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私が占い師になったワケ(闘病記㉗生まれて初めてのりんご病 伝染性紅斑)

2007.04.23 朝、目が覚めるとやはり右ひざに痛みを感じる。今日へ整形外科へ行き、右ひじと右ひざのレントゲン写真を撮ることにした。

その結果、右ひじの骨には炎症が見当たらず、安心したのも束の間で、右ひざに関しては「原因不明の滑膜炎だろう」と言われた。

私は思わずある日突然。関節に水が溜まり始めた右ひじの関節水腫を思い出す。今思えば、右足の甲の骨破壊や左足の骨壊死も原因不明だったが、それに続き、右ひじから右ひざに水が溜まり始め、1つ治ると1つ痛みが発生し。

痛む場所が次々に移動していくことから、通常の関節リウマチの症状とは異なると医師から伝えられていたが、この頃から関節リウマチの疑いを持ち、積極的に治療しておけばよかったと思う。

なぜならばこどもの頃から関節リウマチに関する採決の結果は、まったく引っかからなかったからだ。

とりあえずこの日は右ひじと右ひざにケナコルトとキシロカインを注射し、電気治療を行ったと書かれている。

2007.04.24 今日は朝からケナコルトの効き目を感じた。右ひじも右ひざの関節もまったく痛くないと言ったら、嘘にはなるが。

8歳の時に右足に激痛が走ってからと言うもの、痛みを感じない日など、1日たりともないのだから、これで少しは痛みが緩和されると言うのであれば、それに越したことはない。

2007.05.05 今日は久しぶりに右足が痛い。ボルタレンサポ50㎎(座薬)を迷わず使う。

2007.05.24 今日は午後からリウマチ内科と整形外科を受診した。採血の結果、総タンパクとIgGが低かった。相変わらずMMP-3については検査結果が上がって来ず、次回の診察でチェックするとのこと。

とりあえず整形外科ではケナコルト(10mg)とキシロカイン(2mg)を右ひじと右ひざに注射してもらい、次回からはプレドニン(ステロイド)の服用を1mg減薬し、5mgから4mgの服用になった。

最初の2週間は4mgの服用し、3週間目からは徐々に2週間単位で1mgずつ減薬していく作戦らしい。

正直な話、ステロイドの減薬には自信がなかったが、この当時の主治医は、ステロイドは身体に悪いから減薬し、どうしても必要であれば抗リウマチ薬を使うと言うのが一般的なやり方だと考えたのであろう。

2007.06.09 今日は右ひじの炎症が酷く、右ひざに痺れが出て来たので、整形外科を受診した。相変わらずケナコルトとキシロカインを注射し、電気治療を行った。

また右ひざの痛みに関しては「表面の神経痛かもしれない」と言われたが、本当だろうか。

整形外科医の話では、右ひざの痛みに関しては、1か月程度で治るとのこと。

ちなみにこの日は朝から胸を中心に発疹が出ているな、とは思っていたのだが。整形外科を受診した際、看護師さんが私の足を見て「鈴木さん、この皮膚の色はいつからですか?」と聞いて来た。

両足のふくらはぎの色を自分でも見て確かめたが、これと言って自分では変な色をしているとは思わなった。

胸の発疹に関しては、最初は「あせも」だと思っていたが、整形外科での診察を終え、車に乗り込んだ瞬間。急に具合が悪くなって来たので、すぐさま帰り道にあった病院へ駆け込んだ。

新規の病院ではあったが、診察室へ入ると先生は私の全身を見渡し「伝染性紅斑だと思うわ」と言った。

聞いたことがない病名だな、と思っていたら「りんご病です」と告げられる。

自宅に戻り、体温を測ると37度1分だった。

とりあえずまだ痒みはなかったが、オイラックスが処方された。とにかくこの日は人に移ると大変だから、病院を出たらどこにも立ち寄らないように家へ帰ってじっとしているように、と告げられる。

2007.06.13 今朝は左ひじの関節に水は溜まっていないのだが、関節に水が溜まっているような痛みを感じる。数日ほど前に「りんご病」と診断されたので、りんご病の関節痛だろうか、とこの日の日記には綴られているが、それとこれは話がまったく別だろ、と自分に自分で突っ込みを入れてやりたい。

2007.06.14 今日はやはり右ではなく、明らかに左ひじが痛むことを実感し、整形外科とリウマチ内科を受診する。りんご病から来た関節痛を私は勝手に疑っていたが、どの科でも異常は見受けられず、痛みの原因はわからないと言われた。

とりあえずモービックでも良いのだが、ロキソニンが処方される。この頃になると、もう右ひじにケナコルトを打っても効かなくなって来たので、ロキソニンを1日に2回、服用することになった。

長期に渡ってボルタレンを服用するのは身体に良くないとリウマチ内科の医師は言っていたが、病状がどんどん進んでしまえば「自己調整で」と言われてしまうのだから、面白い。

2007.06.15 今日は今のところ左ひじに関節の炎症はない。右ひじの痛みもロキソニン60mgでなんとか抑えられている。久しぶりにロキソニンを服用したせいだろうか。今のところ本当によく効いていると思う。もっと早くロキソニンを服用すればよかった。

どうせ治らない病気なのであれば、せめて対処療法かもしれないけれど、痛みを抑えるしかない。

但し、それと同時にケナコルトやボルタレンが効かなくなったように、ロキソニンもまたいつしか効かなくなる日が来るのだろうかと言う恐怖に襲われる。

2007.06.29 昨晩から仰向けに寝ていると右ひじに激痛が走り、それに伴い、右肩が痛み出す。もはや仰向けに寝ることはできず、この日から安易に起き上がることも困難になった。現在もパソコンのキーボードを叩いているが、もうすでに右ひじの関節には水が溜まり、腕が曲がったままになってしまったので、指1本で打っている。

おそらくプレドニン(ステロイド)の摂取量が大幅に減少したのが原因だろう。昨日は5mgを2mgにしてから6週目に入った頃だった。3mgと2mgの差を甘く考えてはならないとこの日の日記には書かれているが、そもそも身体が炎症を起こしているときにステロイドを減薬するのは間違っていたのだと思う。

もちろんプレドニンをずっと5mg飲み続けるのは身体に良くないと思うが、今思えば、この頃の私は急性期だった。整形外科を受診するべきだろうか、とか。色々と悩んでいるふしが伺えたが、どうやらこの頃から自己判断でプレドニンは5mgまで戻しても良いことになっていたらしい。

右ひじの水を抜くほどは溜まっていなかったので、整形外科へは行かず、様子を見ることにした。

2007.6.29 今日もまた病院へは行かず。とりあえず自己調整でプレドニンを2mgから3mgにし、ロキソニン60mgをボルタレン錠25mg服用し、1時間程度寝ていたらだいぶ良くなった。

それを証拠に昼食では、箸を持つことができなかったが、夕食では箸が使えるようになり。

試しに肉じゃがを作ろうと思い、まな板の上に材料を置いては見たが、包丁は使えず。まったく材料を切ることはできなかったが、味付けや盛り付けはなんとかこなすことができた、と書かれている。

まさに薬のおかげで私は生きている、と言うよりは生かされているのだろう。

右ひじの痛みが完全に取れたわけではないが、箸で食事を摂れると言うことは本当にありがたい。

2007.06.30 今日は朝から右ひじが痛い。おそらく昨日、飲んだボルタレンが早くも切れたのだ。朝起きると私の右ひじは、ものの見事に曲がっていた。

今日もまた水を抜くほどもないかな、と思ったが。整形外科の主治医にもプレドニンを3mgにしたことを伝え、ステロイドの増量について相談もしたかったので、整形外科を受診し。まずは右ひじの関節内に溜まった水を抜いてもらい、ケナコルトとキシロカインを注射してもらった。

とりあえず整形外科の主治医は、プレドニン(ステロイド)の服用は3mgから5mgの間で、自己調整して欲しいとのことだった。

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