小川貴士

99年生まれ

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台湾でおばあさんから貰ったネズミが噛んだトマトを食べた話 台湾雑記②

大学3年の終わりが近づき、大学生活に慣れと飽きを感じていた。中国語でのレポート発表は今でも緊張する。初めてのプレゼンの時は心臓の鼓動音が、和太鼓の演奏並にやかましかった。話す内容が頭から飛び、原稿を飛ばしまくった。ディベートでは伝えたいことは準備してきているから言えるものの、相手の内容を聞き取り、意見を述べるのには未だに苦労する。 大学の先生は僕が留学生だからと、はじめのうちはテストをレポート提出に変更するなど何らかの措置を取ってくれた。ほっとする反面、今の状況に甘んじては

    • 中国大学院雑記① 生活与建筑、人与社会

      上海の芸大院に来て半年。期末レポートで今学期授業の感想を書きなさい、と大雑把な課題が課された。ここ半年だらだら考えたことを書いた。 老师在上课中常常谈到“生活”,引发了我对这一概念的思考。 来到上海半年,我经历了新的环境和生活方式,比如过往自己没用过的中国软件、比日本发达的电子化的技术、在地铁如囚徒困境般不排队抢位子行为等,接触到与日本不同的社会体系和主流价值观。这种文化冲突给我带来了冲击和压力,也促使我更加深入地思考生活。 为了了解新的环境和人的生活,我选择了我最喜欢、最

      • 1000人のインド人と恋をした インド交換留学雑記②

        15の夏にインドに来た。 入国審査を終えた。沢山の手印のモニュメントを通り過ぎると別世界だった。 けたたましい乗り物のクラクション音とどこからか漂うスパイスの匂い、そして街にいる人の多さに驚いた。 これから1年、ここで過ごすのか 。目の前の風景や現実に他人事だった。目に見える景色が自分の見てきたもの全てと違うのか脳は現実をしっかりと認識していない。 太陽がいつもより眩しく、道路に舞った褐色の砂のせいで街が少し赤い。汗が額を通り過ぎ、目尻に入ってしみる。身体はすでにインドを

        • 序 インド高校交換留学雑記① 

          15才の夏、僕はインドにきた。1年間、インドの高校に交換留学していた。 序 毎日カレー食べていたんですか? 辛いものは問題なかったですか? お腹大丈夫でしたか? インド人はいつも皆踊ってますよね? これらの質問は鉄板なので脊髄で答える。 各々調理によって名前はあるが所謂カレーは毎日食べる。 腹はいつも下していて、街を歩いていたらカジュアルに漏らすことは日課。 僕の見たインドは人工も人工密度も異常で街中の彼方此方で結婚式が行われ、爆音のbgmと共に路上で踊り狂う。路上が踊る

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        台湾でおばあさんから貰ったネズミが噛んだトマトを食べた話 台湾雑記②

          惰性で飲んでたタピオカミルクティにさらば 台湾雑記①

          大学卒業しました。 最近ぼーっとする時間が多かったのでぬるっと思いついたことをたらたらと、書きます。 雑記ー 台東 お世話になった方たちに挨拶すべく、台東知本へ。還暦近い先住民の友人宅にお邪魔した。 ビンロウで血を吐いたかのように真っ赤な歯茎としわしわの笑顔で出迎えてくれた80代のご両親。 僕が日本人であることを知ると「あんた、日本人か。」から始まり、日本語で統治時代の思い出を間断なく語り、息が切れるとビンロウを無言で差し出してきた。 彼らなりの歓迎だろう、喜んでそれを受

          惰性で飲んでたタピオカミルクティにさらば 台湾雑記①