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オフトレの手引き

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スキーパフォーマンス向上に有効なフィジカルコンディショニングについてです。
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記事一覧

【自宅スキーTr11】外脚荷重/高低差に向けたトレーニング

【自宅スキーTr11】外脚荷重/高低差に向けたトレーニング

今回は、外脚荷重/高低差という技術的課題に対して、その技術を体現するために必要な身体的要素について記事にします。

内倒と言われる(谷脚へ体重が乗らない)

身体が回る(ローテーション)

深いターンが出来ない

といったお悩みの方にお勧めです。

骨盤の高低差(傾き)と外傾の関係スキー滑走中は内脚と外脚の長さが絶えず入れ替わります。

この骨盤の高低差(傾き)が非常に大切です。

外傾姿勢に必要

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【自宅スキーTr10】前傾姿勢(ポジション)維持に向けたトレーニング

【自宅スキーTr10】前傾姿勢(ポジション)維持に向けたトレーニング

前回の記事で、オフトレ(陸トレ)のコンセプトについてお伝えしました。

今回は、前傾姿勢(ポジション)維持という技術的課題と身体的要素についてです。

姿勢が高い(上体が低くならない)

角付けが浅い

股関節が曲がらない

といったお悩みをよく現場でも耳にします。
そんな方にオススメの記事です。

股関節屈曲角度と角付けの関係股関節の回旋(内旋・外旋)を直立姿勢と中腰(前傾)姿勢で比較します。

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【自宅スキーTr09】スキーヤー向け陸トレ(オフトレ)のコンセプト

【自宅スキーTr09】スキーヤー向け陸トレ(オフトレ)のコンセプト

スキーの為にはどんなオフトレ(陸トレ)をしたら良いのか?

技術的課題に対して、その技術を体現するために必要な身体的要素は?
と考えると自然に必要なトレーニングが見えてきます。

どうしても、技術的課題を無視して身体面(筋力や柔軟性など)の強化から考えてしまうと、イメージも高まらず何のための陸トレだったのか・・・
となりがちです。

身体的要素身体的要素を3つに分類します。

1つ目は、正確性やバ

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【自宅スキーTr】08 滑走ポジションに関わる3つの姿勢戦略

【自宅スキーTr】08 滑走ポジションに関わる3つの姿勢戦略

普段の日常生活では地面が固定されています。
しかし、スキー滑走中は板(足元)が滑ります。
日常生活とスキーの大きく異なる点です。

滑るスキー板(足元)にどうやって姿勢を調整していくかが、前後ポジションの良し悪しに繋がります。

姿勢を調整するためには、足裏、視覚、三半規管から得た情報をもとに、体幹や足の筋肉を使ってバランスをとります(重心位置の調整)。

3つの姿勢戦略私たちが立っている時、姿勢

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【自宅スキーTr】06 片側性トレーニングがスキーパフォーマンスを高める

【自宅スキーTr】06 片側性トレーニングがスキーパフォーマンスを高める

スキーヤーの方へのトレーニングサポート時に、私が気をつけていることについて紹介します。ぜひ皆様のトレーニング効果が向上できたらと思います。

1、両側性エクササイズと片側性エクササイズを組み合わせる下半身のトレーニングプログラムをデザインする時に大切にしていることです。

簡易的なトレーニングプログラムを作ってみました。

スクワットが両側性エクササイズ、
サイドプランクw/ヒップアブダクションと

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【自宅スキーTr】04 滑走姿勢を変えるエクササイズ 後傾姿勢編

【自宅スキーTr】04 滑走姿勢を変えるエクササイズ 後傾姿勢編

今回はセンターポジションに入りやすくする為の、後傾姿勢改善エクササイズです。

前回の記事「Sポスチャーの改善」と共通する文章や動画・写真もあります。

人の身体は皆、それぞれ違います。
全員が全員あてはまるエクササイズや練習などは無く、自分自身には何が有効かしっかりと身体の特徴を知ることが必要です。☜アセスメント

※自身の身体の特徴を知った上でエクササイズを実施しましょう。
※痛みが伴ったり、

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【自宅スキーTr】03 滑走姿勢を変えるエクササイズ Sポスチャー編

【自宅スキーTr】03 滑走姿勢を変えるエクササイズ Sポスチャー編

今回はセンターポジションに入りやすくする為の、滑走姿勢改善エクササイズについてです。

人の身体は皆、それぞれ違います。
全員が全員あてはまるエクササイズや練習などは無く、自分自身には何が有効かしっかりと身体の特徴を知ることが必要です。☜アセスメント

※自身の身体の特徴を知った上でエクササイズを実施しましょう。
※痛みが伴ったり、効果が出なかったら違う方法を試みましょう。

⒈自宅トレ・アセスメ

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【自宅スキーTr】02 センターポジションを極める自宅トレ(踵落ちてますか?)

【自宅スキーTr】02 センターポジションを極める自宅トレ(踵落ちてますか?)

今回はセンターポジションに入りやすくなる為の身体的準備についてです。

センターポジションの維持には、

滑走姿勢(アスレチックポジション)

荷重、エッジング動作

重心

の3つが関係してます。

滑走姿勢(アスレチックポジション)では、スキー板へのアクション(荷重やエッジング動作)はありませんので「静的」なものです。所謂、「立ち姿勢」。
「静」のポジショニングができると「動」のポジショニング

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【自宅スキーTr】01 自宅でスキーが上手くなる為に

【自宅スキーTr】01 自宅でスキーが上手くなる為に

2023/24シーズンに向け、スキーが上手くなる為の【自宅スキーTr】をシリーズにして紹介していきます。  

このNoteでは、フィジカルトレーナー(身体の専門家)でありスキー大大愛好家の私が「身体機能」について掘り下げスキー上達のヒントを共有します。

“効果的に”、“安全に”、“確実に”スキーが上達する為には?
雪上での滑走練習は勿論大切ですが、“身体的準備”が整い、“イメージ”や“陸上での

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【スキーオフトレ】#04体幹機能を高める1st ステップ

【スキーオフトレ】#04体幹機能を高める1st ステップ

スキーヤーに必要な体幹機能(安定)を高める為には、横隔膜を始めとする体幹筋群の協調が重要です。
今回は腰痛予防や膝痛予防にも関係するスキーヤーにはとっても大切な体幹の安定性についての記事です。

⒈安定性がない事のデミリット目的の動作(荷重動作やスクワットなど)に対して、「動き過ぎて欲しくない関節<安定>」が動き過ぎてしまうことで、

動作が非効率になる(力の伝達や受け取りにロスが生じる)

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【スキーオフトレ】#03フォームが変わる猫背改善メソッド

【スキーオフトレ】#03フォームが変わる猫背改善メソッド

スキーオフトレ・マガジン第3回目は姿勢改善の為の方法論です。
スマホやパソコンなどの作業により背中が丸まり、気づかないうちに猫背に。姿勢を良くする為に意識しても直ぐ戻ってしまう。それは長い間かけて猫背姿勢が強化されてしまった結果です。この機会に理想的な姿勢を獲得する糸口を見つけてましょう!

改善方法では6つのエクササイズ動画を紹介します。

動作中の姿勢(フォーム)は特に大切です。スキーパフォー

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【スキーオフトレ】#02姿勢の歪みを改善し、滑走姿勢に活かす

【スキーオフトレ】#02姿勢の歪みを改善し、滑走姿勢に活かす

オフトレ初めは偏った身体をリセットします。
姿勢が崩れた状態でトレーニングをしているとそれが身体の使い方の癖となります。
そうすると何処かの部位にストレスがかかり、異常動作を引き起こし痛みや怪我の原因となります。
スクワットをしていて腰を壊したら元も子もないです。先ずは姿勢の改善が最優先です。

1、スキーヤーの滑走姿勢と良い姿勢とは?先ずは良い姿勢を知る事から始めましょう。
体幹に注目します!!

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【スキーオフトレ】♯01オフトレ成功に向けた設計図

【スキーオフトレ】♯01オフトレ成功に向けた設計図

筋トレ/ストレッチ/体幹トレ/ピスラボ・・・何からすれば良いのか?
スキーオフトレ成功に向けて、パフォーマンスアップの基本について紹介します。

⒈全体像を捉えピラミッドを作るスキー技術上達に必要なことをグループ化しピラミッドの構図にしました↓↓

ピラミッドの一番の土台は各関節の可動性・安定性です。
そして、それらを統合して『姿勢・動作をコントロールする能力』が特にスキーヤーには大切です。
次に

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