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成長する人としない人の差は、たったの3つだった

僕の仕事の8割は企業研修です。

主に日本を代表する大企業の次世代リーダーと称される方々に対して、ビジネススキルや経営に関するツボを整理しながら、講義とコーチングで移植していく活動です。

そんな日々の中、先日はとっても気持ちがよい受講生ばかりのクライアントさんのお仕事がありました。

打てば響くような反応で、皆と協力しながら秀逸なアウトプットを短時間で出してくる優秀さと人間性の高さ。

「あぁ、この方々は研修をしなくても、きっと伸びていくだろうな。成長もはやいだろうな」と強く思いました。

でも、考えてみるとこの1社だけではなく、過去に出会ったビジネスパーソンで、同じ思いをした方々には共通点が3つありますね。

それは、

①素直!
②プラス発想!
③勉強好き!

細かいビジネススキルや行動特性などは置いておいて、突き詰めるとこの3つなのです。

あなたは、この3つを持ち合わせていますか?


①素直!

素直であると、どんどん自分の糧になることを吸収していきます。

よく講師の話した内容に対して「いや、違うな。自分が知っている世界だと●●なんだけどな」と、いったん我を張ってくる人がいます。

もちろん自分を持つことは大切なのですが、たいていこういうスタンスの人は伸びません。なぜなら、我流ではすぐに限界が生じるからです。

また、新たな知恵を吸収するチャンスをなくしてしまうからです。

半信半疑でもいい、まずはいったん先に吸収してしまうこと。その上で、オリジナリティを追求すること。はじめからオリジナルを追求しても、それは単に芽が出ない我流に陥ってしまいます。

自ら手を挙げて研修(セミナー)を受けるということは、何かが不足しているからであり、素直に吸収した方がはやいと思います。

また、分からないことがあれば強がらずに、「分かりません」の一言をいってどんどん質問をした方が確実に吸収がはやまります。

素直さがないと、質問すら羞恥心に負けてできなくなるため、チャンスを逸してしまうリスクが生じてしまいます。

「素直=全てを真に受ける」ではなく、「素直=我流は横におき一旦吸収した上で、精査する」です。素直さが欠けているがゆえに、この入り口部分を自分でへし折ってしまうのはもったいないですね。


②プラス発想!

やっぱり素直に次いでプラス発想は大事ですよね。

大切なことは調子が良い時にプラス発想は誰でもできますが、調子が悪い悲観的な状況の時ほど、真価が問われます。

たとえば、「新規事業のアイデアが出ない・・・」

その時に「やばい!」と捉えるか、「いや、固定観念に縛られずにアイデアを出す余白がまだたくさんあるってことだよね。まだまだこれからだ」とポジティブに前進できるのか。

既に言い尽くされてきたことですが、停滞する人と伸びる人の差はここにある。いや、ここにしかないほどポジティブさは大切です。

もちろん、何でもかんでもポジティブで空回りというのも困りものなので、そのポジティブが次にどう活きるのか、根拠を持って行動に変えられることが望ましいですけど。

それでも、はじめの第一歩目はポジティブからですよ。


③勉強好き!

勉強という言葉は、受験勉強の響きがあって苦痛にイメージされるかもしれませんね。

でも、ここでは「謙虚にかつ貪欲学ぶ姿勢」のことを言います。

①素直!につながるとことですが、我流にこだわらず、また自分の仕事の範囲だけではなく、日常生活で自分の範囲とは異なることからも学びを得る姿勢が人間としての幅をつくることになります。

たとえば、昔、ある著名な一流野球選手がこんなことを話していました。

「僕は野球以外に、ワインも楽しむし、ピアノも習っている。それをマスコミは道楽だと非難するけれど・・・」

「違うんです。野球だけをやっていると実績を出している今はまわりにチヤホヤされてしまう。」

「あえてワインやピアノなど素人の世界に飛び込むことで、自分は一流でも何でもないただの人間だし、何も知らない素人でまだまだ学ぶべき点はたくさんありますよね、それに野球につながる学びを異分野からでも得られます。」

「こんな想いで、何でも学びにどん欲になるんです」

この姿勢を持つからこそ、野球選手としても一流の実績を残し続けられるんだと強く痛感しました。

こうして3つの点で伸びる人の特徴をクライアントを観ながら整理してきましたが、この3つはどこかで聞いたことがあることを思い出しました。

実は、船井幸雄さんが提唱していたみたいです。

今回は、僕なりの解釈でクライアントから紐解いてきましたけど、やっぱり突き詰めると何の新規性もない「当たり前的な3条件」だったということです。

あなたは、この3条件を持ち合わせていますか?伸びる人の条件として他にはどのような条件が考えられますか?

おしまい。

さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?

少しでもお役に立てば幸いです。

それでは、また会いましょう!

著者・思考の整理家® 鈴木 進介

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