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子育てから考えるくそリプの実態


SNSをやっていると多くの人が経験するくそリプや誹謗中傷。

くそリプ

主に短文投稿サイト「ツイッター(Twitter)」におけるリプライ(特定のツイートに対する返信・応答)のうち、内容がまったく見当外れであったり気分を害するような言葉が含まれるなど、罵倒したくなるリプライを指して用いられる語。「 クソ」と返信を表す「リプライ」を合わせた造語。 クソみたいなリプ。


記憶に新しいのはハヤカワ五味さんなどが出演されていたアベプラで特集されたくそリプ対処法という番組です。

さらにヤマシタマサトシさんのこの記事も印象に残っています。



私自身、フォロワー数もそれほど多くないので、そこまでひどいくそリプや誹謗中傷を体験したことがないのですが、なぜくそリプを送ってしまうのか、誹謗中傷をしてしまうのか、日々SNSを利用する身として考えてきました。

匿名であることや社会に不満があることなど、一般的に言われていることは理解できますし想像がつきます。でも本質的な部分で、なぜ行動に移してしまうのか、とても疑問でした。

ここで気をつけたいのは、どんな内容であれ、議論を持ちかけることはくそリプではなく、SNSの仕組みの中で許されているコミュニケーションだと考えました。無知であれ内容が浅はかであれ、嫌であればブロックできるわけで、それはシステムの中での現象と捉えることができます。この場合、議論によってもし相手を傷つけたとしても、リプを送る側には「無意識」が存在し、悪意はありません。

今回取り上げたくそリプとは、悪意がありながら議論にもならないリプライをすることとします。


くそリプは送る側が「これは相手を傷つける」と理解した上で送っていることがほとんどだと思います。ではなぜ分かった上でやってしまうのか。

すべての答えにはなりませんが、子育てをしているうちに、1つの答えがはっきりと見えました。さらになぜ「noteは治安が良い」と言われるのか、その要因も子育てから見えてきました。


上の子と下の子の喧嘩の発端

私には2人の子どもがいます。下の子はお姉ちゃんが大好きで、いつも真似をして、追いかけ回しています。保育園でも全体遊びからそれぞれの部屋に戻る時は、姉がいなくなることを悲しんで下の子が大泣きすると先生から伝え聞くくらいです。

家でも少しでも上の子が離れると追いかけてハグを求めたりします。親としては微笑ましい光景です。しかし、喧嘩もします。その発端のほとんどが下の子が上の子を叩く、ということから始まります。

しかし、保育園の先生からは下の子が他のお友達を叩いているところを見たことがないと聞いていたので、初めは本当に戸惑いました。しかし、よくよく観察してみると、下の子がお姉ちゃんに「遊んで欲しい」「かまってほしい」と思っていそうな時に手を出していたのです。

この行動は、まだ言葉を発することができない下の子なりの愛情表現だったのです。


私はこの行為を見た時、くそリプや誹謗中傷などは、SNSの中で影響力を持つことができていない、子どもでいえば言葉が話せないような状況の人が、子どもが気になる人を叩いてしまうように誹謗中傷してしまうのではないか、と考えるようになりました。

まさに声なき声、なのです。

下の子はお姉ちゃんが「叩かないで!」と言えば言うほど手を出します。それはその通りで「相手をしてほしい!」と思っているのに「相手をしない!」と言われているようなものだからです。

誹謗中傷もくそリプも相手をして欲しいという欲求からくるもの、まさに

聞いて欲しい!

の表れなのではないでしょうか。


ではなぜnoteは治安が良いのか

noteを始めた時、私はSNSの運用を全く行っておらず、ツイッターも建築関係のフォロワーが400人弱でした。当たり前にnoteのフォロワーも少なく、知り合いの「1」だけでした。そんな私のnote記事をpiece of cake CXOでTHE GUILD代表の深津貴之さんがスキをつけてくださったり、最近ではnote編集部の皆さんがオススメという仕組みを作ってくださるなど、今までは見過ごされてきた声なき声に耳を傾けてくれるのがnoteなのです。

まさに、まだ話すことができない下の子にしっかり目を向け、何が言いたいのかを見極めてくれているからこそ、相手を叩きたいと思うことが少ないのだと感じています。

まさにnoteには親がいるのです。


SNSなどによって人が容易に繋がれるようになりました。これは人に声が届けやすくなったことと同等の意味を持ちます。


私の子どもたちのように、仲良くすることも、憎み合うことも、兄弟であっっても起こってしまうのですから、他人同士であればなおさらです。

しかしすべての声に耳を傾けることは不可能に近いので、noteというプラットフォームの凄さを改めて知ることができました。

声なき声。

これからも増え続けるこの声に、誰かが耳を傾けてくれる世界がきてほしいものです。


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竹鼻良文/TAKEHANAKE

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