ヒラ

大学生/きらきらしたものとおいしいものが好き。文字と写真と音楽をします

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記事一覧

【思うこと】差し色をひとつ

大学の帰りのバスにひとり、ガタガタ揺られながら家へ向かっていた。ほかの大学生が元気におしゃべりしている声が幾重にも重なって、少し息苦しい。 そんな中で目に入っ…

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5日前

【旅行】1日目、いざ滋賀県へ

何年ぶりか分からない家族旅行へ行った。 行き先は、滋賀県。 今までの家族旅行で関西のほうへあまり行ったことがなかったから、何だか新鮮な感じがして楽しみだった。 …

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2か月前
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【日記】秋を感じている

日曜日、午後3時頃。家を出たら天気雨がぽつぽつと服を濡らしてきた。思わず目線を上げると、向かう先にやさしげな虹が見えた。 雨が降っていると憂鬱になるタイプだが、…

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5か月前

【思うこと】それぞれの環境にそれぞれの悩み

生活していると、何もできない日とか、何も動けない日というものが存在する。私の場合、ばからしいとは思うのだけど、過去のいやな思い出を思い出したのを掘り返して沈むパ…

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5か月前
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【思うこと】「とりあえず話は聞く」の姿勢

高校2年生のときの離任式で、ある先生がこう言った。 「とりあえず、人の話は最後までちゃんと聞きなさい。」 この言葉は高校3年生に進級してからも、なんとなく私の中…

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6か月前
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【日記】夏、人工的なあかいろ

8月前半、夏休みのはじまり。普段ボランティアとしてお世話になっている地域のまち歩きイベントに参加した。 港沿いにあるこの地域はほんのりと潮の香りが漂ってきて、歩…

ヒラ
6か月前
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【思うこと】差し色をひとつ

【思うこと】差し色をひとつ

大学の帰りのバスにひとり、ガタガタ揺られながら家へ向かっていた。ほかの大学生が元気におしゃべりしている声が幾重にも重なって、少し息苦しい。

そんな中で目に入ったのは、隣に座っていた人の白いTシャツ。

一瞬、そこに私の口紅がべったりついたらどうなるのか、なんて考えが浮かんだ。

バスが揺れた拍子に、隣の人がバランスを崩してこちらへ上半身を倒し、先ほど塗り直した私の口紅が不幸にもついてしまう

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【旅行】1日目、いざ滋賀県へ

【旅行】1日目、いざ滋賀県へ

何年ぶりか分からない家族旅行へ行った。

行き先は、滋賀県。
今までの家族旅行で関西のほうへあまり行ったことがなかったから、何だか新鮮な感じがして楽しみだった。

【1日目】
黒壁というところへ行った。商店街で、ガラスを使用したきれいな工芸品やアクセサリーをたくさん見た。
ガラスは光やらなんやらを反射してきらきらするところがとても好き。メガネチェーンとゆびわをお土産に買った。

大きな

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【日記】秋を感じている

【日記】秋を感じている

日曜日、午後3時頃。家を出たら天気雨がぽつぽつと服を濡らしてきた。思わず目線を上げると、向かう先にやさしげな虹が見えた。

雨が降っていると憂鬱になるタイプだが、虹色の淡い光に少し心が明るくなった気がした。だから天気雨なんて明るい名前がついたのかもしれない、きっとちがうけどマイ解釈としてここに留めておこう。

帰り、急勾配の坂を昇る。西に傾きはじめた日射しでで道路がきらきらと輝いて見えた。黄色

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【思うこと】それぞれの環境にそれぞれの悩み

【思うこと】それぞれの環境にそれぞれの悩み

生活していると、何もできない日とか、何も動けない日というものが存在する。私の場合、ばからしいとは思うのだけど、過去のいやな思い出を思い出したのを掘り返して沈むパターンが多い。

楽しい記憶は幸せな思い出としてみんな形に残そうとするものだが、つらい記憶は残したくなくても残る呪縛だ。今はもう解決したもの、距離を置いたものなどさまざまあるが、ふとした時に当時のつらさやくるしさが込み上げてきて何時間も布

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【思うこと】「とりあえず話は聞く」の姿勢

【思うこと】「とりあえず話は聞く」の姿勢

高校2年生のときの離任式で、ある先生がこう言った。

「とりあえず、人の話は最後までちゃんと聞きなさい。」

この言葉は高校3年生に進級してからも、なんとなく私の中で繰り返しリピートされていた。というのも、このとき17歳の私は、論理的でないことをいう大人の話は聞かなくていいのではないか、ということについてよく考えさせられていた。先生と生徒という関係というだけで根性論だったり根拠のない話だったりを

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【日記】夏、人工的なあかいろ

【日記】夏、人工的なあかいろ

8月前半、夏休みのはじまり。普段ボランティアとしてお世話になっている地域のまち歩きイベントに参加した。

港沿いにあるこの地域はほんのりと潮の香りが漂ってきて、歩いていて気持ちがいい。日差しは強いものの、この匂いとさざなみの音でほんのすこしだけ爽やかな気分になれる気がした。日差しを受けてきらきらと輝く水面を見つめながらゆっくりと歩く。ひとが作ったものの音と色で溢れかえっている、うるさい日々から遠

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