日本人労働者🇯🇵。パフォーマンスを低下させる生活習慣ワースト3が明らかに!
📖 文献情報 と 抄録和訳
日本人従業員の生活習慣とプレゼンティーズムの関係
[背景・目的] 本研究は、日本の労働者におけるパフォーマンスに関連する生活習慣を男女別に明らかにすることを目的とした。
[方法] 2016年の日本企業従業員12,476人を対象に、特定健康診査時の自記式質問票による生活習慣、世界保健機関(WHO)の健康・労働パフォーマンス質問票(HPQ)短冊を用いて評価した労働パフォーマンス、および健康保険請求のデータを用いて横断研究を実施した。HPQスコアを目的変数、生活習慣を説明変数、年齢、役職、部署、診療科を調整変数として、男女別に重回帰分析を行った。
[結果]
■ 労働パフォーマンスを低下させる生活習慣ワースト3
①睡眠による休息の不足
②運動不足
③就寝前の夕食摂取 (夜遅い食事)
さらに、労働パフォーマンスは、歩行速度の遅さ、喫煙習慣、朝食抜き(男性)、早食い(女性)など、各性に特異的な因子とも関連していた。
[結論] 睡眠不足、運動不足、就寝前の夕食摂取 (夜遅い食事)は、男女ともに日本人の労働パフォーマンスにとって重要であった。しかし、労働パフォーマンスに関連するその他の生活習慣は男女で異なっていた。男性は女性に比べ、労働パフォーマンスに関連する生活習慣をより多く示す傾向があった。
🌱 So What?:何が面白いと感じたか?
「なんか最近疲れちゃって」
「腰痛が・・・」
「頭が働かないんです」
「モチベーションが上がらなくて」
同僚たちは、このような悩みを抱えていることがある。
それらに対する、ぼくの答えはこうだ。
「全部気のせいである。疲れも、腰痛も、落ち込みも、モチベ低下も。その大部分が睡眠、食事、運動によって引き起こされている。ゴールデンタイム(22-2時)を含む十分な睡眠、睡眠前2-3時間以上前の過食ではない食事、運動を徹底せよ。それを十分に実践した上でもなお、それらの症状を有する場合にのみ、それ以外の要因を検討せよ」
実にマッチョな考えだ。
だが、真実の一部を捉えている(と信じる)。
そして、この考え方の有用な点は、『即、動ける』ことだ。
たとえば、モチベーションが上がらないこと、それ自体に対して真剣に向き合おうとすると、人生目標や、最近の職場での出来事、家族とのバランス、云々、カンヌン・・・。
答えは霧の中となり、結果的に、『なにもできない』となりやすい。
だが、生活習慣に目を向けるとどうだ、まったく迷うことなない!、即座に動ける。
なんせ、「ただ寝て、食べて、動けばいい」だけなのだ。
解決策が見えないところに、不安や、無動は生じる。
やることが明確である限り、人間は希望をもち、動き続けることができる。
もう一度言う。
大抵の不調は、気のせいだ。
その不調に対して考え込む、落ち込むことはない。
むしろ、逆だ。
なにも考えなくてよい。
ただ機械的に寝て、食べて、動け。
しばらくすると道が拓ける、と信じろ。
⬇︎ 関連 note✨
○●━━━━━━━━━━━・・・‥ ‥ ‥ ‥
良質なリハ医学関連・英論文抄読『アリ:ARI』
こちらから♪
↓↓↓
‥ ‥ ‥ ‥・・・━━━━━━━━━━━●○
#️⃣ #理学療法 #臨床研究 #研究 #リハビリテーション #英論文 #文献抄読 #英文抄読 #エビデンス #サイエンス #毎日更新 #最近の学び