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不登校の低年齢化の問題について考える

そろそろ、息子くんの不登校が半年目。振り返りの回です。
なので、こんな堅めな題名😂

病休前、特に肩書もない平凡なただの医療従事者でしたが、運と縁がありまして、会社内のプロジェクトを任されました。
その時に、俯瞰で見直し、またさらに先に役立てるために振り返りを行うことの大事さを教わりました。

なので、、、不登校真っ只中の我が家の振り返りをしていきます(笑)


【小学校低学年の不登校】 

医療の仕事で働いてきたとはいえ、専門でなければ知らないことはたくさんあります。
息子に行き渋りが出始めた頃も、まさか不登校になるなんて考えもしなかったし、子の心の内側が不安と悲鳴で渦巻いていたなんてことにも、思いを馳せることもしませんでした。

なので、
その時は、突然やってきて。
そこから自分の子が『不登校』なのだと、受け入れるのにも、両親ともに時間を要しました。


◆これまでの一連の流れ

  • 不登校の始まり〜現在

    • 10月 小2息子の行き渋りが始まる

    • 11月 登校直前「お腹がいたい」2週間登校チャレンジしたが、完全不登校に移行

    • 12月 内緒にしていた年長の妹にバレる。「お兄ちゃんだけ休んでズルい」

    • 1月 冬休み明け、娘も完全不登園および母子分離不安も発症。両親共々「適応障害」となり、母は養育のため病休取得(6ヶ月間の予定)

    • 2月 母子3人で在宅。子供の精神状態は少し安定するものの、母の不安は解消されず。一時発達外来受診したが、子に発達障害等の傾向は指摘されず、「様子を見ましょう(休むしかない)」で終了

    • 3月 幼稚園登園できず卒園式も欠席。兄妹ともに不登校特例校の検討開始


◆不登校児のこころの不安

母はもう、とにかくパニックです。
でも、その前にもっと考えてあげなきゃいけないのが、子供の心のほう。

[学校に行きたくない][お腹が痛い]そう言ってる時点で、子供はすでに限界を迎えているんだということ。
最後の力を振り絞って、体で親に訴えている。(これを、自分もパニック状態な親はすぐには分かってあげられなかった。)

だって学校に行くのって、「当たり前」だから。誰しもそう。
低学年の子供も。なんなら幼稚園生も分かっている。そういう社会だから。

だから、我慢して頑張って、渋りながらもなんとか学校に行っていた。
でも子供のキャパシティは全然まだ小さい
自分でも分からないうちに、限界を越えてしまって、体が拒否反応・心身症を起こす。
(学校に行かなきゃいけない)(なのに、体が動かないんだよ)
そう思って、小さいながらも、心の内側で自分を責めてる

みんなが学校に行けてる時間に、何もできていない不安

『 学校に行って当たり前 ≠ 行けてない自分 』

学校に行かずに生きてるほうが、ずーーーっと辛い。

だから、その脳内圧力から逃れるために、動画やゲームをするんです。
(これは、発達診療科の先生とも、意見が一致しました)


◆不登校の低年齢化の問題点

中学生で不登校はグッと増えますが、実は不登校の低年齢化も増えているそう。
うちの息子くんは小2の秋から。
それに伴って入学を控えたムスメちゃんも幼稚園卒園3ヶ月まえから不登園になった。このまま入学すると、小1春から不登校数に含まれることになるんですわ。

2020/10/22『産経新聞』
この頃より全体の不登校数も急増。小中合わせて30万人。
この中に、五月雨登校や別室登校、付き添い登校は含まれないんですよ。
もっともっとたくさん、辛い思いをしている親子さんがいるんですよ。


日本は今現在、7割の家庭が共働きしているんです。
私もフルタイムの正職員です。
子供は保育園・幼稚園(預かり保育)・小学校・児童館・祖父母。たくさんの人の力を借りて、なんとかここまでやってこれました。

[低年齢の不登校]の何が困るって、一人で家に置いておけない場合の養育の難しさなんです。

お昼ごはんを用意して、戸締まりをして、可能であれば祖父母の力を借りて、自分も有休を駆使して・・・
天災や事故や犯罪の不安を頭の角に抱えながら仕事に出かける。

それで、息子くん1人だけのときは2ヶ月はなんとかイケたんです。

でも、ただの留守番じゃない。
学校行けない自分を責めてる、メンタルの弱った子供(兄)とその状況を理解できない幼稚園の子供(妹)です。

ムスメちゃんも家庭の不安感に、押されるように登園できなくなり、のちに母子分離不安もでてきて。
「ママ行かないでーーーー!」の絶叫のなか、掴む手を引き剥がして、おばあちゃんにお願いして出てくる・・・

子の病んだ絶叫が頭の中でリピート再生してたら、母はもう、仕事なんてできないわ(泣)

そして、子の不登校に関しての、職場での使える制度がない
どうしろっていうのよ。
有休は底をつくし、
不登校ってお金もかかるのに、
「介護休業は要介護状態の家族にしか使えない。休業中の給付金出ないと思う。無給でよければ、申請してみます?」

子の時短制度も、限界まで使ったけど、就学時以降はもう使えない。

「暗くなってからママが帰ってくるの嫌なの!!仕事ついていく!(行かないで)」
母子分離不安発症直後のムスメちゃん。
本当に私の姿が見えないと、泣き叫んで探しまくるんです。
技術者の私は、そんな状態の子を仕事場に連れて行くなんてことも、できない。

フリースクール的なものも、小学校低学年で該当するものは極端に少ないです。発達障害等の疾患名がないと、通所受給者証も取れないので、どこの放課後デイサービスさんも利用できないと言われ続けました。



もーーう、八方塞がり。
頭パンクして、適応障害(動悸と不眠と思考鈍化)になり、無事に自身の病休の取得ができたわけでした。

精神疾患にならないと、不登校児の親は、仕事を辞めるしかないんですかい??
雇用促進したいんでしょ?
わたし、割と優秀な方で、健全な職員なんです(自分で言うw)

辞めさせずに、雇用継続できるように、私をロールモデルに使ってもらっていいので、お国や会社のお偉い皆さん。

その辺のこと今後、ちゃんと考えてくださいね。(なる早でお願いします!)


◆母親の役割

どの職場でも現代は、仕事の量も質も男女均等に行われていると思うんです。
(家事や育児の分量は、まだ母親のほうが多い日本。でもなんとかこなしちゃうじゃないですか。日本女子って出来ちゃうんですよ、容量と器量が素晴らしいんでしょうね。)

もちろん、父親も頑張ってるし、そうしようという風潮になってきているから、育児も家事も均等にしようよ!

そう思っていたんです。私も。

でも、子供の心はそれだけではなんともならないってことを今回痛感してました・・・

子どもの心が傷んで、逃げ帰ってくる先は、十月十日カラダに入れて、一緒に痛い思いして体の外に出てこれた、お母さんの所なんだもの。


お母さん、参っちゃうよね。子供に愛されちゃって(笑)

ごめんね、お父さん。ちょっと待っててね。少し傷が癒えたら、パパでもいいみたいなんだけど(今現在だいぶパパでも良くなってきましたw)


◆流れに身を任せるという選択

あと、1.2年でしょうかね。どうしても、ママが付いていなきゃいけない時間。今はこんな状況のうちの子どもたちだけど、元々は考えが大人びているから。

そこまでの間、いまは先が見えないな。
今のこの精神状態で、子がどのタイミングで、どの道を選ぶかもわからない。だから、母もそれに合わせようと思うと、思い通りに動くことも難しい。

マイルストーン(区切りや中間目標)が置けない状態で、YES/NOフローチャートくらいかな。考えられるの、今のところ。

【起こることすべてが、人生の勉強だ!ムダなことなんて何もない!】
                           By わたし


今の自分を最大限活かす事が大切。短所や欠点も、自分の魅力や才能だと言う事を忘れないようにして、どう活かせるのか、知恵を絞ってもっと工夫してみるといい。

ゲッターズ飯田

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