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【7/26追記】杉並区議への緊急アンケート結果発表! 「児童館廃止と学童民間委託について」

(7/26に立憲民主の太田区議からの回答を追加しました。)
(7/1に公明党杉並区議団からの回答を追加しました。)

杉並区では、現・田中区長の旗振りの元で施設再編を進めています。
この計画では、子ども達の貴重な居場所となっていた児童館を、施設再編を理由に全廃し、小学生の放課後は小学校に・乳児親子はわずかな子育てプラザに・中高生の居場所はさらに限定した場所に集約されるという事態を引き起こし、子ども達の縦横斜めの関係を築き社会を学ぶ機会が喪失されるなど様々な問題を引き起こしています。 さらに、小学校内にて新たに『放課後居場所事業』を開始させ、その運営を民間委託とし、学童クラブの民間委託と共に、公立だったはずの児童福祉を手放し始めました。これについても問題が噴出しています。

杉並区の児童館の歴史的背景

杉並区は、1学区1児童館という50年来の区民自慢の児童館を既に12館廃止し、民間委託事業者の運営する「放課後居場所事業」に移行した地域がありますが、様々な問題も浮き彫りになってきました。保護者からの問題改善への要望もある中、杉並区ではその声には全く耳を傾けないままに、さらに施設再編計画を推し進めようとしています。

2020年度には東原児童館を廃止し、杉並第九小学校で民間委託事業者の運営する放課後居場所事業がスタートしました。保護者や子ども達の声も届かず児童館は廃止されました。

 2020年年末には、新たに西荻北地区の整備を始めると発表。
2022年3月に西荻北児童館と善福寺児童館の廃止に向けて動き始めました。あまりに突然のことに、近隣地域も保護者も学校も情報が届かず混乱を極めています。 

杉並区議への緊急アンケートについて

そこで、私達保護者有志でこの計画を強引に進める杉並行政に対し、杉並区議がどのように対峙しているのか、区民の声をどのくらい拾って行動に移してくれているのかを知るため、アンケートを取らせて頂きました。

 アンケートは、2021年4月上旬にメールにてお願いし、4月末を〆切とさせていただきました。
まとめるのに1か月を要してしまいましたが、アンケート結果をこのnoteにて公開させていただきます。

尚、ご回答いただけなかった区議の皆様のお名前も、今後の区民の投票行動に役立てるために、「回答なし」として記させて頂きました。
 また質問への回答への「理由」もあわせて公開いたします。

アンケートへの回答のまとめは2種類。
①「はい・いいえ」を一覧にしたものと、②その「理由」です。
どちらも大変興味深いものでした。

 私達、保護者有志は児童館存続を願っていますが、その想いを組んで下さる区議の皆様も、そうでない区議の皆様もそれぞれのお考えあってのことと思います。まずは、お返事を頂けた区議の皆様には心より御礼申し上げます。

①アンケート回答まとめ(はい・いいえ一覧)

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簡単に解説すると、
上記の青色部分は、児童館廃止に反対の立場です。主に日本共産党全区議、無所属の松尾区議、洞口区議、奥山区議、立憲民主の中ではひわき区議。
立民の山本あけみ区議は一部は反対でした。
反対の立場の区議の皆さんは、区民の声を拾い上げ、子どもの目線も忘れずに、子どもの権利や児童福祉についても大変詳しく勉強されており、理由に書かれたコメントはとても参考になるものでした。

赤色部分は、児童館廃止に賛成の立場です。
質問への回答を、敢えて「はい」「いいえ」にすることで、可視化しやすくさせて頂きました。当然理由も気になりますので、②の理由をご覧ください。主に、自民党、平和・いのち会派(生活ネット含む)です。
公明党も児童館廃止にこれまでの議会で常に賛成しているので、是非アンケートにお返事を頂きたかったのですが、全く反応を頂けませんでした。
また、公明党以外にも、少数会派の方も一切の反応を頂けない方がいらっしゃいましたが、区民にとっては「無回答」こそが、今後の選挙で迷った際の参考になると思いますので回答なしの議員がどなたなのかもわかるようにお名前を書かせて頂きました。立憲民主の区議の中でも3名(太田区議、関口区議、川野区議)が回答なしで大変残念でした。特に関口区議は、都議選候補となるとの事。お返事を頂けたら良かったと思います。

(7/26追記)
 尚、7月22日に、立憲民主の太田哲二区議からも回答を頂きました。
何度かご連絡していてお返事をもらえていなかったのですが、私達のTwitterをご縁にご協力くださった地元の方が、太田区議へ回答を求めてくださいました。太田区議は西荻を拠点にされており、まさに地元の問題として今後も対応を頂きたいと願います。
 が、回答の内容は大変残念ですが自民党よりも区の方針そのままでした。「環境は変わるもの、行政の方針を受け入れるのが当たり前」というスタンスではなく、当事者の声にも耳を傾け、区民の声を行政に活かすための架け橋こそが区議の存在意義ではないでしょうか?重ねてお願いいたします。


②アンケート回答まとめ(理由コメント)

はい・いいえと共に、その理由も一覧にしました。沢山コメントを頂いた区議の皆様、会派の皆様ありがとうございました。

回答まとめは、以下に貼り付けました。ダウンロードしてご確認をいただければと思います。

私達、杉並の児童館存続を願う保護者連絡会では、今後も児童館存続に向けて活動していく予定です。なぜ杉並区で約50年間大切にされてきた児童福祉の結晶でもある児童館が廃止されるのか、今後、子ども達の成長に不可欠な居場所や遊び場をどう確保していくのか、行政の動きを注視し、また意見を発信していきたいと思います。

ご意見、アドバイスなど頂きたくよろしくお願いいたします。

<2021.7.1 追記しました>
Twitterのフォロワー様のご協力により、公明党杉並区議団からも返信を頂きました(アンケートへの回答ではありませんが、見解として文書)。

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※東原Q会議からも情報発信されています。こちらもご覧ください。

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※西荻北児童館の存続を願う保護者の会 もよろしくお願いします。





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