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自分探し、やめました

自分探しの旅に出るという人が大抵自分を探して戻ってこないというジンクス。

事実だ。

私も自分探しをしていた1人である。

自分探しの旅と称して実際に旅することなく
住宅地と仕事場を行き来しながらの自分探し。

両立型?
リモート自分探し?

前職で完全に自分を見失った私は
現職で必死に自分の価値を求めるために
存在意義という言葉に右往左往していた。

めちゃめちゃざっくり言うと

ひょんなことから
前職で否定された事柄で
現職でも全く同じやり方で取り組んだら評価してもらえて

途端に存在意義云々にこだわらない気持ちが強くなったのだ。

私の仕事は医療、福祉にまたがる福祉専門職だ。

なので一般企業と異なり
事例検討なるものがある。

前職で事例検討を作ったところで発表に至らず仕事を辞めてしまったのだが見事に文章の意味が分からない、と言われた。

それ自体にどうこう言うつもりはない。

ただ、今までこういった資料をまとめる作業で文章の意味が分からない、と言われたことはなく
むしろ逆の評価をしてもらっていたことが多かったため、気持ちが折れた。

きっかけはこんな些細な出来事ではなく、たくさんが重なっていたのだが最後の最後まで私の美点として受け取ってもらっていた評価が前職では真逆に受け取られて苦しんでいたところのこの出来事であった。

それゆえ
現職に就いてからも
相手からしっかり評価を受けないと
私の中での私の存在意義はろうそくの火のようにゆらゆらしていた。

存在意義にこだわらなくなった理由も些細だった。

事例検討で失敗した自分が同時期の2年後に
事例検討で広く評価してもらえたということのみで自尊心が回復したのだ。

単純。

でも人間ってこんなもんだ。

というわけで
自分探し、やめました(仮)←またいつどうなるかは分からないから..

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