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初日行ったぜ!「TFビースト覚醒」!!

「平和とは」というお題の感想エッセイにしました。今回は映画だけでなく、新宿歌舞伎町の夜にも「平和」や「貧困」について考えさせられたので。



暑かったああああ!!!


さてこんばんは、雲州鳩です! はあ、やれやれ……連日殺人的な酷暑続きですね……。毎年言ってるけど、「去年、そんなに暑かったっけ?」

この数日は「RRR轟音吹き替え上映」「slam dunk湘北VS山王8月3日広島」そして、昨日の「トランスフォーマー、ビースト覚醒4DX3D吹き替え」と、これまた怒涛の映画鑑賞でした。

スラダンの特別上映から帰宅して、翌日の「ビースト覚醒」上映時間が、池袋グランドシネマにて17時。とにかく暑さに身体もメンタルも疲れ切っているので、半身浴をしてじっくりマッサージとストレッチをこなして、八時間たっぷり寝ました。


蒸し暑くて、歩いているだけで汗が吹き出してくる。


金曜日も、相変わらず朝からグングン気温が上昇。36度はあったのかな。あんまり食欲はなかったけど、バテないように暖かい牛乳に溶かした、オルビスのプロテインを飲んで池袋へ。

4日は、再開発されてすっかり最新の建物になった豊島公会堂→ハレザ池袋にて、アニメのサマーフェスティバルが開催されるので、交通規制が引かれて街中にたくさんの警備員が。あの人たちも制服姿で一日中きつかっただろうなあ……。





東武デパートで開催されていた展示会。今回はパス!
おそらく、オーイシマサヨシさんが乗ってきたイケバス!


3D上映なので¥200の立体眼鏡を購入して、4DXシアターへ。う〜ん、今回もかなりエアコン効いて寒かった!



オプティマスのリーダー資質を問う映画。


今回のテーマはズバリ、「オプティマス・プライムのリーダー資質を問う映画」だったと思います。

私は「トランスフォーマー」シリーズを、今まで欠かす事なく映画館で観てきて、正直シャイア・ラブーフの最後の出演になった「③」からはそんなに楽しめませんでした。やっぱり第一話と「リベンジ」があんまりにも面白かったんで。

大尊敬するサー・アンソニー・ホプキンスが出演する「最期の騎士王」は、英国の景色や歴史が壮大に語られていて、なかなか良かったんですけどね。ぶっちゃけ私、マーク・ウォルバーグがあんまり好きじゃないんですよ。

他にはバンブルビーの大ファンとして、彼のスピンオフは数年前にBlu-rayで買ってしまいました。今や母となった土屋太鳳ちゃんの吹き替えがなかなか上手い。

ビーが酷い目に遭うから何度も見返せないけどね……。私、どんなに出来が良くても、好きな人が残酷な事されるシーンってライフ削られるんで。



そしてまあ、「トランスフォーマー」のファンの間では結構、度々問題視されてきた「オプティマスは、軍事リーダーとしてどうなの?」論に、グッとフューチャーする内容で、個人的には80点くらいかな〜。それもあくまで「子安武人の吹き替えで、コンボイと再会できたから」という面において。


いまいち、頼りにならんオプティマス。


歌舞伎街、TOHO新宿近くに設置された、等身大の二人!

記念すべきマイケル・ベイ監督担当の一作目の冒頭では、愛する家族と離れて、湾岸戦争にてバリバリ任務を全うしていた特殊部隊であるチームが、まず敵型のデストロンと戦って、視聴者の感情移入に大成功する。色々な人種の人達が、生活していくお金の為に湾岸地域にて命掛けで、戦っているんですよね……。

そして一方、真の主役である高校生のサムが、「人間を、永久の親友として生きるサイバトロン戦士」バンブルビーと運命的な出会いを果たして友情を育んでいくんですね。このダブル柱がとにかく良かった。

ところが三話以降どうにも、この「人間とサイバトロン」の関係が雑! 新作の主人公は一応、「戦場帰りの機械に強い下士官、現在無職」のヒスパニック系で、シングルマザーの母親が、二人の息子を貧しいブロンクスにて食べさせている。

このママが、一見良い人なんだけど、よくよく考えてみると「ちょ、待てよ。このちっちゃい弟、どんくらい兄貴と年齢離れてんの!?」「貧乏なのに、間違ってデキちゃった!?」疑惑濃厚で。

しかも特殊な病気を患っている弟の診察費薬代が支払えず、その世話は無職の兄に任せっきり。そりゃ三ヶ月分も滞納してたら、難病の薬なんて出してくれるはずがない。

とにかく最初から主役のノアとオプティマスの関係が空気悪い。観ているこっちも不愉快。お前ら、良い加減大人同士なんだからもう少しなんとかしろよ。しかも地球に不法滞在中だろ、何をそんなに偉そうな態度なんだ。スムーズに会話してるミラージュを見習え〜。

オプティマスは、サムがいた頃は彼に頼りっぱなしだったし、人間の軍隊とも共闘はしてるんだけど、完全に信頼し合ってたわけでもなく。どうもいつもツメが甘い。今回も自分のミスで、あわやバンブルビーを失うところ。危ねぇ……、一番のグッズ稼ぎ頭を……。


もうここから既に、私の心は主役から離れてきてるんですが、そしてヒロイン。



ビジュアルが全然、可愛くない……。


そりゃあまあ、ハリウッドが人種差別を緩和させようとして的外れに必死なのは知ってるけど、主役がヒスパニックの冴えない顔のお兄ちゃんなのに、更にフツーのアフリカ系米国人女子学芸員なんですよ。どうにも見栄えがしなくて華が無い!!

これもっと……、若手で無名の女優さんでかつてのクリステン・スチュアートみたいなハッとさせられるビジュアルの女の子、もっといっぱいいただろうになあ。
「トランスフォーマー」って、日本のニチアサと同じく「若手俳優の登竜門」でもあるから、もっと可能性の大きなキャスティングにして欲しかった〜。

それから、サムの場合はそこそこ裕福な家庭の子だから、都心の大学に通って普通の企業に就職活動していて、私達中流層ととても生活が近しいんだけど、ノアは貧民街に住んでるプータローだから、悪い知人に車泥棒とか手伝わされちゃってて。「カッコ悪すぎなんだが、本当にこの人軍隊にいたの!!?」とにかく描き方が雑、とにかく雑!


バンブルビーの早くの休場で、盛り下がる。


これが! これがとにかく今回の映画にとって致命傷だったと思います!! 「トランスフォーマー」の歴史の中で、一番の見せ場って「バンブルビーと主役の究極の親愛」なんですよ。それが早くに無くなっちゃって、私はガッカリ。

これは仕方ない理由があって。今回は新しいサイバトロン戦士である「ミラージュ」が、主役ノアのパートナーなんですね。サイバトロン星に帰れなくなるかもで、イライラするオプティマスと違って彼はとってもフレンドリー。

ノアとミラージュの相棒関係が重要なので、いつも人間の隣に立つビーを早くに戦線離脱させたのはわかるんだけどねぇ。しかしながら、エネルゴンを得て再登場したバンブルビーは相変わらず!! 最高に!! カッコいいです!!!


ゴリラコンボイに救われた映画。


この映画では、違うタイプのサイバトロン戦士がたくさん出てきます。そのトップが、かつて「世界初の3CGアニメ、トランスフォーマー」にて主人公だった「コンボイ司令官(cv子安武人)」!! そしてその仲間のチータス(cv高木渉)!

私はこの新作は、ほぼ彼らとの再会の為に行ったから……、ちょっとストーリーや脚本家がユルユルでも我慢してたんですけど。オプティマスが全然頼りにならないので、ペルーの深い渓谷の中で人間と共生しているコンボイ達には救われました。

ノアとヒロインの危機にも「人間を守るんだ!」とまず心配してくれるし。そしてエアライザーがめちゃくちゃ可哀想。良いキャラクターだったのにな〜。


ついに、サイバトロンと融合する人類!


はい、そして今回はついに! 「トランスフォーマー」が今までタブーとしてきたアイテムが出ます! 「ベルセルク」のジュドーとキャスカを思わせるシチュエーションになり、満身創痍になったミラージュがついに、最終形態としてノアと融合しちゃうんです!

これを一度やってしまったら、次からの「トランスフォーマー」もまた、ずっと融合システムが使われていくんだろうな。人間との共闘の上で一番合理的だし、引っ込みがつかない。

1994年の地球を舞台にした話だったので、スマホもなくMacも懐かしい白い箱でした。ということは、この十年後くらいにサイバトロン星が壊滅して、バンブルビーとサムは出会うのかな?

う〜ん、そんなかんなでシリーズ化してどんどん、ストーリーもキャラクターも劣化していってるんですけど。これからまだスピルバーグの出資で続くのかな? もう既にマイケル・ベイも手を離してますからね。

舞台設定も、イギリス、エジプト、中国、ペルーと、長い歴史を持つ大陸を使い尽くしてしまったし。アメリカの歴史が浅過ぎて国内を舞台にできないんですよね。いっそもう次は、日本の厳島神社とか京都とか、富士山周辺でも良いんじゃないかな。

ただ、吹き替えの藤森さんは本当にお上手でした! 声も最近の若手声優よりずっと個性的だし! ノアの吹き替えはジャニーズの中島くんだったかな? テレビ放送の時には、プロの声優に変えて欲しい。

エンディングが日本語の歌かと思ったら、SexyZoneの曲なんですね。生まれて初めて聞いた。

そしてラスト、エンディング終わっても立たずに待ちましょう。ギリギリに、津田健次郎ボイスの謎の男が出ます! 「person of interest」などで活躍してる俳優さん。


ハレザ池袋の中の、いつものお店にて。
いまいち、お肉が足らなかった〜


ポテサラが売り切れ!

歌舞伎町へ、二人のボスと会いに行く!


かなり疲れてたけど、食事をしたら元気がちょっと戻ったので、頑張って歌舞伎町で展示されているオプティマスとコンボイに会いに行きました! これもひたすら、子安武人コンボイへの愛ゆえ!!






優しく、知性的な眼差しで私を見つめる、コンボイ司令官……愛してるわ〜


さすがに、オプティマスは縦に長い!
8月5日までの展示なので、慌てました!!


あんまり自撮りってしないんだけど、今回はコンボイとパシャリ! 一眼レフを持っている女性ファンもいたし、動画を撮ってる青年達もいました。人気凄いな〜。



帰りも二人の立体映像CMを動画撮影できたし、なんとか一日体調も崩れず。これで私の八月のマスト予定は終わりました!!!



さすが、不夜城「歌舞伎町」!猛烈な人混み!
この子達、帰る家あるのかな……
懐かしい、西口側から見た高層ビル。


今回は「コンボイ愛」でなんとか乗り越えたけど、等身大が無かったら絶対に、この酷暑の歌舞伎町には行かなかった。地元に戻れた時にはドカンと安心感から疲れが。



土曜日は昼過ぎまで寝て、胃に優しい食べ物を食べて過ごしました。とにかく歌舞伎町が暑くて疲れた……。22時過ぎなのにコスプレした若い男女が客引きしていたり、高校生なのかなあ、地べたに集団で座り込んでるんですよ。熱中症にならないと良いなと思いつつ、眺めてましたが。あの子達は、多分帰る場所も寝るところも無いんじゃないかな。

衣食住が無ければ、それは「不平和」である。


あの猛烈な暑さの中、路上で横になっているホームレスも結構いたし、日本もいよいよ崩れ始めてるんだなあと、思わざる得ない一日でした。

「平和について」というお題だったけど、そもそも経済が成り立たなくなっている時点で、既に平和な世界じゃないですからね。戦争だけの話じゃなく。最近のニュースや情報経路は、その辺を見落としていると思います。

いくら戦争がなくたって、日々衣食住に困って飢えてたら、それはもう「平和な世界」じゃないですよ。



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