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スペイン新婚旅行奮闘記〜コロナ陰性出るまで帰れま10!〜

こんにちは!
法人向け健康管理SaaSのUIデザインやソフトウェア開発をしている高橋名人(@zouzei8to10)と申します。

2023年5月8日より日本入国時の「水際対策」が緩和されます!

さて、今回はいつもと違うテーマのnoteを書こうと思います。

日本でも、ついに屋外でのマスクの使用が個人の任意になり、さまざまなオフラインの交流を伴うイベントや音楽フェスなどの催し物が解禁となって、徐々に街も活気を取り戻し始めましたね。

そんな中、長らく厳格化されていた国外旅行時のいわゆる「水際対策」も緩和されることが発表されました!

<令和5年5月8日以降の措置>
令和5年5月8日に予定されている新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更に伴い、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置(臨時的な措置を含む)を終了する予定です。

外務省ホームページ「国際的な人の往来再開に向けた措置について

それに伴って、ゴールデンウィーク以降で海外旅行を検討しはじめる人も増えてくるんじゃないかなと思います。

そこで今回のnoteでは自分の旅のふりかえりも兼ねて、コロナの規制や不安が完全に払拭できていないタイミングだった昨年(2022年)夏に新婚旅行で行ったスペインで「見事、帰国時にCOVID-19の陽性反応が出て、日本に帰国できなかったトラブルの体験記(あちゃ〜🤯)」を綴りたいと思います。

スペインの観光の写真や料理の写真や現地の様子なども差し込むので、この話がこれから海外旅行に行く方の参考に少しでもなりましたら幸いです。

まず、お前は誰よ?

簡単なプロフィールを記載します。

職業:IT企業で管理アプリ画面の設計など
年齢:30代男
旅行歴:20代前半の時に東南アジアや北欧、中欧などをバックパッカーで一人旅経験多数。英語は日常会話レベルだが、ジェスチャーと熱意があれば伝わると思っているポジティブシンカー(実際になんとかなった場面が多し)
英語力:10年以上前に可もなく不可もないくらいのスコアのTOEIC取得。アイリッシュパブでのバイト経験や交換留学生とよく飲みに行っていたので外国人とコミュニケーションを取ることに恐怖感はない
旅の思い出:ルーマニアの深夜列車のコンパートメント内で現地の子供に襲われかけたが5時間なんとか闘った…

こんな感じとなっております。
冒頭で軽く触れたように普段はIT企業で管理アプリの画面の設計などをしております。(普段の記事は下からどうぞ)

新婚旅行は真夏のスペインに行きたい!!

少し前に結婚しまして、奥さんと新婚旅行の計画を立てておりました。
まだまだコロナがどうなるか分からない中でしたが、シェンゲン条約に加盟するEU諸国では公共交通機関を除く屋外での脱マスク解禁とアプリによるワクチン接種記録の事前登録によって入国制限が徐々に緩和されはじめておりました。

そこで、ちょっと参考程度に旅行代理店に話を聞きに行ってみたところ、まさに自分たちが希望していた日程での「マドリード・バルセロナの周遊旅行」のプランが想像よりはお手頃な値段で提供されておりました!!

詳細は少し違いますが、下のようなプランと価格です。
日本からの往復航空券現地ホテルスペイン内の移動(特急券)がついてこの値段であれば結構お得だと思います・・・!!(1人当たりの値段です)

【H.I.S】万が一のキャンセル時も安心のキャンセルサポート付の旅行プラン

万が一のキャンセルサポートと日本帰国時のPCR検査付き

お得とはいえ、2人で50万円を超える金額でしたし、日程的に双方の会社に早めに有給休暇の申請をする必要があったのでどうしても不安が残りました。しかし、プランには、

  1. 万が一、ツアー旅行がコロナの社会的状況によって不履行になった場合のキャンセル時の返還金のサポート

  2. スペインでのPCR検査費用と日本語スタッフによる現地クリニックでの同伴サポート

  3. もしも、陽性になって帰国できなかった際の追加費用の保険サポート

3つの安心サポートがついていました。当時、ただでさえ大変な状況にあった旅行業界でしたがお客さんに安心してもらえるように創意工夫を凝らしていらっしゃる姿勢をひしひしと感じました。また、受付のスタッフの方が今後の社会情勢の変化に合わせたいろいろな可能性をご提示いいただいたことに安心感を持つことができたため、帰宅後にすぐに日程を確定して申し込みをしました。

かなり早い段階で日程の確定をしていたため、すんなりお休みをいただくこともでき(ありがとうございました🙏)、あとは「健康なまま(☜ここ大事!)」旅行のその日を迎えるまでとなりました・・・

SpTH(Spain Travel Health)に事前にワクチン接種歴を入力してQRコードを取得

さて、なんやかんやあり無事月日は流れていきました。
出発の日が近づくと2週間ほど前までにスペインの入国申請サイト(2022年9月20日以降の現在は手続き不要になっています)に日本でのワクチン接種歴の情報とパスポート番号などを入力しQRコードを発行します。これを空港で提示することで日本→スペインに入国することができます。

Spain Travel Health
Spain Travel Health

いざ、日本出国✈️Go to Spain!!

普段の海外旅行よりも万全の準備をしていざ出発です!

実に10年ぶりの海外旅行のため、期限が切れていたパスポートも今回更新しました。スーツケースに洋服や生活用品をパッキングしておいて、金曜日の昼過ぎまで在宅勤務をし午後休で空港に向かいました。

深夜便にて出発。まだ閑散としている成田空港。


ここからは、長くなるので
【前編】スペイン旅行記マドリード・バルセロナ周遊編

【後編】コロナ陰性出るまで帰れま10日本帰国奮闘記編
の前後編に分けてお届けします!

【前編】スペイン旅行記マドリード・バルセロナ周遊編

今回の航路ですが、ロシア・ウクライナ間の不安定な外交情勢によりロシア上空を飛ぶ便が欠便となり、中東のカタール航空を利用し南回りで行くプランになりました。

北回りの航路よりも若干時間は伸びるとのことでしたが、中東はトランジットでも行ったことなかったこともあり少し楽しみにしておりました。
また、中東の航空会社はサービスが良いイメージもあったので機内のサービスや機内食なども期待して胸が躍っていました✨

カタール航空の最初の機内食
和食と洋食が選べて、和食はカツ丼とお蕎麦

約9〜10時間ほどのフライトを経て、カタールのドーハ・ハマド国際空港に到着。2015年に完成した比較的新しい空港で全体的に綺麗でした。広々とした空間とイスラム教に由来する幾何学模様が壁面などの至るところにあり圧巻でした。

アラビア文字で書かれたサイン
免税店もブランド品から嗜好品までたくさん

DUTY FREEショップの種類もたくさん・・・!
中でも驚きだったのが、「金(GOLD)」のお店や「クルマ」が売ってたりなど。
さすが大富豪の多い中東さながらだな、と思いました😲

「時価」で金が売っていた
販売されている車。プライベートジェットとかでそのまま持ち帰るのだろうか・・・?

疲れた身体を労わろうと、どこかのお店で一休みしようと思ったのですが、

物価が高い・・・

んですよね、、結局スターバックス リザーブで暖かいコーヒーとちょっとしたパンを買いました。1200円位だったと思います。宗教上の理由だと思いますが、確かどこのお店でもお酒は売ってなかったと思います。

ドーハ to マドリード🛫

ハマド空港を離陸し、ついにスペインはマドリードに向かっていきます。
移動時間はまたさらに9時間くらい・・・映画を見たりスマホにダウンロードしていた動画や本を読んで時間を過ごします。

幸運なことに3人席に2人で座れたので軽く横になれたりできました。
お酒も飲んで足が浮腫みまくっていたのでエコノミー症候群にならないように通路を歩き回って軽いストレッチを欠かさないようにしました。

マドリード到着!ついにスペイン入国

ついに空港に到着しました!
マドリードのアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港は流線型のカラフルな鉄骨と木のルーバーがやわらかい影を落としていて自然な感じで明るくてすごく落ち着く雰囲気の空港でした。

そして、夏のスペイン・・・予想していましたが、すごく暑い!
しかし、湿度が日本のようになくカラッと気持ちいいあたたかさ🌞

日本出発から24時間くらいの時間をかけてついにスペインに到着しました〜🇪🇸Hola! Flamenco! Cerveza por favor!

アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港の荷物受け取り場

空港内の入国管理局でパスポートと事前に登録しておいたワクチン接種証明のQRコードを見せ、問題なく入国。
当時の欧州は日本に比べれば圧倒的にマスクの着用率が低く、公共交通機関はまだ必須でしたが空港から出る頃には多くの同乗者がマスクを外し始めていることに気づき、スペインの暑さもあって「郷に行っては、」の精神で外すことに・・・

入国手続きを終えると現地時間の16時くらいの時間になってました。

まずは何はなくとも・・・SIMカード

空港でまずはじめにしたいことといえば現地SIMの確保です。

海外でも通信できるプランの契約でなければ日本で通常使っているSIMカードはそのまま現地では使えません。そこで現地で容量限定で使えるSIMカードを購入する必要があります。前提としてSIMロックが解除されているノンキャリアのスマートフォンである必要がありますので注意していください。

また、空港内には旅行者をターゲットにした「ながしのSIM業者」が法外な値段でSIMカードを売っていたりするので注意してください🚨
事前に自分たちの旅程に合わせて最適な「容量」と「使用期限」を計算しておくといいと思います。

私たちは空港内の家電ショップにて十分な容量のSIMカードを4000円くらいで購入しました。店員さんが優しくて色々と手続きを代行してスマホの設定をしてくれました。

私のAndroidスマホは問題なくインターネットに接続することができたのですが、ここでちょっと問題発生・・・!

奥さんのiPhoneの方がうまくSIMカードを読み込んでくれませんでした。
どうやらiPhone独自の設定があるらしく何度か設定を試みたものの結局うまくいきません・・・仕方無く、自分のAndroidのアクセスポイントをオンにしてそれにWi-Fi接続してもらうことで難を逃れました・・・

どちらもiPhoneだったりしたら割とここで詰んでたと思うので、これから行かれる方には日本で対応SIMを買っておくこともおすすめします。とりあえず、スマホが動かないとどうしようもなかったりしますからね・・・

夏のスペインは日照時間が長い

実はヨーロッパは日本よりも緯度の高い地域が多く、夏の日照時間は長めに、反対に冬は短めになる傾向があります。北欧では「白夜」といってほとんど日が沈まない日もあります。

スペインも欧州では南側に位置しますが、ちょうど日本の東北〜北海道くらいの緯度に位置しています。それでも温暖な気候になっているのは地中海性気候によるものです。たしか地理で習いましたよね🌏

マドリードでは21:30くらいまで太陽が沈まずに明るいままでした!
なので、ホテルに着いてからもちょっとだけ街を散策することができました。地下鉄の回数券を購入し街の中心部へ移動🚇

21:30まで明るく白んでいるマドリードの8月の街並み
21:30まで明るく白んでいるマドリードの8月の街並み

スペイン最初の衝撃・・・生ハムが美味すぎるっっっ・・・!!!!

まずは現地の生ビールでお疲れ🍻

まずはビール
そして疲労も溜まっていたのでしょっぱいものが食べたくなり、ガイドなどでもおすすめされていた現地の人からも人気のある生ハムの博物館(Museo del Jamon)へ。

「博物館」という名称から生ハムの歴史や製造について学べる施設かと思っていたのですが、入ってみると精肉の卸しとバルが併設されているようなカジュアルな雰囲気の立ち飲み屋でした!

Museo del Jamon

事前にYoutubeで予習していたのですが、ここのお店ではビールを頼むと「お通し」としてサラミとパンがこれでもかっ!というほどの量で出てきます。しかもビールをおかわりする度に量が増えていきました・・・笑

これだけでもお腹いっぱいにはなるのですが、やはり生ハムが食べたかったのでイベリコ豚の高級な種類の生ハムを追加注文することにしました。
これが、冗談抜きで人生最高レベルに美味しい生ハムでした・・・!今まで生ハムは味とかあんまり考えたことなかったのですが、この時の生ハムは脂に甘味とコクがあって、舌の上ですぐに溶けて無くなってしまい、そこにビールを流し込むと鼻の奥に芳醇な香りが広がるような深い味わいのある生ハムでした。

本場の生ハムはこうも違うのか・・・!と度肝を抜かれました。
テイクアウトや量り売りも色々なところでできるので訪れた際はぜひ食べてみてください!

街のいたる所で音楽隊が演奏していました。

自由散策にはGoogle Mapが便利

海外旅行のお供といえば「地球の歩き方」などのガイドブックが一般的ですが、網羅的な情報を得るのはいいのですが「イマ」「ココ」に最適な情報は意外とGoogle Mapでも日本と同じように役に立ちました。

Google MapのレストランのレビューはOSやアカウントの設定が日本語であれば自動的に日本語に翻訳して表示してくれます。
多少、違和感がある表現ではあるもののそのお店が美味しいかどうかはほとんどが★の数で判断することができますし、価格帯や営業時間なども最新のものが提示されます。

何よりも、今いる場所から検索をかけられることがやはり大変便利でした。
限りある旅行の時間ですので効率的に目当てのスポットを周りたいですからね。

少し前までは海外でタクシーに乗ることも、ものすごく恐怖心を感じていましたがおおまかに目的地までのルートを検索しておいて大きくその道程から外れていないことが確認できるだけでも安心できました。料金も予想して提示してくれるのでボラれてないか判断することもできました。

タクシーの運転手のおじさんが「サン・ミゲル市場は観光客向けで高くて量が少ない。奥の道を1本曲がって色々探してみる方がいいよ👍」と教えてくれたので市場は物見遊山にとどめておいて、小道を散策してみることにしました。

サン・ミゲル市場

口コミで見つけた現地の人も開店前に並ぶトルティージャ

サン・ミゲル市場の裏手の道を入ってみると、そこには何人かの現地の人が
開店を心待ちにしている小さなパブ?のようなお店がありました。一度通り過ぎてから調べてみるとクチコミでも絶賛されているトルティージャのお店でした。

たまたま見つけた現地の人気店のクチコミ
(画像にリンクが設定されています)

運よく、私たちも開店直前に並ぶことができ、程なくしてお店の方が店の中に案内してくれました。お店のお会計はキャッシュ・オン・デリバリーの前払い方式で数TAPあるクラフトビールとサングリア、そして評判のトルティージャを注文しました。

ほどなくして到着したトルティージャはフライパンでホールで焼いたものを1/6くらいのサイズでカットしてすぐに出してくれました。出来立てのため、まだあたたかく、ほのかにニンニクやおそらくトリュフ?が入っているらしく食欲を掻き立てる香りが鼻腔をくすぐります。

ここでスペイン2回目の衝撃・・・!
これ、めちゃくちゃ美味しい!じっくりと火を通したクタクタの玉ねぎの甘みとニンニクのコクとトリュフのフレーバーがたまんねぇ・・・😭💖

たまごの表面には綺麗な柴犬色の焼き色がついているものの中は見るからにふわふわトロトロで、野菜などが煮込まれてゴロっと入っています。

クラフトビールもキンキンに冷えてやがって、苦味の強いIPAでサイコーーーーーー!早くもスペイン料理の虜になってしまいました😍

IPAとトリュフトルティージャの組み合わせた最高すぎた!

こりゃ、地元の人が並ぶのも頷けますね。

Google Mapのクチコミを見ると結構なお店が★4以上を獲得しており、いくつかのお店でおすすめのメニューを頼んでみましたがどれも当たりでした!

やはり、美食の国スペイン、個人経営の小さなお店が凌ぎを削って美味しさを競い合っているのを感じました。Estuvo delicioso!

チーズフライとベリーソースのうまいやつ
ヘルツォーク&ド・ムーロンの美術館があった

AVE高速鉄道でバルセロナへ🚄

マドリード到着の3日目の昼にAVE高速鉄道という日本でいうところの新幹線でバルセロナへ移動します。走行距離はおよそ620kmで走行時間は約2時間40分、日本だと大阪〜福岡間くらいの移動距離になります。ちなみにツアー料金にこの運賃も含まれていました。

AVEの乗り場のマドリード最大の鉄道駅アトーチャ駅
スペイン語で“鳥”を意味するスペインの高速列車「AVE」

電車の中では、最後に駅近くで買ったMuseo del Jamonの生ハムとパン、それからビールを飲みながら移動しました。新幹線と同じようにトイレもあるので安心です。

ちなみにスペインは地域によって「推し」のビールの銘柄が違うため、マドリードで売っているビールがバルセロナでも売っているとは限りません。
なので、ここでマドリードの主要ビールを最後に味わっておこうと思い購入しました。

スペインではビールマップというものがあるくらい地域によって推しのビールが違っています。
ちょうどサッカーでもレアル・マドリードとFCバルセロナがあるような感じですね。スペイン人のビール愛に感嘆としました・・・!

スペインのビールMapより引用
マドリードでよく見た「アムステル」というビール

バルセロナはプール付きのホテルに泊まりました🏖️

バルセロナのホテルは念願のプール付きのホテルGrupotel Gran Via 678に宿泊しました。部屋は大きくはないものの、窓のすぐ外に屋内プールにつながる広めのウッドテラスがあり、宿泊中はそこで日光浴をしたりお酒を飲んでくつろいだりできました。

スペインの旅行中はほとんど雨も降らなかったので簡単な洗濯はお風呂で手洗いして朝干しておけば昼にはカラカラに乾いていたので助かりました👍

ウェルカムドリンクで妻と乾杯🥂

ホテルは街の中心部にあるものの各部屋は道路とは反対側に配置されているためにすごい静かでした。地下鉄の駅も近く、またバスもすぐ近くに停まるので観光地までのアクセスも快適でした。スーパーも近くに多数あり、マドリードよりも観光客にとっては利便性が高い都市な感じです。

大通り沿いには無印良品やユニクロのほか、ZARA、H&Mなどが軒を連ねており着るものなどに困ったらすぐに買えて便利(日系企業は少し日本価格より高め)どのお店にも徒歩で行けるくらいの距離にあります。全体的な都市の区画が「碁盤の目」のようになっているので慣れれば方向感覚も掴みやすくなるかと思います。

バルセロナの大通りにあるMUJI
街の景観に溶け込むようなファサードをしている

奥さんが行きたいと言っていたスペインのハイブランドLOEWE(ロエベ)の本店にも行きました。

どうしても欲しいバッグがあるとのことでLOEWEへ
スタッフの女性が日本語で「kawaii」と話しかけてくれた
「kawaii」は国境を越えるようだ

誕生日をミシュラン認定のレストランのフルコースでお祝い

今回の目玉イベントの1つ。
奥さんが誕生日をちょうど旅行中に迎える予定だったのでをプレゼントとして現地のレストランのフルコースを予約してお祝いしました🥂

お店の予約はミシュランガイドでバルセロナ内のレストランでいい感じのところを頑張って探し、公式サイトからカレンダーで日程を予約して英語で(一応DeapLでスペイン語も併記)メールを送って予約することができました。

選んだ基準としては、

①スペインは夜遅くから24時前くらいまで夕ご飯を食べる習慣があるのであまりホテルから離れず徒歩で帰れる範囲のお店
②ドレスコードは厳しすぎないところ。ある程度カジュアルな時間を過ごせるような雰囲気のお店(←インスタなども大いに参考にしました👀)
③見た目にも美しく創意工夫を感じられる料理が食べられるところ

以上の条件からホテルと同じ大通沿いにあったVirensという創作系フルコールのレストランに決めました。

前菜3種
蓮根の上にかかっているのはパプリカではなくトマトをフリーズドライにしたもの
野菜の彩りが美しい・・・
これは変わり種でグリーンカレーのソース

最終的に8〜9品くらいの料理を提供してくれたのですが、「野菜」をコンセプトにいろいろな調理法で創られており、どれも斬新な見た目と味わいでした!最後のデザートは果物のコンポート的なものともう1種類くらい用意されていてお腹いっぱいになってしまうくらい満足いく内容でした😊

スペインの慣習にならって23時を過ぎるまでゆっくりディナーを堪能してホテルに戻りました。

今回の旅の最大の目的・・・サグラダ・ファミリアを観たい・・・!!!

さて、今回の旅の最大の目的であり旅行先をスペインに決めた最大の理由アントニ・ガウディの未完の最高傑作「サグラダ・ファミリア」をこの目で見たい!ということでした。この点で意見が夫婦間で一致したことですんなりと旅行先を決めることができました。

サグラダ・ファミリアはその存在自体が「教会建築としての聖書」として形作られており、建物の外壁部の緻密な彫刻デザインにはそれぞれ全て意味が込められております。彫刻として描かれた場面は聖書の中の象徴的な場面が表現されているのです。

また、ご存知の通り設計者であるガウディはすでに亡くなっているので、現在の名工や職人たちがその「遺志」を読み解き、解釈を重ねて現代の最新テクノロジーも駆使しながら実現していることにもロマンを感じます。

また、日本人彫刻家の外尾悦郎氏もこの建設プロジェクトに参加しており、「創造と神秘のサグラダ・ファミリア」という映画の中でガウディの意図を汲んで実現化させる苦労などを語っていらっしゃいます。実際に見に行かれる方はAmazonPrimeで見られますので事前にダウンロードして飛行機の中で予習してからいくことをおすすめします。

サグラダ・ファミリアを見学するには公式サイトから予約する必要があります。英語ですが、カレンダー形式で選択できるので問題なく予約できると思います。
ちょうど人が少ない時期だったからかもしれませんが、予約も当日の入場もスムーズに行うことができました。

いよいよ、その時が・・・

いよいよ当日になり、ホテルから地下鉄を乗り継いで、最寄駅のSagrada Família駅に降り立ちました・・・・・・





すると・・・

「生誕のファサード」側の入り口ゲート

地下鉄の階段を登ったすぐ先に聳え立つサグラダ・ファミリア・・・!

ファサードの造形が細かすぎて、現実世界にゲームの城がいきなり現れたのかと思ったぐらい、解像度がバグってみえました。とにかく現実世界のものに思えないほどの迫力で、しばらく息を飲んで黙って見入ってしまいました。

一説によると、現代のコンピュータ技術の進歩により、予想されていた工期よりも完成が早まり、2026年にも完成するものとされていたこの芸術作品をどうしても「未完」の状態で見たくてそれまでに行ってみたい想いが強く、念願が叶って本当に良かったです・・・😭

また、訪問客の人数も、単純に比較できませんが、建物周辺も含めて事前の資料などの様子と比べるとやや混雑が緩和されているように感じました。日本人の観光客の方も私たち以外だとファミリーが1組いただけで他はほとんど欧州からの観光客のようでした。そういった意味でもある意味ラッキーな時期に訪れることができたかなと思います。

内部の教会、螺旋階段、受難のファサード

サグラダ・ファミリアの外観には直線、直角、水平がほとんどないと言われています。 これは、重力を利用した「逆さ吊り実験」を実施して構造体の合理的な形状などを求めたためです。この模型は実際に教会の地下の展示室で見ることができます。

教会の縦方向に長く伸びる柱は根本から上部にかけて多角形の角の数が緩やかに変化するようになっています。教会内の柱はその荷重に合わせて石の種類を変えているため、表面はパッチワークのようなまだらな表情をしていることも近くで見ると面白い気づきです。
ガウディは自然界にある木々の幹にインスピレーションを受けてこれらを設計したのですが、これはデザイン的な面だけでなく、天井の荷重を分散させるという機能的な役割も果たしているのです。

美しいステンドグラスの光

生誕ファサード側のエレベーターを予約していたのでエレベーターで塔の上まで上がり、帰りは400段ほどの螺旋階段を下ってきます。
正直、膝の悪い方やお子さんを連れての見学は結構危険を伴う可能性もあるくらい恐々としながら見学しました。

「生誕のファサード」の反対側にある「受難のファサード」は最後の晩餐から復活までの、イエスの人生の最期の記録が描かれています。

カタルーニャ出身の彫刻家Josep M. Subirachsが担当し、ガウディの遺志を独自に解釈し、直線的な造形の彫刻でこれを表現しました。

他のガウディ作品を見て、パエリア食べて、さぁ帰国・・・のはずが?!

旅も終盤。
グエル公園、カサ・ミラ、カサ・バルトも見たことだし、そろそろ帰国の準備でもしましょうか!

と、いうところでこの旅最大のトラブルが起きました!!!
それが、このnoteのタイトルにもなっている事件なのです。

が、・・・
色々熱を入れて書いていたらすでに10000文字を超えてしまったため、
今回は【前編】までで一度投稿することにします・・・(眠い😪)

続きは別のnoteに書くか、後日編集する予定です。

もしこのnoteが面白かった、役に立った、続きが見たい!と思いましたらスキやいいねをよろしくお願いします。励みになります!それではまた👋

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