見出し画像

獲物の分け前〜遠藤京子『夢見るスター』

 例えば大滝詠一さんの『A LONG VACATION』やシュガー・ベイブの『SONGS』みたいについつい何枚も個人で買ってしまうアルバムってありますよね。
私の場合は遠藤京子さんの『夢見るスター』がそれに該当するみたいアルバムです。
あ、でもアナログ盤で持ってないのでした。ダメじゃん。
じゃ、行ってみよー。

・遠藤京子『夢見るスター+3』(VICL-77039/ビクター)

 こちらは今年8月30日に2023年リマスタリングされた上にシングルからの3曲を追加して再発された最新盤です。
代表曲「輝きたいの」のシングル・ヴァージョンは『ゴールデン・ベスト』や『BALLAD BEST』で既にCD化されてましたが、こうしてアルバム・ヴァージョンと1枚の中で聴き比べることが簡単にできるようになったのは嬉しいですね。
「銀色の夏」のシングル・ヴァージョンと「5月にマリア」は初CD化ですから、私はこれが目当てで買いました。嬉しい。

 ちなみにこのアルバムは遠藤京子さんのサード・アルバムでして、彼女の代表曲「輝きたいの」と「雪が降るまえに」(両曲ともドラマ主題歌に使用されています)が収録されたのと、コミック雑誌「Be Love」の創刊に合わせて書き下ろされた「Be Love」もシングル・カットされています。

・遠藤京子『夢見るスター』(VDR-1008/ビクター)

 こちらがオリジナル盤のCDで1985年3月21日に発売されたものです。
黄色い帯が付属していましたが、当時はCDの帯の意味をわかっといなかったこともありまして、かなりあっさりの紛失した記憶があります。ああ、勿体ない。。
遠藤さんはドラマ「3年B組貫八先生」やNHK FMの特番に出演していたこともあって憧れていたのと、テレビ朝日系の歌番組で前作のアルバムからシングル・カットされた「Dear Mr.」を歌っていたのを見て更に憧れてしまったわけですよ。
でも、私がCDラジカセを購入したのは大学入学の1986年ですから、リアルタイムでは買ってないことになりますね。うーむ。

 NHK FMの「特番娘」と自ら名乗っていて、確か細野晴臣さん、山下達郎さんに大瀧詠一さんのパートナーを担当しましたね。
このアルバムに細野晴臣さんがゲスト・ヴォーカルで参加したのはその辺の事情からなのでしょう。
細野さんと歌ったその曲「とても幸わせ」がとにかく好きでひたすら聞いてました。

 あと、このアルバムのクレジットに登場する月代京兵さんとは、「3年B組貫八先生」の役名月代早苗先生と(遠藤さんのデビュー曲「告白テレフォン」を作曲した)筒美京平さんの合わせ技とのことです(一部書籍等で筒美京平さんとの共作名義とあったのは間違いと遠藤さんの発言があります)。

・遠藤京子『夢見るスター』(VICL-18126/ビクター)

 1994年6月25日発売のビクター定番シリーズの1枚。
オリジナル盤をあまりにも聴き過ぎて、盤がボロボロになったため買いました直したもの。
この再発では解説なしでリマスタリングもされていない模様。
定番シリーズの他の再発には平山みきさん『鬼ヶ島』や新田一郎さん『一番・クールが熱い』などがありました。

 今回の再発は「フィーメイル・シティポップ名作選」という企画ですが、気になるのはキララとウララですね。焦らすに探しますので、もう少しお待ちください。

 ではまたー。




この記事が参加している募集

思い出の曲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?