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自問自答ではなくて、自問悶々になっている

自問自答ってすごく大切だと思うのですが、みんな積極的にやらないし、何だったら自問自答に対してマイナスなイメージすらないでしょうか?

これ、自問自答の「答」をしてないからだと感じてます。自問自答はその時点での自分なりの答えを決めることが大切なんだと捉えています。答えを出さず「自問悶々」になってる人をよく見かけますよ。

「正しい答えを見出す」というより「いまの自分にとっての答えを決める」って感覚だと思ってもらえばイイでしょう。

正しいか分からなくてもいいんです。自信なくてもいいんです。あくまで「いま」なので時間が経てば変化する可能性もあっていい。でも、いまの自分にはこれが答えだと「決める」のです。自分で出した答えに対して主体的である姿勢とも言えますね。

アート思考は「問」を起点にするとよく言われます。これがアート思考というテーマがアーティストの思考を半分しか捉えられていない際たる特徴だとも感じています。

アーティストは「問」だけでなく、表現という「答」を常に出し続け、その「答」からまた新たな「問」に入っていくサイクルをひたすら回しています。その「答」が本当に正しいかどうかは分かりません。でもその時点の自分にとっては正しいと「決めて」表現するのです。

アート思考は「問」にフォーカスが当たっていますが、アーティストの「答」にフォーカスを当てていません。そのサイクルを繰り返すからアーティストの「問」は洗練されていくのだと感じています。

自問自答も同じようなテーマ。その時点での自分なりの「答」を決めること。そして次の「問」を導き出すこと。これを繰り返すことで「自問悶々」にならず「自問自答」ができるのだと思うのです。

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