Tabla Rasa

主に1980年代〜2000年代のUKバンドやミュージシャンの作品の訳詞を、気まぐれで掲…

Tabla Rasa

主に1980年代〜2000年代のUKバンドやミュージシャンの作品の訳詞を、気まぐれで掲載します。 本業は翻訳者。

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Preface

"Ordinarily, events that change our path are impersonal affairs, and yet extremely personal." - Don Juan Matus (From "The Active Side of Infinity") 「総じて、…

Tabla Rasa
3か月前

【ANNEX】【対訳なし】 MBV Arkestra (If They Move, Kill'em) - Primal Scream (2000)

Tabla Rasa
3週間前
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Save A Prayer - Duran Duran (1982)

大通りの角で 壁際に立つ僕の姿を見たんだね 君が居る窓辺から合図の光が瞬いてる 一人で居るのもつまらなくて 君は今スリルを求めていて そして何をすればいいのか どこへ…

Tabla Rasa
3週間前
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Yummer Yummer Man - Danielle Dax (1985)

待ち伏せの場所は 曲がり角か 階段の下 思考を振り切って あいつが居ないかのように振る舞え リビングに潜んで いつも背後につけて 荒唐無稽なことを吹き込むから 耳を貸さ…

Tabla Rasa
3週間前
1

I Know - Placebo (1996)

知ってるよ 好きなのは曲で、シンガーじゃないんだろ 知ってるよ 自分が君の言いなりになってるって 知ってるよ 罪人なき罪ってやつがお望みなんだろ 分かってる 知ってる…

Tabla Rasa
4週間前

This Charming Man - The Smiths (1983)

人影もない丘の途中で 自転車がパンクするなんて 一人前の男になるための試練ってことか? そんな時に現れた 目を奪うような車に乗った なかなか魅力的なこの男 助手席のレ…

Tabla Rasa
1か月前

Never Enough - The Cure (1990)

どんなに無理を通しても 全然足りない どんなに周りを振り回しても 全然足りない どんなに上手くやり遂げても 全然足りない どんなにやったって どれほど心を揺さぶられて…

Tabla Rasa
1か月前

Scarlet - Lush (1990)

何の陰りも見えない姿 優美な指先 弾むような女の子らしいヒップ ふっくらと赤い唇 でも空っぽなのに 何を話すの? 使い切ったら 後はどうするの? 信念やら個性やらは捨…

Tabla Rasa
1か月前
1

Shake Dog Shake - The Cure (1984)

暗闇の中で目覚めると 口の奥に怒りの余韻が残っていた 壁にそいつを吐き捨てて 咳き込んで更に吐き捨て カミソリの刃で肌を削ぐ 新しい血で化粧して 綺麗に見せなよ 僕に…

Tabla Rasa
2か月前
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The Smile - Marion (1998)

さあ 前に進もう 鎖から解き放たれて また僕らを笑わせてよ それから 何か奢ってもらおうかな それで 今どんな気分? 向こうの世界のことも そこでの役割も忘れなよ 君は亡…

Tabla Rasa
3か月前
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Dead Letter Chorus - Llama Farmers (1999)

おめでとう サヨナラだ フツーじゃないほどぶっ飛んで ついにイカレちゃったな 君の男友達に話したよ そいつも死んじゃったかもな 君の女友達にも話したよ それでお終いっ…

Tabla Rasa
3か月前

Marblehead Johnson - The Bluetones (1996)

今夜は時計のネジよりキツく締め上げられてる気分 今夜 僕にここまで我慢させた 君の借りは相当大きいよ 今夜は2人とも何も解決しようとないだろ 僕は何だかどっちも後悔す…

Tabla Rasa
3か月前
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Talk Show Host - Radiohead (1996)

別人になりたい そうでもなければ こっぱみじんになって 水面を漂う私の残骸を 鳥の群れが餌にする 私を仕留めたいなら 今すぐにでも 見つければいい 銃とサンドウィッチ…

Tabla Rasa
3か月前
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Sonnet - The Verve (1998)

友達と一緒に あの娘 (こ) の思い出が詰まった 赤い箱の中を見返してる 思い出はもう色褪せてるけど 愛はクスリのように 今でも血管に刺さってるみたい そう 自分が望めば…

Tabla Rasa
3か月前

Never Let Me Down Again - Depeche Mode (1987)

一番の親友とドライブだ もう二度と俺をガッカリさせないでくれよ 俺を連れて行く場所は こいつがよく知ってる 俺が行きたい場所に きっちり届けてくれる さあ 出かけよう…

Tabla Rasa
3か月前
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Secret Oktober - Duran Duran (1983)

バースデーパーティを賢くやり過ごせ サプライズだらけの狂乱と 派手な花火と 突然の静寂をくぐって 見知らぬ誰かのベッドに横たわって 始まる新しい1日は 高速で駆け抜け…

Tabla Rasa
3か月前
Preface

Preface

"Ordinarily, events that change our path are impersonal affairs, and yet extremely personal." - Don Juan Matus
(From "The Active Side of Infinity")

「総じて、我々の生き方を変えるような出来事というのは普遍性があり、しかし同時に極めて個人的な事柄でも

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Save A Prayer - Duran Duran (1982)

Save A Prayer - Duran Duran (1982)

大通りの角で 壁際に立つ僕の姿を見たんだね
君が居る窓辺から合図の光が瞬いてる
一人で居るのもつまらなくて
君は今スリルを求めていて
そして何をすればいいのか どこへ行けばいいのかも知ってる

今は僕のために祈らないで 後悔に苛まれる翌朝まで取っておいてほしい
僕のために祈るのは すべてが終わって 後悔に苛まれてからにしてくれ

自分の奥深くに吹き渡る風を感じたら その深遠を覗きこもう
もしかした

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Yummer Yummer Man - Danielle Dax (1985)

Yummer Yummer Man - Danielle Dax (1985)

待ち伏せの場所は 曲がり角か
階段の下
思考を振り切って
あいつが居ないかのように振る舞え
リビングに潜んで
いつも背後につけて
荒唐無稽なことを吹き込むから
耳を貸さない方がいい

Oh no yummer yummer man
私に構うな
Oh no yummer yummer man
直視したくない

あいつは誕生の瞬間から枕元に立っていて
お前をしっかり掴んで離さない
天使たちが一斉に羽ば

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I Know - Placebo (1996)

I Know - Placebo (1996)

知ってるよ 好きなのは曲で、シンガーじゃないんだろ
知ってるよ 自分が君の言いなりになってるって
知ってるよ 罪人なき罪ってやつがお望みなんだろ
分かってる

知ってるよ 逃がれようと足を速めるほど 過去に追いつかれるって
知ってるよ いつも列の最後に回った奴が ろくでなしって言われるんだって
知ってるよ 逃がれようと足を速めるほど 過去に追いつかれるって
分かってる

知ってるよ 君がこんな食い

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This Charming Man - The Smiths (1983)

This Charming Man - The Smiths (1983)

人影もない丘の途中で 自転車がパンクするなんて
一人前の男になるための試練ってことか?
そんな時に現れた 目を奪うような車に乗った
なかなか魅力的なこの男
助手席のレザーシートの滑らかな手触りを感じたら
人生の複雑さなんて大袈裟に考えなくてもいいや
そりゃ今夜は外に出るのもいいけど 着ていく服なんて何も無いって言ったら
この男の返事が「こんな美少年がそんなこと気にするのはゾッとする話だな」だって

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Never Enough - The Cure (1990)

Never Enough - The Cure (1990)

どんなに無理を通しても
全然足りない
どんなに周りを振り回しても
全然足りない
どんなに上手くやり遂げても
全然足りない
どんなにやったって

どれほど心を揺さぶられても
全然足りない
思いを叶えるために何をしても
全然足りない
どんな風に話そうとしても
全然足りない
どれほどたくさん話そうと頑張っても
全然足りない

どんなに盛大にコケたって
全然足りない
どんなに盛大にはみ出したって
全然足り

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Scarlet - Lush (1990)

Scarlet - Lush (1990)

何の陰りも見えない姿
優美な指先
弾むような女の子らしいヒップ
ふっくらと赤い唇

でも空っぽなのに 何を話すの?
使い切ったら 後はどうするの?

信念やら個性やらは捨てて迎える夜
虚しいライトを存分に浴びて
華々しい新星の舞台は
虚栄心を満たす喜びにあふれる

空っぽなのに 何を話すの?
使い切ったら 後はどうするの?

彼女がモノになりそうだと思ったら
早い者勝ちだよ

そっぽを向いちゃった

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Shake Dog Shake - The Cure (1984)

Shake Dog Shake - The Cure (1984)

暗闇の中で目覚めると
口の奥に怒りの余韻が残っていた
壁にそいつを吐き捨てて
咳き込んで更に吐き捨て
カミソリの刃で肌を削ぐ

新しい血で化粧して
綺麗に見せなよ
僕についておいで
新しい血で化粧したら
本当に楽しい場所に連れて行ってあげるから
ハハハ

君は病んだ犬みたいに気だるくてわがままで
神の寵愛を受けた動物みたいに
頑なに僕を拒む
僕は君の赤毛を根本から鷲掴みにして
切れかけた電球の下で

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The Smile - Marion (1998)

The Smile - Marion (1998)

さあ 前に進もう
鎖から解き放たれて
また僕らを笑わせてよ それから
何か奢ってもらおうかな
それで 今どんな気分?
向こうの世界のことも
そこでの役割も忘れなよ
君は亡命中なんだ
あの悲惨な場所から逃れて
今 どんな気分?

僕らは腰を落ち着ける性分じゃなくて
君はこの一言であっさり僕らの本心をバラすんだ
「私のことが必要な時は
みんなニコニコしてるよね」って

灯りを消して
何か奢ってもらおう

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Dead Letter Chorus - Llama Farmers      (1999)

Dead Letter Chorus - Llama Farmers (1999)

おめでとう サヨナラだ
フツーじゃないほどぶっ飛んで
ついにイカレちゃったな

君の男友達に話したよ そいつも死んじゃったかもな
君の女友達にも話したよ それでお終いってことになりそう

君が描いた絵が出てきたから 全部燃やした
君の口紅も出てきたよ 戸棚の隅から

君が写った写真もたくさんあった
寝室の棚にずらっと並べていただろ

君があんなにも綺麗だったなんて悔しい気分だ
見えない場所では ひ

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Marblehead Johnson - The Bluetones (1996)

Marblehead Johnson - The Bluetones (1996)

今夜は時計のネジよりキツく締め上げられてる気分
今夜 僕にここまで我慢させた 君の借りは相当大きいよ
今夜は2人とも何も解決しようとないだろ
僕は何だかどっちも後悔するようなことを言っちゃいそうだし

追い込まれて 熱くなる一方
ひたすら謝るのはもう止めにしようよ
だって空から雲が消えたとしても
君は雨の脅威から逃れられない

今夜は騒々しくて
君は返り討ちしか頭にない
今夜は何か起こりそうな雰囲

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Talk Show Host - Radiohead (1996)

Talk Show Host - Radiohead (1996)

別人になりたい
そうでもなければ こっぱみじんになって
水面を漂う私の残骸を 鳥の群れが餌にする

私を仕留めたいなら
今すぐにでも 見つければいい
銃とサンドウィッチを手に 待っているから
別に構わない
大したことじゃない

私を仕留めたいなら
さっさとドアを蹴破って来ればいい

覚悟はできている

Sonnet - The Verve (1998)

Sonnet - The Verve (1998)

友達と一緒に
あの娘 (こ) の思い出が詰まった
赤い箱の中を見返してる
思い出はもう色褪せてるけど
愛はクスリのように
今でも血管に刺さってるみたい

そう 自分が望めば 愛は失われたりしない
こんな言葉 ソネットには程遠いけど

君には分からなくても
自然が与える第六感ていうのがあるんだよ
涙をためた目を見開いて
天を見上げてると 俺にはそれが分かる

そう 自分が望めば 愛は失われたりしない

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Never Let Me Down Again - Depeche Mode (1987)

Never Let Me Down Again - Depeche Mode (1987)

一番の親友とドライブだ
もう二度と俺をガッカリさせないでくれよ
俺を連れて行く場所は こいつがよく知ってる
俺が行きたい場所に きっちり届けてくれる
さあ 出かけようか

一緒に空高く舞い上がって
過ぎゆく世界を眺めてる
降りるなんて絶対嫌だ
シラフに戻るのは真っ平だ

一番の親友とドライブだ
もう二度と俺をガッカリさせないでくれよ
誰がご主人かを俺がわきまえていれば
家の中みたいに安全なのは間違

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Secret Oktober - Duran Duran (1983)

Secret Oktober - Duran Duran (1983)

バースデーパーティを賢くやり過ごせ
サプライズだらけの狂乱と
派手な花火と
突然の静寂をくぐって

見知らぬ誰かのベッドに横たわって
始まる新しい1日は
高速で駆け抜ける列車や
思いもよらず 予告もなくやってくる
昔の友達みたいだ

乗り潰した車にしがみついて
オールナイトパーティやカクテルバーを渡り歩き
待ち受ける際どい罠を切り抜けたら
ニヤリと笑ってやれ

踊りが終わる前に しっかりと目を開

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