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架空対談『独を白』

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日常で思ったことを対談の形でメモしてます。
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テーマ:十路(そじ)

テーマ:十路(そじ)

○「こちらは対談の形をとった単なる日常のメモです」

●「なんとなくやること成すこと上手くいかないなってとき、大体理由はインプット不足だと思うんですよ」

○「インプット不足? 読書したり、映画見たり、どっか出かけたり、そういう体験が足りてないってこと?」

●「そう。最近めちゃめちゃ不足してる。特に能動的なインプットが」

○「能動的なインプット?」

●「インプットにも2種類あると思うわけ。た

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テーマ:「室外機って名前、あんまりじゃないか?」

テーマ:「室外機って名前、あんまりじゃないか?」

●「こちらは対談の形をとった、単なる日常のメモです…なんで泣いてるんですか?」

○「室外機て。『室外機』ですよ? あんまりじゃないですか。男泣きもしますよそりゃ」

●「室外機への感情移入ですか? まぁまぁ奇病ですね」

○「だいたい家電というのはその用途ごとに名前がついてるわけです。アロマをディフューズするからアロマディフューザー。アルコールをディスペンスするからアルコールディスペンサー」

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テーマ:「かつての英雄が、今では戦犯…みたいなこと」

テーマ:「かつての英雄が、今では戦犯…みたいなこと」

○「こちらは対談の形をとった、単なる日常のメモの覚え書きです」

●「日常のメモにしては、物騒なテーマですね。何かあったんですか?」

○「戦時中には敵国の兵をどれだけ退けたとか、敵機をいくつ墜としたとかで、英雄として祭り上げられた存在も、時代が変わって平和になった瞬間『大量殺人者』として後ろ指をさされるようになる。こういうこと、日常でもあるよなーと思いまして。先日都営三田線に乗ってたんですけども

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テーマ:「消費されていくアイデア」

テーマ:「消費されていくアイデア」

○「前置きになりますが、こちらは対談の形を取った、単なる日常思いついたことの覚え書きです」

●「ある作家の対談集を読んだ際に、『ああ、僕はト書(状況説明文)よりもダイアローグの方がスラスラ読む気になるな。ならきっと、書く場合も同様なのだろうな』と思いあたった次第です」

○「小説を読んでいる時にも、『状況説明なげぇ〜〜!早く会話を、鉤括弧を!』って耐えかねて次の会話文までページを送っちゃったりし

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