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本 嫌われる勇気を読んで

私はこの本を読んで自らの弱さに気づかされました。そして同時に今までの行動選択すべてが私の弱い部分を保護する目的で選択していたと反省する契機ともなりました。ぜひこの4月から新たな環境に身を置かれている方等、悩みを抱えているすべての方に読んでいただきたい一冊となります。


読んでほしい人

対人関係で悩んでいる人。不可逆的なコンプレックスをお持ちの方など生きづらさを感じている方に読んでいただきたい本になります。

私がこの本を読んだ経緯

私は対人恐怖症を患っています。他の健康な方同様に生きる事がとても難しく、その中で何か強く生きるヒントのようなものを見つけたくタイトルの嫌われる勇気に強く心惹かれる形で手に取りました。

めちゃくちゃ乱暴に学んだことをまとめます。

・嫌われても気にしない
∟人が私を嫌うかどうかは私の問題ではない。換言すると私がはからいをして何か変えられるものではない。で、あれば私はそのような事をを気にする事なく、私が作用できるものにだけ集中していればいい。

・とにかく行動する事が大切(目的論と原因論)
∟筆者はすべての行動はその裏にある目的が存在し、その目的を達成する為に行動を選択していると主張します。具体例を出しますといじめを受けたから引きこもったというのは原因論で筆者はこれを強く否定します。逆にひきこもりたいから、誰かに心配して欲しいからいじめを理由にひきこもっているというのが目的論であり、こちらが筆者の主張となります。

要約

『嫌われる勇気』は一言で言うと、「アドラー心理学のわかりやすい解説書」です。創始者のアドラーは、元々精神科医でした。患者の治療をしたり、目に見えない心について考えたりしていくなかで自身の考えをまとめたものがアドラー心理学です。
ある時、アドラーはひとつの結論にたどり着きます。それは「全ての悩みの原因は対人関係である」ということです。そしてその悩みの解決方法が『嫌われる勇気』であるとしています。「世界がどうあるかではなく、あなたがどうであるか」(『嫌われる勇気』p6より引用)である、と。

『嫌われる勇気』は、一方的に語りかけるような内容の書籍ではありません。アドラー心理学を修得している哲人と、悩みを抱える青年との対話が描かれています。その対話を追いかけているうちに、読者はアドラー心理学の真理に迫ることができるのです。


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