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レストランでアルバイト開始

面接をした2日後、さっそくレストランでのアルバイト初日です。
まずは料理ごとに必要なカトラリーや、サーブの仕方、ランナーという職種の仕事を一通り説明してもらいました。
その後、すぐに業務スタート。

チンベルが鳴ったらすぐにキッチンへ駆けつけ、「イエス、シェフ!」と言います。
するとシェフがサーブする料理と、テーブル番号を指示してくれるので、それにカトラリーや取り皿などを追加してサーブします。

シェフは怖い人なのかな、と勝手にイメージしていましたが、料理名を聞き返してもきちんと教えてくれ、テーブル番号も「17?70?」とややこしい時は、「ワン、セブン」と分かりやすく言ってくれたり、優しいシェフで安心しました!

少しするとマネージャーがスタッフを1人連れてやって来ました。
「この子からこの仕事のやり方を教えてもらってね」
1週間前に入った、カナダ出身の女の子。
とても優しく気さくな子で、仕事を教わり終わってからも、すれ違った時に毎回「大丈夫?良い感じ?」と、気にかけてくれました。

しばらくするとまたマネージャーがやって来ました。
「この子も新しく最近入ったけど、今日はランナーの仕事を一緒にやってね。分からないことがあったら、何でもこの子に聞いて!」

同じく1週間前に入った、台湾からワーキングホリデーに来ていて、仕事はきっちり真面目にこなしたい!という方でした。
カナダの子と同じモーテルで、2人とも住み込みでハウスキーパーをしているらしいです。
環境も似ていて、同じ頃入ったので、この2人には親近感が沸きました。

他の皆さんもとても優しく、聞いたら教えてくれるし、先回りして声をかけてくれる方までいて、ありがたかったです。

料理を提供し、その帰り道に空いたお皿を下げる。ドリンクが出来てたら、提供する。料理もドリンクも無い時間は、お皿をさっと洗い食洗機へ。

18時過ぎから、ラッシュアワーで目まぐるしい忙しさでした。
お客さんで溢れ、満席、そして鳴り止まないチンベル。
レストランを駆け回りました。

20時前になると、先ほどまでの忙しさが嘘のように、ぴたっと止まりました。
その後はずっと落ち着いており、溜まった皿洗いに専念し、20時30分にキッチンが閉まり、片付け作業を教わりました。そして21時30分、終業。

久しぶりのレストランでのバイトで、すごく楽しかったです!
元々ホスピタリティ系の仕事は好きで、一時期ホテルマンになりたかった時期もあったくらいですが、やっぱり好きだなあと再認識出来ました。

4時間しか働いてないので、そこまで疲れもなく、あっという間でした。



レストランバイト2日目。
今日はフロントオブハウスとして就業です!

自分の担当セクションというのがあり、この一画は私、こっちは別のスタッフ、という風に決められています。
担当者は、そのセクションの責任を負い、席案内やオーダー取りはもちろん、全て順調にいっているか、お客さんは満足しているかまで気を配るのが仕事です。

ベテランスタッフさんたちは、タブレットでオーダーを取っているのですが、私はまずはメモして、後からタブレットに打ち込む形からスタート。
席の案内の仕方や、テーブルの片付け方などをざっと教わり、すぐに独り立ちして業務開始。

最初は落ち着いていて、ドリンク提供や他のセクションで空いたお皿を下げたりしていたのですが、ラッシュアワーは突然やって来ました。
一気にてんてこまいになり、本日もレストランを駆け回りました。


その翌日は、テラス席が私のセクションでした。天気が良い日だったので、早い段階からてんてこまいに。

昨日より、さらに様々なことが起こりました。キッチンまでダッシュしてシェフに質問したり、他のスタッフをとっ捕まえて質問したり。

また、エントランスに近いので、お客さんの案内もたくさんしました。
席が満席の場合、セクションの担当者にあの席いける?と交渉したり、席の片付けを手伝ったり。

とにかく、動きまくりました。


このレストランはワインの種類が豊富なため、ワインオーダーを打ち込むのに、いつも時間がかかっていました。
まず赤か白かを選択し、ワインの種類ごとに列になっていて、銘柄を選択、という流れで登録します。

私は今までワインの知識ゼロで、お店で購入したりレストランで飲むときはいつも、何となくで選んでいました。

同じ会社のワインでも赤、白、両方あるということが発覚してから、オーダーを取る際にお客さんに「それは赤ワインですか、白ワインですか」と聞いていました。
その質問を始めてから、オーダー打ち込みのスピードは少しだけ上がりましたが、お客さんに聞くのは何か申し訳ないな、という気持ちもありました。

ですが、それを続けていると、あるお客さんが「〇〇ってあるから、これは赤ワインだよ」と親切に教えてくれました。

ワインの名前に、赤か白か判別できるワードが入っているのか!
じゃあそれを調べて覚えたら、お客さんに質問する必要がなくなる!

それに気付かされた私は、すぐにメニューのドリンク部分全ページを写真撮影。

さっそく家でいくつか検索すると、ワインの銘柄はぶどうの品種や、ワイナリーの名前で構成されていることが分かりました。
ぶどう品種の名前で、赤ワイン用品種か白ワイン用品種かというのが分かるようになっていました。

ノートにまとめながら、レストランで提供している全てのぶどう品種、ワイナリー、会社の名前を調べ、覚えました。
ワインの造り方や、それぞれの品種の特徴や味、合う料理なども一緒にまとめました。
ついでに、ビールの種類も調べました。

知らなかったことを知れるのが楽しく、夢中で調べ上げました。

翌日、オーダーを取る際に、「ピノノワだから、赤ワインだ!」と分かるようになったのが嬉しかったです!
お客さんに質問しなくてもよくなり、オーダー打ち込みも素早く出来るようになりました。

「このワインはニュージーランド産なの?」
とお客さんに聞かれた際にも、
「これならニュージーランド産ですよ」
と自分で答えられるようにもなりました!

また、バー担当の人が用意してくれたドリンクを提供する際に、トレーにドリンクと、オーダーの小さい紙が置かれているのですが、
例えば赤ワイン白ワイン、それぞれ1グラスずつある場合、最初は「どっちがどっちですか」とバー担当のスタッフに質問していました。
しかし、ぶどうの品種の勉強をしてから、その必要もなくなり、ドリンク提供スピードもアップ!


村に唯一あるスーパーに行ったときに、小さな小瓶のワインが目に入り、ニュージーランド産のものを2つ購入し、実際に自分で飲んでみました。

「これがピノグリか!」
「これがスーヴェニヨンブランクか!」

どちらも白ワインで、味音痴のため違いはあまり分かりませんでしたが、とても美味しかったです!

ワインの知識が少し蓄えられたことで、仕事のスピードが上がっただけでなく、ワインへの興味もすごく湧きました。


4日目から、タブレットでオーダーを取り始めました。タブレットの方が格段に楽ちんでした。


日本人のお客さんは、2週目が終わってもまだ会えていません。

しかし、ロンドンから来ていたご夫妻に話しかけられた際に、息子さんが日本人女性と結婚し、群馬に住んでいる、と話してくれ、とても盛り上がりました。

白無垢と袴の、結婚式での写真を見せてくれました。奥さんは「その結婚式で私、初めて着物を着たのよ!」と、ご自身の写真も見せてくれました。とてもお似合いでした。
旦那さんは「日本には何回も行っているよ。とても美しい国だと思うよ!」と言ってくれました。

私は、実家が隣県の新潟だということ、ワーホリで1年滞在中なことなどを話しました。

久しぶりに日本関連の話題を話せて、楽しかったです。
また、最後に「あなたにここで会えて、本当によかった!」と言ってもらえ、すごく嬉しかったです。


高校生や専門学生だった頃、日本食レストランや、カフェ、ファストフード店でバイト経験があります。
その頃はセクションではなく、全員が全席の担当という認識でした。

やれることを見つけて、それをやる、というスタイルに慣れているので、セクションに集中!というスタイルが、最初は難しく感じました。回数をこなすに連れ、徐々に慣れました。


たくさん失敗もしましたが、接客はやはり楽しく、やりがいもすごく感じました。

また、私の英語力でも接客できるんだ、と驚きました。
もっとお客さんとの、英語でのコミュニケーションで問題が起きるのでは、と予想していましたが、全くそんなことはなく。
(ただ「マヨネーズ」が聞き取れなくて、4回くらい言い直してもらいましたが)

自分の今の英語力でも、こういう仕事もこなせるんだ!とすごく自信がつきました。
レストランバイトにチャレンジして良かった!と思っています。

「分岐点」でも似たことを思いましたが、ここでも、1番大切なのは英語ではないんだ、と実感しました。

お客さんのニーズを理解しようとし、それを最大限叶えようとする。
一生懸命やっていれば、お客さんにも伝わるし、英語が間違っていたって、簡単な英語しか話せなくたって、何も問題ない。


これもまた、すごく良い学びになりました。


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