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東日本大震災から12年。映画『 護られなかった者たちへ 』を観て考えた事💭

生活保護問題について。

メディアは震災に関して報道する中で”防災の教訓”ばかりにフォーカスをする。もちろんそれは間違っていないと思う。しかし、被災後の生活にもフォーカスしてもいいのでは?と思える作品だった。


©護られなかった者たちへ製作委員会

~あらすじ~

東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生した。被害者はいずれも善人、人格者と言われていた男たちだった。宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。そんな中、利根泰久が容疑者として捜査線上に浮かび上がる。利根は知人を助けるために放火、傷害事件を起こしたて服役し、刑期を終えて出所したばかりの元模範囚だった。犯人としての決定的な確証がつかめない中、第3の事件が起こってしまう。


~ 個人の感想🐼 ~

主演:佐藤健

文字通り泥水をすする佐藤健の役者魂を感じるシーンがありました。
被災地以外の私たち日本人が知っている震災当時の記憶や知識はいたって断片的であるのかもしれない。仮設住宅や避難先の体育館では実際に、トラブルがあってもおかしくない。今回の映画は教訓を美化せずにありのままに映されている点が非常に魅力的な作品でした。
作中終盤の佐藤健と阿部寛の会話のシーンは凄く心に刺さりました。

生活保護についても、それぞれの正義があり、どうしようもない現実の中で主張がぶつかり合うリアルな描写がありました。震災という防ぎようがない自然現象によって人々が分断されてしまう風刺の様にも思える作品でした。

首都直下地震や南海トラフが警戒されている今皆さんに一度みてもらいたい作品です✨🎬
また、実際に被災を経験された方や詳しい方はぜひコメントにてお話お聞かせください。

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