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人生の補習

一度読んだものの感想をアウトプットするまでに間が空いてしまったので、連休を利用して読み直しました。

淡路島で母を看取った百花。満月の夜、散歩に出かけると、閉まっているはずの遊園地に見知った猫が入っていき……。花巻の祖父母の家で療養する少年、宮島で姉妹関係に悩む女子、人生に迷う人々の近くで、満月珈琲店が開店する。星遣いの猫たちのあたたかな言葉と、美しいイラストが共鳴する大人気書き下ろしシリーズ、第5弾!

文藝春秋BOOKSより


今回のお話は、惑星年齢域に関するお話でした。

ホロスコープの天体は、人間の成長(発達)とリンクしていると言われていて、様々な才能や能力が発達する年齢域があるのです。

月は、0〜7歳くらい。
感覚や感性が育ち、心が落ち着く、心を安定させる土台ができあがる。

水星は、7〜15歳くらい。
知性やコミュニケーション能力が発達する。

金星は、15〜25歳くらい。
恋愛や夢中になれることなど、自分の好きなものがわかる。

太陽は、25〜35歳くらい。
人生の目標を見い出し、歩き出す。

火星は、35〜45歳くらい。
人生の目標を具体的に形にしていく。

木星は、45〜55歳くらい。
自分や人生を受容し、拡げていく。

土星は、55〜70歳くらい。
今までの経験から、成果を生み出す。

天王星は、70〜85歳くらい。
今までの常識を打ち壊していく。

海王星は、85〜死ぬまで
目に見えない世界と繋がっていく。

冥王星は、死後。
肉体を持った姿から魂への変容。

☆☆☆☆☆☆☆

「コミュニケーションを育み、知性を磨く水星期に、誰とも関わろうとせず、学ぼうともせずに通り過ぎると、来るべきタイミングで補習が来るんだ。まぁ、これは水星に限った話じゃなく、すべての惑星にいえるんだけど」
 だから、月の補習って長く続いたりするんだよね、とマーキュリーは洩らす。

本文134p

これ、この小説を読む前からすごく感じていて、私はあまり子供らしくない子供だった(と思う)ので、今、学び直しをしているんだろうなと思っていて。

なぜなら今の方が、素直に無邪気に好きなことを楽しんでいる(楽しめている)からです。

以前、姉とも話したのですが、「子供の頃より、今の方が子供っぽいよね」と(笑)。

☆☆☆☆☆☆☆

それともう1つ気になっているのは、金星期。
アイドルヲタクまっしぐらだったのと、人付き合いが苦手だったせいであまり恋愛をしてこなかったんですよね。
アイドルに恋していたからとかではなく。

むしろリアコとか本当に理解できないし(私にとってアイドル等の推しは恋愛対象にはならない)、推しが熱愛だと週刊誌に撮られれば、喜んでその週刊誌を立ち読みしに行ったりしてて(笑)。

そんな感じの金星期だったので、そのうち恋愛の補習が来るんですかねぇ?
人生折り返し地点、過ぎてますけど(笑)。

それとも、恋愛という科目の単位が足りないまま現世を終えるのか。

☆☆☆☆☆☆☆

今、私は木星期。
木星は、拡大・発展の星。
つまり、そういう時期ということ。

やりたいことができて、あれこれ悩み、迷いながらも「できるとこまでやってみよう」と思えるのは、木星期だからなのかもしれません。

☆☆☆☆☆☆☆

章と章の間には、『年齢域の星座から知る過ごし方のヒント』『水星の星座で知るあなたの知性の伸ばし方』などの表があるので、私のように星読み勉強中の人には読書以外の楽しみ方もできると思います。




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