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突然変異ってゾクゾクする

甘唐辛子についてのあれこれの一席。

甘唐辛子についての調べものをしておりましたところ、「辛み系の品種から突然変異で生まれた個体を選抜育種されたもの」との記述を発見。

むむぅ。おもしろい。

この種を大切に繋いでいろいろな固定種が生まれたのだそう。

今年は豆板醤を仕込もうと、唐辛子について調べていたのでもっと深掘りしてみることにいたします。

さて、焼くと青臭さも飛んで甘みがグッと増します甘唐辛子。

シンプルですが、心掴まれるそんな一品を。

「甘唐辛子」「干し椎茸のだし」「醤油」「鰹節」をご用意くださいまし。


材料

甘唐辛子 お好きな分量
干し椎茸のだし  甘唐辛子が浸るくらい
醤油 ちょろり
塩 必要あらば
鰹節 お好みの量


作り方

1、椎茸はじっくりがお好きです


昆布よりも、じっくりが好きな椎茸ちゃん。急にいいところだけかっさらおうなんて100年早いのよ!と言われているようで恐縮です。
できたら一晩かけてあげるとよろしい。難しければ、ごめんね急いでいるのよとお声をかけて弱火で煮出していきましょう。


2、味付けはちと濃いくらい
甘唐辛子は刃物を違ってそこまで水分は出ないでしょう。最後に鰹節をかければ、さらに味の深みも増しますゆえ、ちと濃いかな?これくらいの塩梅でいくのよろしいかと思います。
※お出汁に刻んだ生姜を入れるのもいいですねぇ


3、気づかれぬくらいに、スッと切り込み画像2

甘唐辛子然り、ししとう然り、焼くと爆発した経験はございませんか。わたくしはありましてね。その時は、甘唐辛子のご機嫌をそこねちまったのかと思っていたけど、急に温まったことが原因なのだとか。
一気に中の熱が上がったことで、水蒸気がたまって膨張。耐えかねたところで「バンッ」となっちゃう。やっぱりご機嫌損ねちまっていたなぁ。
爪楊枝でも、包丁でもいいのでスッと優しく切り込みをいれましょう(激しすぎると痛そうなので、優しく)。
水蒸気の逃げ道をつくってあげると爆発しにくいのです。お見知り置きを。


4、焦げぬようにじっくりと画像3

網がありましたら、網で焼くのをお勧めいたします。
なければ、グリルやフライパンを使い、程よい焦げ感はつけつつも、焦げすぎぬようじっくり火入れをしていきましょう。油はひかなくてもよし。

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5、お出汁の中へいざ画像5

ドボンとお出汁の中へ投入いたしまして、サッと煮立てて火を止めます。
別の器に移し、鰹節をどさっとかけるもよし。余熱で退色してしまいますが、冷たくしていただくのも乙でございます。


以上。



今日のツボ

・椎茸のお出汁はじっくり焦らず
・切り込みは優しさを込めて
・味付けはちと濃いくらい
・じっくり火入れ、焦げ目は適度に


どうやら、もうすぐそこまで梅雨がきていそう。

本日も午後から雨。

家に傘がないことに気づくも、傘が苦手なわたくしはポツポツ雨なら傘はささず。

大雨でも自転車で出勤いたします。

さてはて、たくましさ、強さとはなんなのか。

お後がよろしいようで。


食べたいものをつくる人 高橋 拝。








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