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僕が職場でADHDを隠している理由

「発達障害なら、そう言ってくれたら良いのに」
時折、職場内で聞く言葉だ(現職ではなく、世の中的に)。
あまりパフォーマンスを発揮できていなかったり、周囲とトラブルを引き起こしがちな社員に対に頭を抱えるマネジメント層が、つぶやくことが多い。

確かに、発達障害だと会社に報告してくれた方が、周囲も配慮しやすい。
企業としても、障がいのある方を一定数雇用することが法律で必要とされているため、1名でも多く雇用したくなるはずだ。
特に昨今、人的資本開示が流行しており、障がい者雇用率のような定量データが注目されているので。

しかし、僕はこの言葉を聞くと胸がざわつく。
それは、僕がADHDであることを隠しているからである。
実際に野村総合研究所の調査では、発達障害であると知りつつも、職場に打ち明けていない方は、39%もいる。
※リンク先のパワーポイントのp26参照

人事労務という障がい者雇用も担当する職種にいながら、カミングアウトできない理由は、何だろうか。
そして、どうしたら僕を始めとする当事者の方々が、気兼ねなく打ち明けられるようになるのだろうか。

ADHD特有の飽きが来なければ、これらを言語化していきたいと思う。

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