毎年3泊ほどかけてキャンプ旅行をしていました。 知床のキャンプ場では食器を洗っていたら後ろにエゾシカがいたり(草

漢字も計算も!一学期のまとめと男の子育児

私が暮らしている地域の小学校は、今日終業式を迎えます。 今年は多くの学校と同じで夏休みの始まりが遅く、終わりが早いパターンで夏休みは正味3週間と言ったところです。 北海道で暮らしていたことを思えば、その頃と長さは変わらないのですが、気温が全然違うので……子どもの体力が心配です。 そして心配なことがもうひとつ じわじわと小学生にも感染が広まってきていますね。 社会が動いている以上、私も外出の機会が増え、山手線に乗ったりしているので、不安な日もあります。そもそも夫は毎日満員

算数って何のために勉強するの?

「あのさ、算数って何のために勉強するの?」 休校中に出た課題をやりつつぼやく小5の娘からの質問。 お、キミもついにその疑問を持ちましたか!と母は嬉しい気持ちです。 「ほら、買い物しているときにおつり間違ってたら困るじゃん?」とか 「割引で販売されていた時、結局いくらなのか計算できたほうがいいじゃん?」とか とっさに出た簡単かつまっとうな回答では納得していただけなかったので、話は長くなるのですが…とお母さんの講義が始まりました。 算数・数学を学ぶ意味確かに、計算は電卓でや

「大切にしてもらえた」と思えること

「え、お昼にそんなもの食べてるの?仕事辞めるのやめようかな」 ……私が高校時代からの友人に言われた言葉です。 「そんなもの」って。納豆ご飯ですけど。美味しいですけど。 働く友人と家にいる私東京に転勤してきて、同じ沿線上に高校時代の一番親しい友人が住んでいることが判明。ちょこちょこ行き来するようになりました。 友人は30代になってから子どもを2人出産しているので、来年春に上の子が1年生になるそう。今は2人目の子の育休が明けて、時短で職場復帰しているものの、やはり毎日があ

地方で育つことと、東京で育つこと

学費が無料のIT技術者養成機関ができたようですね。 年齢や経歴を問わず、学ぶことができるという画期的なスタイルです。 日本の大学ももっとこういう感じになっていってほしいな。というか、日本の企業が、勤めてからもこういう学びができるような働き方を認めてほしいな。 一日5時間以上の学習が目安で、基本的には六本木のキャンパスに通う必要があるということです。 サッと見ただけでは分からないことも多いですが(選考の内容とか)、18歳以上であれば入学できるというのだから、多くの人に学ぶ

我が家の「宿題タイム」の様子

「宿題を見るのが意外と大変。」 子どもが小学生になったときに私が思ったことです。 私(30代)が小学生のころ、宿題なんて全然出ませんでした。 高学年から塾に行っていたので、その膨大な宿題と戦ってはいましたが、ゆとりのさなかの小学校なんて、居眠りしていても大丈夫、って感じでした。 親になった今、勉強というものは、やるに越したことはないと思ってはいますが、特に小学生のうちはやる気がない時にやっても頭には入らないだろう(=つまり無理にやらなくてもよい)というのが持論です。 特

教員の加配の話ってどうなったんだろう

そういえば、学校の先生や、それをお手伝いする人を増員するという話、あれどうなったんだろう。 私自身も、自宅からあまり遠くない地域で、得意なこと(子どもと接する、ICT関係)を生かせたらいいかなと思って気になっていた件なのですが。 文科省の人材バンクに登録の巻で、まずはこの件について調べると、文科省が管理している人材バンクなるものを見つけたので、これに登録をすることにしました。 ↓何も表示されませんが、「学校・子供応援サポーター人材バンク開設!」というチラシです(国よ、こ

庶民が習うヴァイオリン、具体的な金額と良かったこと

「お子さんたち、何か習い事されてるんですか?」 子育てサロンの職員時代、利用者さんからよく聞かれていました。 確かに、子育て相談に乗ってくれる人の子どもが何を習っているのか、なぜそれを習わせているのか、気になりますよね。 嘘をつく理由もないので「娘がバレエとヴァイオリンを……」というとちょっと引かれることもありました。 「先生、セレブ?」 いや、セレブはパートで働かないでしょ。庶民だわ。 私が娘にピアノじゃなくてヴァイオリンを習わせている理由は先日記事にしました。もちろ

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人前が苦手で、人見知りの娘が学ぶ英語

娘(小5)は同年代の友達は無限に作れるようです。実際、クラス替えがあってもなんのその。新しい友達ができるから嬉しいな~くらいの余裕を見せていました。 しかし、そんな娘もなぜか大人と話すときはボリュームが7割減。耳をそばだてないと何を言っているのかわからない。 先日、トゥシューズを買いに行った時もフィッティングをしてくださった店員さんが聞き耳立てて娘の話(履き心地とか)を聞いていたのでこっそり失笑していました。 今日はそんな娘の英語の話。 幼いころから英語を習わせなかった

繊細過ぎて「繊細さん」の本が読めない

本屋さんで「『繊細さん』の本」という本を見かけました。 とっさに「あ、きっと自分のことだ」と察したものの、怖くて手に取ることができませんでした。 そういうところが繊細なのか。 と思いつつも、自分のことを「繊細」というなんて、おこがましいよね。 繊細ってもっと儚くて、文字通り繊細な人のことを言うよね。とか。 ぐるぐる考えるあたりがきっと繊細。 私の繊細度、ちょっとご紹介。 環境の変化にすごくすごく敏感です。クラス替え、進学、入社、転職とか、もうそれなりの年齢なので一通り

習い事としてのバレエの落としどころ

7年前の今頃、汗を拭きながら3歳の娘と二人で子ども向けバレエ「シンデレラ」を観に行きました。 私自身もバレエらしいバレエを見たことがなく、どんなものなのかもわかりませんでしたが、娘も私も舞台のすばらしさの虜に。 帰り道、「面白かったねー!」「また見たいねー!」「娘ちゃんも踊ってみたいんだったら、お教室があるんだよ。」と声をかけたことをきっかけに、ちょうど4歳から習い始めました。 習うからには目標を立てるただ、4歳相手でも「楽しそうだから」「フリフリの衣装が可愛いから」とい