故・安倍晋三を否定する界隈


故・安倍晋三氏。


この人が完全な分断装置になっている。
陰謀カルトと保守カルトが互いにすり合わせば真実が周知されるのに。
互いの教義が融和しない原因になっている気がしてならないのだ。

統一と紐づけるのは角栄を中卒というアイコンで判断するのと同じだ。
政治も国家も組織は性質が流動する為、結局は個人を見抜くしかない。
今の政権と比べればいいし、当時の彼の表情を思い返して観るべきだ。

そう、彼にはソーラーの様な利権が無い、ワイロも出てこない。
更に世襲という血統的な利も絶たれている。
あの長期政権の中で、徹底的に踏み絵を踏んではいないのだ。
もう明らかに本人にメリットが無い人生だ。
元々本人の希望は贅沢じゃなく、ささやかで穏やかな老後だったのだ。
それを想像すれば、この人は一体何のために身をすり減らしたのか?
まさか、売国の為?
ならとっくの昔に現在の状況になっている。
民主党政権の時点で終わっていたに違いないのだ。

彼は虚脱してもいないし、楽観的だが真剣だった筈だ。
自分はこの人を肯定する視野の広さが平和への道筋だと思える。
少なくともこの人はギリギリまで持ちこたえていた様に見える。
移民で評価を下げ、アベノマスクがターニングポイントとなり、降りた。
なんらかの脅迫、譲歩、踏み絵があったのだろう。
大きなリスクと引き換えに従ったのがあの小さなマスクの表情だ。
おそらく総理のままでは戦えないと思ったのだろう。
挫折したようにも観えたが、街頭演説で気を吐いた途端、凶弾に倒れた。

フラットに情報を分析すれば見えてくる。
企業やカルトを取り込み、敵側を味方に付けようとした形跡が視える。
角栄が土建屋、中華を味方に付けて戦おうとしたのとそっくりだ。

安倍晋三と統一教会との関係だが、
傀儡ムン政権になり、あの時点で在日派閥は梯子を外されていた気がする。
半導体が台湾に移動し、パチ業界が低迷を始めた。
それに紐づいて在日派閥、統一教会の弱体化が見て取れる。
一方では創価がそのポストに交代し、中華派閥が入り込んできたと。
韓国へのパチ利権の飴は、今度はIRとして中国に与えられる流れだ。
裏の日本の支配構造の組み換えだろう。

この天秤を動かしたのは明らかに米国、バイデンとそのバックだ。
これだけ言えばわかるだろうが、
安倍晋三は弱体化した一方をトランプと共に取り込もうとしたのだ。
陰謀論のロジックを知っていればわかる筈だが、
子供にも判り易く言えば、魔王が腹心の首を挿げ替えたのを機に、
降格した一方を懐柔して味方に付けようとしたと。
これまでの敵の寝返りをそそのかし、クロをシロに裏返そうとしたのだ。

参政党が言葉を濁しながら、統一を保守と言ったのはそういう事だろう。
統一のこれまでの悪行があるから、大声では言えないワケだ。
表立って擁護すれば、様々な過去の禍根が紐づけられてしまう。
取り込みに成功しても、カルトを表舞台に引き出すとロクなことは無いと。
当然、裏舞台でのこの二面性を一般人が理解できるとは思えない。
大勢の利害、派閥があるのが組織であって、善と悪が混在する。
それを一つのアイコンで観ようとすれば一生理解できないだろう。
その状態がある限り、大勢の被害者からヘイトを向けられてしまうだけだ。
しかしこれは大局を観れば彼等の悪事の黒幕を公表する機会でもあった。
クロをシロに変えるには罪人の口から語らせるべきだった。
あくまでこの真実を受け入れる俎上が今の民度であればの話だが。

そして、とうとう例の襲撃事件を仕掛けられてしまった。
敵の裏をかいた安倍晋三の更に裏をかいてきたのだ。
つまりこれは報復、悪人達に逆らった見せしめだろう。
敵側であるマスコミの動きから逆読みすれば、よくできた脚本だ。
以前なら統一教会とズブズブだった筈のマスコミが、
真逆のイメージで安倍晋三と紐づけて、猛烈に歪んだ世論を作り出した。
本来なら表に出るハズが無いニュースを一般周知させた。
メディアが常に作為的なのが理解出来れば簡単な答えだ。
みなこれにコロッと騙される。

また、良く知らないがアベノミクスは実際は成功したという話だ。
ただし企業が利益を下に落とさず、循環しなかったのだとすれば、
もうどうしょうも無い、上層部の売国奴が肥え太っただけだ。
計画の片手落ちか、各企業のマインドが狂ってる気がする。
株主、外資、エリートだけが利益をキープしたなら国益にはならない。
もうハッキリ見えるが、今の企業は循環より搾取を優先的に行なっている。
他の記事にも書いたが、そこに何か理由がある筈だ。
国内での貴賤、マウンティング、序列、或いは特定派閥の優遇が原因だ。
自分が得すれば全体が損して構わないという思考、抜け駆けマインド。
歪んだ学校教育による毒が社会全体に回っている気がしてならない。
この利己主義、瞬間利益の追求が下降する社会構造のギミックだ。

戦後からスタートしたこれを安倍晋三一人で抱えるのは無理がある。
優秀なブレーンが大量に必要になる。
強力なバックも必要だし、裏の荒事、制裁装置もいるだろう。
そういう物には取り込まれない様にギリギリまで接近するしかない。
火中の栗をどうしても拾う必要があり、拾わなければ敵の手に堕ちるのだ。
それを自らやるとすれば、リスクを承知のタイトロープだ。
周囲の人間はあまりに頼りない、失点の無い数合わせの派閥だろう。
だからその役目を親友のトランプに一肌脱いでもらっている。
確か、トランプからの統一へのメッセージがあったはずだ。

綺麗事だけ追うべきじゃないし、そもそも庶民だって充分汚いのだ。
他人にだけ潔癖、清潔さを要求できるなら自ら全てを完璧にしてからだ。
汚泥の中にはどこにも聖人なんて居ないというのに。

故に安倍晋三を分断装置に使うべきじゃない。
フラットな視点で観れば自ずとそうなる、ただ自分で考えればいいだけだ。
そう、多くの人は物事をアイコン化して考えるのでどうしょうも無い。
刷り込まれた垂直思考で知識、表面的な情報だけを追っている。
生産性、ポジティブな視野が必要な場面でワザワザ分断を求める。
全てはグレーで完全なシロなんて無く、それをクロとする事は簡単だ。
なぜそこまで頑なに派閥化するのか、対立軸を欲するのかが理解できない。
頑なに派閥化し、自分の主義・思想が正義だとマウンティングに専念する。
それは「完全にカルト」であって全然覚醒してない事になる。
オウムや統一と何も変わらない、洗脳されてる状態、自分達が羊なのだ。
マインドがむしろ闇側だ。

「目覚める」とは教義に酔って、誰かにコントロールされる事じゃなく、
自分個人で考える事だ。
ロジックこそが自分の軸であって、情報はタダのヒントに過ぎない。
自分で考えない限りは、真実の中の小さな嘘が見抜けない事になる。
それは結局何も変わっていない事になり、いずれは罠にはまる。
同調圧力の情緒に浸り、他人の教義に溺れるべきじゃない。
準備万端の次のミスリードに踊らされるだけだ。

最後に
「安倍晋三がどれほど偉大なリーダーだったかを知る者は少ないが、歴史が語ることになるだろう。類いまれなまとめ役であり、何より日本という立派な国を愛していた」 D・トランプ

おしまい。

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