ローテク弁理士®ヤマダ(たまにスイーツ弁理士)

山田 龍也(クロスリンク特許事務所 代表弁理士/ネーミングプロデューサー)。ローテク製…

ローテク弁理士®ヤマダ(たまにスイーツ弁理士)

山田 龍也(クロスリンク特許事務所 代表弁理士/ネーミングプロデューサー)。ローテク製品の特許取得、中小企業や個人事業主の商標登録を代行します。 権利を取ること自体が目的になっていませんか?権利を取る前(商品企画・ネーミング)、取った後(権利活用・ブランディング)が大事ですよ!

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固定された記事

【自己紹介】ヤマダPってどんな人

【山田 龍也/弁理士】化学メーカーで研究職を志すも挫折。特許の世界に活路を見出し、弁理士を目指すが合格までなんと15年! 独立開業したのは50歳! 中小企業の経営者さ…

弁理士会のお仕事2024

弁理士のボランティア活動。それが会務活動今年度も弁理士会の仕事が始まった。いわゆる会務活動というやつだ。 基本的に無報酬。交通費程度しか支給されない。それなの…

専門家ブランディングにつなげる情報発信の戦略

専門家ブランディング。自分の専門性を正しく伝えることいくら専門性があったって、良い仕事をしてたって、それが知られていなければ仕事に繋がることはない。 自分のビ…

女性起業家向けイベントにブース出展します!

女性起業家の先輩たちが相談に乗ってくれる1dayイベント独立や起業、副業を志す女性が増えています。子育てが一段落した、今の職場に未来が見えない、自分の才能を活かせる…

街で見かけたネーミングを勝手気ままにあれこれ論評 #2

エントリーNo.4「みるくのえん」酪農マルシェ「みるくのえん」。 森永乳業が展開する新規事業。6次産業化に取り組んでいる酪農家が加工・販売しているこだわりの乳製品(…

街で見かけたネーミングを勝手にあれこれ論評するポスト(Vol.1)

エントリーNo.1「おかしばっかし」https://twitter.com/cbhyg/status/1789782697499357493 「おかしばっかし」。 近所に開店したお菓子屋さんとのこと。 「お菓子が沢…

資産は運用。知財は活用

取ったら使え。使わないなら取るな!一所懸命、お金を貯めたって使わなかったら意味がない。使わない金は死に金。どんどん価値が下がってく。 特許も商標も全く同じ。お…

コミュニティ「myflag」のメンバーを募集しています!

「myflag」の理念は「旗を掲げろ!」コミュニティ「myflag(マイフラッグ)」の世界観を言語化したメッセージ、コミュニティスローガンです。「旗を掲げろ!」。それが「my…

ネーミングはラップのように韻を踏め

ネーミングでドツボにハマっている人へたかだかネーミングくらいで悩まないの。「言語化」なんて、小難しく考えなくていいの。真面目に考えすぎ。 まずは言葉に触れてみ…

たとえ商標登録しなくても、商標調査は嫌いにならないでください!

たとえ商標登録しなくても、商標調査はしないといけない「商標登録なんて興味ないし…」という、そこのあなた! あなたが事業主・経営者なら、商標と無縁ではいられません…

Webサイトでトラブルが起こったら。あなたならどうする?

Webサイトが表示されない!GWの後半戦、5月5日。自分のWebサイトにアクセスしようとしたら、こんな表示が。 サイトの内容が全く表示されない。もしやと思って、自分で運…

「ブランディング」は「価格競争」も「品質競争」も「差別化」も不要にする

「ブランディング」って何だ?ブランディング。 誰でも知っているのに、ちゃんと説明できない言葉No.1 。エセインフルエンサーが「セルフブランディング」なんて言葉をひ…

特許を取るときの考え方。製品全体ではなく、技術ごとに見る

特許は「製品」ではなく「技術」に対して与えられるよく、「特許品」という言われ方をする。でも、厳密に言えば、これは間違いだ。「特許製品」があるわけではなくて、あ…

弁理士の生業は屁理屈…(違)

弁理士の屁理屈は真っ当な屁理屈?!弁理士の必殺技。それが屁理屈。 特許庁の審査結果に対する反論で日頃、鍛錬しているから。 拒絶理由通知をつぶさに観察し、審査官…

審査不合格の通知。それが拒絶理由通知

弁理士は拒絶理由通知も想定内特許や商標を申請しても一発で登録されるとは限らない。審査不合格の通知。それが拒絶理由通知だ。 拒絶理由通知への対応。これが素人と弁…

ChatGPTなどの生成系AIに文章作成をさせるのは「アリ」か「ナシ」か?

生成系AIに文章作成をさせることの是非AIは僕よりずっと頭が良い。持っている知識や情報の量も多い。平均点以上の文章を作ってくれると思う。 だけど、何か引っかかる。 …

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【自己紹介】ヤマダPってどんな人

【山田 龍也/弁理士】化学メーカーで研究職を志すも挫折。特許の世界に活路を見出し、弁理士を目指すが合格までなんと15年! 独立開業したのは50歳! 中小企業の経営者さん向けに、センス不要のネーミング術・強みを活かしたブランドづくりのヒントを発信中! スイーツ大好き、スイーツ弁理士。 ▶弁理士・特許と商標(知財)の人2010年(平成22年)11月に弁理士試験に合格。2011年(平成23年) 4月に弁理士登録をしました。日本弁理士会会員(登録番号17578)。 特許実務の経験

弁理士会のお仕事2024

弁理士のボランティア活動。それが会務活動今年度も弁理士会の仕事が始まった。いわゆる会務活動というやつだ。 基本的に無報酬。交通費程度しか支給されない。それなのに、わざわざ自ら手を挙げて行うボランティア活動だ。 メンバーは企業勤務の弁理士より事務所弁理士が多いように見える。しかも事務所の経営層クラスの弁理士だ。多忙を極めるはずの経営者弁理士が無報酬の公務活動に勤しんでいる。まったくご苦労なこった。 こういう人たちは弁理士会のために一肌脱いでくれている。それを当たり前だな

専門家ブランディングにつなげる情報発信の戦略

専門家ブランディング。自分の専門性を正しく伝えることいくら専門性があったって、良い仕事をしてたって、それが知られていなければ仕事に繋がることはない。 自分のビジネスや仕事内容について知ってもらい、 専門性(特定の分野の専門家であること) 信頼性(専門家として信頼できる人物であること) 権威性(教えを請いたくなるような専門家であること) が積み上がった状態を作る。これが専門家としてのブランディングだと思っている。 まずはブログやSNSで自分の専門性を伝えていく今や

女性起業家向けイベントにブース出展します!

女性起業家の先輩たちが相談に乗ってくれる1dayイベント独立や起業、副業を志す女性が増えています。子育てが一段落した、今の職場に未来が見えない、自分の才能を活かせる仕事がしたい。そんな思いで事業を起こす方も多いでしょう。 しかし、起業は決して簡単ではありません。「こんなはずじゃなかった」「起業って大変」と感じることもありますよね?そんなとき役に立つのが、一歩先行く先輩たちのアドバイス。 6月2日。女性起業家、特に起業初期の方やこれから起業を目指す方のために、女性起業家の先

街で見かけたネーミングを勝手気ままにあれこれ論評 #2

エントリーNo.4「みるくのえん」酪農マルシェ「みるくのえん」。 森永乳業が展開する新規事業。6次産業化に取り組んでいる酪農家が加工・販売しているこだわりの乳製品(ヨーグルトやチーズなど)を集め、移動販売車で販売代行するサービス。 「みるくのえん」の「みるく」が生乳・乳製品を表しているのは一目瞭然。「えん」は「縁」と「円」。 「みるくの縁」は生乳を介して結びつく、生産者・販売者・購入者の縁を生み出したいという思い 「みるくの円」は生乳を中心とする円を広げていきたいと

街で見かけたネーミングを勝手にあれこれ論評するポスト(Vol.1)

エントリーNo.1「おかしばっかし」https://twitter.com/cbhyg/status/1789782697499357493 「おかしばっかし」。 近所に開店したお菓子屋さんとのこと。 「お菓子が沢山あるよ!」。これをアピールしたい時にどういう店名にしたらそれが伝わるか?ここが考えどころです。 「おかしがいっぱい」(まんまやん…) 「おかしの国」(ありそう。めっちゃありそう) 「おかしまみれ」(「ねこまみれ」ってあるよね) こんなのは思いつきそ

資産は運用。知財は活用

取ったら使え。使わないなら取るな!一所懸命、お金を貯めたって使わなかったら意味がない。使わない金は死に金。どんどん価値が下がってく。 特許も商標も全く同じ。お金をかけて権利を取っても使わなければ意味がない。権利を取ることばかりを考えて、どう使うかを考えてない人が多すぎる。 使わない知財はタンス預金。寝かせておけばただの紙切れ。権利証を見つめてニヤニヤ。部屋で札束を数えてニヤニヤ。同じだよ。そんなの、ただの自己満じゃない。 資産は運用。知財は活用。権利を取るなら使う。使

コミュニティ「myflag」のメンバーを募集しています!

「myflag」の理念は「旗を掲げろ!」コミュニティ「myflag(マイフラッグ)」の世界観を言語化したメッセージ、コミュニティスローガンです。「旗を掲げろ!」。それが「myflag」の理念です。 「myflag(マイフラッグ)」は個人事業主、中小企業経営者、独立・起業予定者など、スモールビジネスを営むまたは営む予定の方々に、ブランドづくりの素晴らしさを伝えていくことを目的に活動を始めたコミュニティです。 インターネット革命が起こり、誰もがマスコミを頼らず、自らを発信する

ネーミングはラップのように韻を踏め

ネーミングでドツボにハマっている人へたかだかネーミングくらいで悩まないの。「言語化」なんて、小難しく考えなくていいの。真面目に考えすぎ。 まずは言葉に触れてみる。言葉で遊んでみればいい。 ことばはともだち。こわくないよ。 ダジャレがネーミングのヒントになる大凡一ヶ月前、4月1日はエイプリルフールだった。最近は企業も洒落っ気が出てきて、くすっと笑ってしまうような「嘘」を披露してくれる。 いくつか挙げてみよう。 マクドナルドの「マックの内弁当」販売決定 日本郵政は「

たとえ商標登録しなくても、商標調査は嫌いにならないでください!

たとえ商標登録しなくても、商標調査はしないといけない「商標登録なんて興味ないし…」という、そこのあなた! あなたが事業主・経営者なら、商標と無縁ではいられません。あなたが興味がなくたって、周りはせっせと商標登録しています。間違って他人の商標を踏んだら商標権侵害でアウト!下手すりゃ、あなたの事業も信用も全て吹っ飛びます。自分が商標登録しなくても、他人の商標には目を配る必要があるのです。 そこで、大事なのが調査。来週15日(水)のライブ配信のテーマは「商標調査の基本のキ」。

Webサイトでトラブルが起こったら。あなたならどうする?

Webサイトが表示されない!GWの後半戦、5月5日。自分のWebサイトにアクセスしようとしたら、こんな表示が。 サイトの内容が全く表示されない。もしやと思って、自分で運営している5つのWebサイトを見に行ったら全く同じエラー表示。見事に全滅。しばらく様子を見ましたが、回復する兆しはありません。 ぐはぁ。どういうこと???やべーな、これ…。 それにしても、GWの真っ只中にこんなトラブルに見舞われるとは。 先日、「情報発信者なら誰でも起こる「垢BAN」の話」なんて投稿を

「ブランディング」は「価格競争」も「品質競争」も「差別化」も不要にする

「ブランディング」って何だ?ブランディング。 誰でも知っているのに、ちゃんと説明できない言葉No.1 。エセインフルエンサーが「セルフブランディング」なんて言葉をひけらかしたせいで、胡散臭いものと誤解されてしまっている可哀想な言葉。 「ブランディング」は顧客の信用が十分に蓄積され、信用商売を行える状態にあること。あるいはその状態を作っていくための活動。下世話な言い方をするなら、「エビ売れ」状態を作ることだ(2007年当時) エビ売れ、Appleマニア、シャネラー…。熱

特許を取るときの考え方。製品全体ではなく、技術ごとに見る

特許は「製品」ではなく「技術」に対して与えられるよく、「特許品」という言われ方をする。でも、厳密に言えば、これは間違いだ。「特許製品」があるわけではなくて、あるのは「特許技術」だ。 例えば、iPhone。 iPhoneには色々な種類の技術が詰め込まれている。カメラだのディスプレイだの通信だの…。そして、カメラ1つを取ってみても、レンズ、シャッター、オートフォーカスなど、たくさんの技術要素がある。 iPhoneは無数の技術の詰め合わせ、技術の集合体ということだ。特許はそ

弁理士の生業は屁理屈…(違)

弁理士の屁理屈は真っ当な屁理屈?!弁理士の必殺技。それが屁理屈。 特許庁の審査結果に対する反論で日頃、鍛錬しているから。 拒絶理由通知をつぶさに観察し、審査官の論理の破綻を見つけ出し、そのほころびを最大限押し広げ、そこに自分の反論をぶっこみ、審査官を黙らせ、拒絶理由を引っ込めさせる。 この反論を人は「屁理屈」という(笑) でもこの屁理屈。冷静な分析力、論理的な思考力、それを表現する文章力に基づくもの。これらは弁理士の得意とするところだ。そして、弁理士は言葉を交わす殴

審査不合格の通知。それが拒絶理由通知

弁理士は拒絶理由通知も想定内特許や商標を申請しても一発で登録されるとは限らない。審査不合格の通知。それが拒絶理由通知だ。 拒絶理由通知への対応。これが素人と弁理士で差が出る部分。素人は申請すれば「通る」と思い込んでいる。だから、拒絶理由通知が来るとあわてる(笑) 弁理士は拒絶理由通知も想定内。拒絶の理由も想像がつく。だから、拒絶されることも頭に入れて「直せるように」書類を作っている。「拒絶されたら弁理士に頼もう」ではもう遅いんだ。素人の書類は直せるように作ってないから。

ChatGPTなどの生成系AIに文章作成をさせるのは「アリ」か「ナシ」か?

生成系AIに文章作成をさせることの是非AIは僕よりずっと頭が良い。持っている知識や情報の量も多い。平均点以上の文章を作ってくれると思う。 だけど、何か引っかかる。 文章って、人そのものじゃないか? もっと人間臭いものじゃないか? それをAIに任せてもいいんだろうか?自分の中でこの疑念を払拭できていない。 それでも無理やり答えを出すならば、論理的・定型的な文章をAIに作成させるのは「アリ」、情緒的な文章をAIに作成させるのは「ナシ」。それが、現時点での僕の答えだ。 論理