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新しい居場所を作るという能力-保育園から仕事まで-


子どもが言葉を上手に使えるようになるとだんだんお友達のことを教えてくれるようになります。

「今日〇〇ちゃんと折り紙したよ」

「〇〇ちゃんと同じ色の靴なの」

でも中には

「〇〇ちゃんにドンッ!って押されたの」

「〇〇くんが怖い」

など、良いことも悪いことも教えてくれます。


よくよく子どもの主張を聞いてみて先生にも確認してみると、僕の子どもが順番を守らなかった事実などが出てきて、子どもが感情と真実をしっかり認識して話すまでに少し時間がかかる時期だと先生に教えてもらったことがあります。

でも純粋に年上の子が少しやんちゃで怖がっていることもあって、そんな時に僕はいつも

「一緒にいて落ち着くお友達を探してごらん」

と伝えています。


でもそんなことが簡単にできるわけもなく、意識だけが怖いお兄さんに向いてしまい、保育園に着くと泣いてしまう時期もありました。

でも僕はこの「新しい落ち着く居場所を探す能力」を子どもに持ってもらいたいと常に考えています。


その真意は生きる上で「何かに依存しない精神状態を作る」ことがとても大切だと思うからです。


例えば保育園の子どもの例ではなくても、大人になっても同じことが言えると思います。1つの仕事が上手くいかなくなったら「人生終わった」とか、もっと細かく言えば相互フォローしていた人からフォローを外されただけで傷つく人も多いと思います。


そこで僕は仕事において多様な業務やプロジェクトを常に同時に動かしています。そして自分だけの世界がある「アーティストや工芸」の仕事も大切にしています。

どれか1つがダメになっても「まだこれがある」と思える精神状態が作れる環境を持っています。全てがダメになっても、アーティストや工芸デザイナーとして自分の手で作っている作品が最後の支えであり居場所でもあります。

全て手づくりで独自の計算折り紙と薄くスライスした木から出来たネックレス

TAKEHANAKE BRANDのアート作品


最近ではnoteの存在も居場所の1つです。


自分で居場所を作り、そこに関わってくれる人に感謝しながら、誰かに依存せず、でも謙虚に生きていけたらといつも考えています。


竹鼻良文/TAKEHANAKE代表

TAKEHANAKE design studio HP

TAKEHANAKE BRAND



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