古事記の国生み神話と古代神社配置計画
神社を結んでできる図形シリーズ
『朱雀と玄武』以外にも『立体的な亀甲の図』が現れた。
そんなバカな…と思うのだが
列島を覆うように五つの亀甲を確認することができた。
古代中国の創世神話では『盤古』が崩御した際、左目は太陽、右目は月に、身体(または頭とも)五つの山になったというが…五山と通づるような気がしている。
その立体的な亀の甲羅の天頂に対応する神社を結ぶと、古事記『国生み神話』の大八島のあとに誕生した『六島』がそのライン上に並ぶことに気が付いた。かつ『甲羅を構成する点』にもなるようだ。
あわせて大八島についても地図にプロットしてみることとした。
各島の基準点を下記のように仮定した。
①淡路島→伊弉諾神宮(名神大社・淡路国一之宮)
②四国 →A剣山 B大麻比古神社(名神大社・阿波国一之宮)C伊予神社(名神大社)
③隠岐島→水若酢神社(名神大社・隠岐国一之宮)
④九州 →志賀海神社(名神大社)
⑤壱岐島→天手長男神社(名神大社・壱岐国一之宮)
⑥対馬 →海神神社(名神大社・対馬国一之宮)
⑦佐渡島→度津神社(式内小社・佐渡国一之宮)
⑧本州 →生島足島神社(名神大社)または諏訪大社(名神大社・諏訪国一之宮)
これらを記載順に結ぶと、頂点の角度が”キリの良い”45/60/90/120の数値が得られる。3番目に隠岐の島を持ってきたのは、キリの良い角度を得るためではないか?
本州をどこを基準点にするか迷うところであるが、信濃方面に設定すると、佐渡島との頂点の角度を60度にできそうなのと、これまで様々な図形が諏訪大社を起点に描かれることを考慮して設定した。
甲羅の天頂でもある諏訪大社(上社本宮)に直接結ぶか?
手前の生島足島神社に結んでそこから諏訪大社か?
『生島足島』という神社名がなんとも意味深なので作図はこちらを本州の基準点とした。(方位角も悩ましい数値なので)
ここからは亀甲の天頂を結んでいく。
諏訪大社→出雲大神宮→大山祇神社→高良大社
諏訪大社→伊香保神社
六島Bの小豆島が惜しいのだが、ACDEの各島はライン上にある。
E→F→B→出雲大神宮→伊香保神社→諏訪大社と考え、EからFをつなげると8の字無限を形成すると考えるのは無理やりか?しかし循環する。
天頂の出雲大神宮は剣山と45度ラインをつくり、その線上に国生み一番手の淡路島・伊弉諾神宮があるので再び国生み順路に向かっていく。こちらも循環する。
無限ループを形成しているともいえる。
そして各天頂が『ハブ』神社となり各地域を結んでいる。
次回は安曇ラインとの関連を探ってみたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?