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日本を再確認する

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日本の日本らしさ 日本人の日本人らしさ を再確認できるような視点、書籍を紹介します
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徳島上勝町のどぶろく

徳島上勝町のどぶろく

#どぶろく庵仁 届きました。
葉っぱの町、徳島県上勝町より。

そう、旧飲み友が移住した上勝町で、古い棚田を使って米を栽培し、その米でどぶろくを作っているんだが、なかなかその販売経路が広がらず、今絶賛頑張っているところなんだという。

どぶろくを広めるためのレポをアップするチャンネル↓

昨年自分が上勝に行った時のことはこのnoteに↓

素敵な田舎に移住しても、もちろん良いことばかりではない。移

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旅をしながら考える

旅をしながら考える

 2023年の9月はずっと音楽旅行をしている。幸せだ。いろんな場所に待ってくれている人がいるなんて。たとえお客さんが少なかったとしてもその土地に行き、空気を水を身体に入れているだけで生きていく糧となる。もちろんお客さんがそれなりに入ればギャラとなる。9月は毎週のように旅をしている。気づけばそうなっただけだけど。

 「SWING-Oはタフだね」とよく言われる。もちろん親から譲り受けた身体の丈夫さも

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未来夢想 #2

未来夢想 #2

 嫌な現実に少しでも直面しなくて済むように、演奏旅行を組み、時間があれば古い本や他国の本を読むようにしている。違う空気に触れ、違う人生に触れることが精神衛生上は一番だと思うから。

 自分の演奏や話を喜んでくれる人がいることを確認できれば、いくばくかの幸せな気持ちになれる。自分の存在意義を一時的にせよ確認できる行為、演奏旅行。

 違う時代に触れる、違う国の問題や悩みに触れるための読書も自分が少し

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「歴史からすっぽりと抜け落ちてしまいそうなものたち」を拾い集める本

「歴史からすっぽりと抜け落ちてしまいそうなものたち」を拾い集める本

出版された時期こそ違えど、いずれも「まだ健在な、あの頃のことを覚えている老人」へ直接取材をしてきたレポ。このままだと社会から忘れられてしまうであろうことを、一般論としてではなく、当事者の言葉をかき集めているとこが素敵。「歴史からすっぽりと抜け落ちてしまいそうなものたち」を拾い集める本たちだ。

マーケティングやアクセス数などとは縁のない、でも間違いなくそこにあったもの、人、文化、習慣、そして事件、

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切り口が素敵な小説家・丸谷才一

切り口が素敵な小説家・丸谷才一

2021年10月15日号のBRUTUSの
村上春樹特集で、
氏がお勧めする本の中にあったのがきっかけで
ぐいぐいハマってもう4冊読んでしまいました

そんな小説家・丸谷才一についてのレビューです

「年の残り」1968
「裏声で歌へ君が代」1982
「樹影譚」1988
「女ざかり」1993

読んだのはこの四冊

「樹影譚」1988最初に読んだのは短編集「樹影譚」
この、村上春樹も勧めるタイトル作

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2021年の10冊

2021年の10冊

2021年を
SWING-Oが読んだ本の中から10冊選んで
振り返っておきます

ちなみに2020年を本で振り返るとこうでした

もちろんこのblogを読んでくれる方にオススメな本でありつつも
その実、自分の頭の整理でもあります
いずれ振り返った時に「あ、そう言う2021年だったな」となるはずなので

ブリジット・バルドーのシネアルバム〜エロスの女神なにせ極私的に2021年中盤はイニシャルB.B.

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バラカンさん、カタカナは発音記号じゃないんですよ

バラカンさん、カタカナは発音記号じゃないんですよ

先に弁明しておきますが、
ピーターバラカンさんのことは大変リスペクトしてますし、多大な影響を受けてきました。バラカンさんの本やラジオで紹介されてきた音楽にどれだけ影響を受けてきたか?を思うと頭が上がらない音楽ジャーナリストの一人と思ってます。

が、ほんと唯一、唯一
「ちょっとそれは、、、」
と思う点があります。

それは、アーティスト名のカタカナ表記問題です。日本のレコード会社やライターの方が解

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日本を再確認できる本 #3

日本を再確認できる本 #3

「日本を再確認」な3冊目はまたググッとベクトルを変えて東洋医学〜整体の本です

ここ最近はヨガも普通に巷に定着し、漢方なども含めて東洋医学は自分の周囲にも定着しているように思っていたんですが、昨年からの新型コロナ禍以降、報道を中心に一気に世界中の人たちが西洋医学的な考え方になってしまったように感じてます。この、あまりに一方的な西洋医学的対処のみを軸とした捉え方に違和感を覚えてます。何事も一方的なの

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日本を再確認できる本 #2

日本を再確認できる本 #2

「日本を再確認できる本」の二冊目はまた全然違うベクトルの本です。
日本再確認というか、「こんな人が居たんだ!!」と驚く本ですね。

「田中清玄自伝」インタビュー大須賀瑞夫

これは友人詩人のtotoのお母さんから「SWING-Oさんに渡して」という形で届いた本です。俺の何を知っていてこの本を届けてくれたのか?そもそも俺はこの「田中清玄」という人を知りもしないのに、、、と驚きから始まりました。でも本

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日本を再確認できる本 #1

日本を再確認できる本 #1

昔からそうだけど、最近は特に「だから日本はダメなんだ」という論調が目立つ気がするのは俺だけじゃないだろう。グローバリズム&「マネー」資本主義の現在、世界基準が色々と打ち出されているのと比較するとそういう論調になるのは致し方ないかもしれない。実際はその「世界基準」って欧米(特にアメリカ)が打ち出したものだけどね。そこを基準にばかりしていると、それは当然「それに引き換え我が国は」と自虐的になってしまう

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