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【映画✖️心理学】友だちのパパが好き

おどろくほどの嫌悪感。

なかなかないかも、こんな作品。

男性って、自分が「愛」を与えることで、

自分の価値を感じるものなのです。


【友だちのパパが好き】

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男性性の解放 ★★★★☆
女性性(傷ついた女性性・依存)★★★★★
自立する女性 ★★★★

この作品、観ている最中から、びっくりするくらい、

嫌悪を感じてしまった

取り立てて激しいシーンがあるわけでもなく、淡々と進むのだけれど、じわじわと嫌な気持ちになる。

これだけの嫌悪感を、観る人に与えられるって、

すごい作品なんだと思う。

友だちのパパに夢中になる女の子の「異常な依存性」が目を引くけれど、

私が注目したのは、パパがその女の子にハマっていくさまだった。

「パパ」の周りの女性たち(妻・娘・不倫相手)は、誰もが自立していて、彼を頼っている様子を見せない。

「あなたに負担はかけない、自分で決める」と、いうような感じ(本当は弱さをたくさん持っているのだけれど、それが重くなることを怖れている)。

彼女たちの前で、パパは「情けない」、「決められない」、「流される」、そんな男性だ。

そんな中、パパに夢中になる娘の友だちは

愛することに一生懸命で、依存的で、友だちのパパの愛を異常なまでに欲しがる。

そこなんだ。と、思った。

心理学的に見ると「男性性」は「与える」ことを得意とし、「女性性」は受け取ることを得意とする。

誰にも自分の「愛」を、

与えさせてもらえなかった「パパ」の男性性(男としての価値・自己肯定感)

無心に愛を欲しがる娘の友だち(傷ついた女性性)」と出会って、

与える先を見つけたときに、グーンと上がったのだろう。

異常なほど愛を欲しがる人間と

与える先のなかった愛を大量に抱えた人間が出会えば、

側から見たらおかしいと思うほど惹かれ合うのも、当然なのかもしれない。

その根底にあるのは「強烈な寂しさ」なんでしょう。

そうゆう「恋愛の方程式」のようなものを理解すれば、こんな恋愛もありうると受け入れられるのだけれど、

私はいったいこの作品の何に嫌悪感を抱いたのか。

周りへの迷惑をかえりみない、依存の激しい2人の恋に、

こんなに嫌な気持ちになっているのだとしたら、

私もたいがい、かなりの「自立女子」なんだろう。

【こんな人におすすめ】

◯自立しすぎて、恋愛がうまくいかない人。

◯自立しすぎて、パートナーが頼りなく見える人。

◯依存的な恋愛になることを怖れている人。

こんな方々は、反面教師としてみてください。

嫌悪感もかなり強く出る可能性がありますので、鑑賞注意です笑


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こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。

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