記事一覧
小説『最強のパワースポット★誰も知らない日本の神社10選』【2社目】
びりびり体験
「ゼロ磁場」って知っていますか?
柏木がそう言った。
「ナニ?それ」
僕は尋ねた。
「断層の関係で電磁場に異変が起きて、S、Nがはっきりしない所らしいですよ」
「・・?磁石がくるくる回ってしまうという事?」
「まあ、そういう場所でもあるそうです。AIに聞いてみたら、その領域内に磁力線が存在しない場所だと返って来ました」
「ふうん・・」
「地表近くで+と-の力が押し合ってお互い
小説 『最強のパワースポット★誰も知らない日本の神社10選』【1社目】
書き散らかした「神社ネタ」の小説を集めてみました。なのでこれは神社紹介では無くて「神社」を舞台にしたファンタジー短編小説です。
「novel days」に投稿したものから、いくつか選びました。
1 百待月神社
どこかのおばちゃんが「お早う」と言った。
私は振り向いた。
誰が言ったのか分からない。近くにそれらしき人は見当たらなかった。
勿論私に言った訳では無い。誰か別の人に。
職場に向かう
「風の影」 カルロス・ルイス・サフォン作
数年前に読んだこの本をまた読み返しました。何故なら『精霊たちの迷宮』という本を買ったからです。『精霊たちの迷宮』は『風の影』の続編らしくて、ちょっと読みだした所、登場人物について「誰じゃ?これは」という事になり、こりゃ読み直さな、あかんと思ったからです。大体のストーリーは覚えていたのですがね。(フェルミンの存在を忘れていた)
これって『失われた本の墓場』シリーズ四部作のひとつらしいですね。
っ
・ハーモニー 伊藤計劃 作
金子 みすゞの
「私と小鳥と鈴と」の詩は有名です。
『鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい』
のフレーズはきっと誰もが知っていると思います。
でも、金子みすゞは自死の道を選びました。26歳だったそうです。
この『みんなちがってみんないい』というのは現実世界では大変難しい。
で、その対極にあるのが、この『ハーモニー』にある調和の世界です。
その世界は優しさと協調と思いやり
ジェーン・エア C・ブロンテ著
家に「ジェーン・エア」が3冊あります。
何故、3冊かと言うと、間違って最初に下巻を2冊買ってしまったからです。自分の迂闊さにムカつきました。再度ブックオフに行って上巻を買って来ました。
最近は専らブックオフです。たまに行って大量に購入してきます。基本的に購入した本は処分しないので、どんどん増えて行きます。
買って読もうと思って、そのまま忘れてしまい、また同じ本を買う事もあります。 (これ、あ
1 「レベッカ」 デュ・モーリア著
「ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た」
という印象的な文で始まる物語。
10年以上前に読んだのですが、最近また読み返しました。
素敵な本です。
本のカバーには「ゴシックロマンの金字塔」と有ります。
若くて身寄りのない「わたし」は20も年上の貴族のマキシムとモンテカルロのホテルで出会う。マキシムは故郷の「マンダレー」で妻を亡くし、傷心の旅に出ていたのだ。そこで「わたし」は彼の妻に迎え入