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プーチンってどんな人か知ってる?~ロシアウクライナ戦争感想文(7)

世界No.1のリーダー ウラジミール・プーチン

プーチンの経歴


 高校の成績トップ、貧しい家庭ながら、各大学からの奨学生オファーを蹴り、初志貫徹、希望のレニングラード国立大学に入学。法学を学び柔道に打ち込む。KGBの門を何度も叩くが断られ、諦めず自己研鑽を積み、結局KGBから声がかかり入隊。東ドイツで西側諸国の民主化運動を注視、情報収集していたが、東西ドイツの統一を目の当たりにし、16年勤め中佐の地位まで上り詰めていたが、母校レニングラード大学で学長補佐として学者に戻る。サンクトペテルブルグ市長サプチャークに懇願され、彼の教え子でもあったプーチンは、第一副市長に就任し、KGBを正式に辞任。多忙な中でもプーチンは研究研鑽を止める事はなく、論文までも発表している。
 あまりに真面目で優秀な仕事ぶり、ずば抜けた管理能力がモスクワにも届き、人材を欲していたエリツインに呼ばれ、第一副首相を経てついに大統領となる。


 本来こんなにさらりと紹介するような内容ではないが、テロリストや敵対勢力の策略や暗殺に日々晒されながらも、プーチンは強い信念と行動力でそれらに負けず、祖国ロシアの再興を心に誓う。エリツインと癒着し腐敗していた新興財閥、オリガルヒを叩く時も、義理人情を重んじ、退任大統領の安全を保護する法律まで作り(これがプーチンが大統領になって一番最初にやった仕事。自分を引き上げてくれたエリツインへの恩返しは、絶対忘れないという態度)、超人的バランス感覚で国の政策として、財閥を解体した。国を安定させるため、きっちり外資を誘致し、ロシアに大きな経済復興をもたらし、2005年には国際通貨基金IMFへの債務も早々に完済してしまった。


 アメリカ、イギリスを中心とするユダヤ系グローバリスト達の、ロシア解体の野望に向けた、想像を絶する嫌がらせ、テロ、暗殺、様々な悪だくみをプーチンは一人で受けて立ち、闘い続けて来たが、一方的にミンスク合意を破った、アメリカNATOの目に余る横暴に再三のクレーム警告を入れるが、ことごとく無視される。そしてついには米国の傀儡政権となったウクライナに嘘と謀略によって蔓延し、末期的症状を呈した。ネオナチによる大量のロシア系住民の虐殺で、プーチンの堪忍袋の緒は切れ、民族、文明、そして人の道、の再構築の為、彼は立ち上がる決断をした。

プーチンの性格・性質


 真面目。冷静。我慢強い。理性的。慎重派。超優秀。
哲学、宗教、学問、法律に精通し、非常に深く純粋培養されたような教養を持つ。
 国家や国民を考えた上での総合的判断力は、ロシア随一。
ロシアの歴史上、彼の思想や行動、政策は、「穏健派」に分類される。

★「哲学」的に深く考えた上で判断する人。
★「文明」背景、歴史を重視し国全体を考えて調整する人。
★「知識」を常に更新蓄積する、学者のような人。
★「宗教」を重んじ、自身は敬虔なキリスト教徒。

プーチンの主義主張


■国際社会全体の進んでいる方向(今だけ・金だけ・自分だけ)に正面から意義を唱える。
■ネオリベラル的拝金主義、グローバリズムによる独占と分断に強く反対、徹底的に対抗するとはっきり決めている。
■アイデンティティーポリティクスは嫌い。それを出汁にするグローバリズムも当然敵。

 上記の共通点は、国全体としての文化や民族はどうでもいいという事。これらを受け入れてしまうと、ロシアがバラバラになる。国民も民族もアイデンティティーも根底から崩れていく。人間として、道徳が見えず、宗教を失い、基盤を失って、そんなにまでして自分の欲望を満たすために生きるという態度は、国家以前に人として間違っている。とはっきり言っている。
 
 結果独裁者となったが、プーチンは、「ロシア人として、どういう哲学を持ち、ロシアはどこに向かうのか」大学の研究会のような態度で国民に呼びかけ、問いかけ、答えを皆で導き出そうとしている。

プーチンが尊敬している哲学者


 以下(ロシアの哲学者)の学習を国会議員や知事に勧め(実質義務化)、
「これを読んで皆と議論したい」と呼びかけている。国の再教育、再構築を、馬鹿正直に、くそ真面目に試みている。

①   ソロビエフ 
プラトンとカントと、キリスト教道徳をミックスした哲学を確立。
ロシアの指導者にすすめる。

②   ニコライベルジェーフ
ヨーロッパ哲学、ロシア正教神学、ドストエフスキーに強い影響を受けた、これらを合わせた議論を尽くす。

③   イバンイリアン
ヘーゲル哲学、ロシアのナショナリズム哲学の基礎。


プーチンが尊敬する政治家


①   ドゴール
文学者学者の家系に育ったエリート。教養が半端ない人。

②   ソルジェニーツィン
ベラルーシとウクライナだけは絶対にロシアと切り離してはいけない、と強く主張した人。

 

ロシアの知識人


 ロシアのエリート達は、深くて純粋な議論をしながら、現実問題に向き合っている。情報は鵜呑みにせず、よく考えて、皆で議論し、今現在正しい、と思われる事を誠実に実行していこうとしている、という。
 例えば、フランス革命のどこがおかしかったか?とかルソーの思想のどの部分は受け入れるべきでないか?とかを真面目に議論している。昔の話だけでなく、現代のインテリジェンス、学問、宗教、価値観に対してもそれ以上に丁寧に学び議論する。まさに「温故知新」を地でやっている。

プーチンの考えている事


 マルチシビライゼーションであり、マルチポラーであるべき。
要は、世界は多文明、多極化文明の共存であるべきであるという、グローバリズムや、世界統一政府の考え方と真逆を行く考え。人間本位で互いに尊重し合い理解し合う世界が重要、という立場、価値観。
 これからの世界の国際政治に、正しくポジティブな影響を与え、世界の動いていく道しるべになるべき。。。
このような事をプーチンは真剣に真面目に考えている。(と思う)


日本の政治家及び教師は、プーチンの爪の垢を飲むべきである。

 猿真似をして屁理屈をこねくり回し、背骨や基盤がなく、ただあくせく「やってる感」を出すのに明け暮れているだけ。揚げ足取りの批判はするが、まともな建設的提案はできない。「恥の文化」は遥か彼方。。。 
 日本は独立国だと言うのであれば、自国の文明や哲学的基礎、経済文化的基盤を、徹底的に議論し、積み上げておかなければならないはず。なのにGHQに屈辱的に押し付けられたものを、未だに大切に拝み奉り、真実の歴史を教えず見ようともせず、自国の憲法を自国民で作り直す事すらできていない。
 

 いつ迄もこの奇怪なアメリカの植民地のまま、自国を自分で護ることすらできない、安っぽくどうしようもなく醜い状態で、ご先祖様に顔向けできるだろうか。。。
 子供たちに対して、この不健全極まりない有様を、無責任に押し付けて死んでいく気なのか?そもそも戦争に負けたのは一体いつの話か。



 日本人としての文明論、日本人としての価値観、日本人としての哲学をきちんと持った上で、アメリカとは関係なく、自主的な主権や防衛能力、軍事政策、外交を確立していかないと、本当に国が亡くなる。

 理不尽に、とんでもないいじめられ方をしていながらも、一途に真面目にロシアの為に闘いながら、大切な事を世界に見事に問うて見せているのが、今のプーチンだ。今、世界各国のリーダーの中で、最も優れた人だと私は思う。
 日本はプーチンを馬鹿にする資格など、微塵もないし、逆に恥も外聞も捨てて、しっかり学ぶ態度を取るべきである。ちゃんと話をすればプーチンもロシアの人も、親身になって日本に大切な事を教えてくれるはずだし、普通に仲良くなれるに決まっている。
 ゼレンスキーやバイデンの顔からは、腐った嫌な臭いしかしてこないが、プーチンの顔は、気品と風格が備わっていて、強さと知性、そして愛までが同時に溢れ出している。少なくとも、私にはそう見える。

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