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子どもの成長は、喜びと寂しさのコンボ。(492文字)


子どもの成長は突然来るよ~。
一緒にできるうち
いろいろ味わっておいたほうがいいよ~。


人生の先輩方からいただく金言は、ホンマやった。




「上海にもどったら、一人部屋かな?」
軽く一人部屋を打診。
「そりゃ もうさすがにねぇ」
以前はさみしがっていたのに、拗ね、強がりも混じらない返答。


単身赴任の今も、家族一緒に暮らしていた時も、
息子とほぼ二人生活11年。

一緒に、
喋れるうち
遊べるうち
抱っこできるうち
旅できるうち
暮らせるうち

意識せずとも散々「一緒」をやっていても
やっぱり、ちょっとだけ寂しい。
もちろん大きな喜びや頼もしさが上回る。
けれど、小さな寂しさもこっそりある。

「パチ」
中にまだ息子がいるうちトイレの電気を消す。

・・・・

聞こえるはずのかわいい叫びが聞こえない。
「どうしたの?電気消したのに?」
「暗くてもできるから」
そう答える声も、声変わりが始まりかけている。


息子が一人部屋になったら、残るは夫婦だけ。
果たして今更夫と二人で寝れるのか。
スマホの音やお酒の匂い、いびき、時差のある就寝時間...。

ぐっすり安眠できるうちにしておかないと。

長い目で見れば子どもとの蜜月は一瞬。
夫婦だけ生活の方が長いのだ。





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