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読書日記~杉作J太郎「男の花道」編。

 今朝、起きて色々とニュースサイトを覗いていたら、俳優の志垣太郎さんが今年3月に亡くなっていたことが報じられていました。
志垣さんはもちろん俳優として活躍されていた方ですし、アニメーションなどでも声の出演を多数された方でもありましたね。。
ただ、個人的にはバラエティ番組出演時の濃いキャラクターが印象に残っていますが。
謹んでお悔やみを申し上げます。

・杉作J太郎「男の花道」(ちくま文庫)

 杉作さんがなかなか主演にならないであろう俳優さん達に雑誌「アルバイトニュース」で不定期連載の形でインタビューしていたことを知ったのは、多分雑誌「ガロ」での杉作さんの連載だった記憶があります。
今回、記事を書くにあたって、確認してみたところ、単行本「ヤボテンとマシュマロ」を再構成し、雑誌「サイゾー」の連載と「東スポ伝説」に寄稿した作品を加えた、ちくま文庫オリジナル編集とのことでした。
「ガロ」に連載されていたことには触れていませんが、私が杉作さんの作品を読んだとすれば「ガロ」以外ということは考えにくいので、勝手にそういうことにしてしまいます。。

 連載当時、大好きだった(勿論、今も大好きなんですが)俳優さんの佐野史郎さんのことを描かれた回に、志垣太郎さんを取材した時のエピソードが載っていたのが妙に記憶に残っていたんですよね。
後に萩原健太さんのイベント「CRT」(まだロフトプラスワンでやっていた記憶がありますから、かなり昔の話ですね)に杉作さんがゲスト出演した際に、「杉作さんがインタビューした脇役がメインの俳優さんの本を出してほしい」とアンケートに書いたら、読まれたんですよね。
そんなわけではっきりと記憶に残っているんですが、杉作さんに同行していた編集者さんが、この本では本名(?)で載っていますが、「レコード・コレクターズ」とも関わりのあるライターさんだったのでした。
そのことを知った健太さんと(当時の)寺田編集長とで、「じゃあ出せたら出したい」となって盛り上がったのですが、結局は出なかったのでした。。

 この「男の花道」は面白エピソードやちょっと悲しかったり、ちょっと笑ってしまうエピソード満載なので、アパートから引っ越す際にも大事に持ってきた本なのです。
あ、この本はそういえば某有名中古マンガ書店で高価買取リストに(長期間)挙がってましたね。

 表紙の写真のモデルが杉作さんと映画監督のタナダユキさんと知った時、かなりビックリしましたし、どうやら撮影されたのは「よるのひるね」らしいとわかって、更にビックリした私でした。

 今もこの本、入手困難なのかな?
相当読み返しているので、ボロボロですから、できれば買い直したいなとか思っています。

 ではまたー。

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