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疲れは○○を見落としがち -スタンフォード式 疲れない体-

皆さん、こんにちは。こんばんは。

今回は「スタンフォード式 疲れない体」という本の紹介をしていこうと思います。

スタンフォードって聞いた方いるかもしれませんが、アメリカの超有名な大学の名前です。僕もこの本を読んで知ったのですが、文武両道の大学なんですって。スポーツでは、2016年のリオオリンピックに27個の金メダルがスタンフォード大出身者で、勉強では「西海岸のハーバード」とも言われてます。どれだけ凄いか、お分かりいただけると思います。(NBA詳しい方だとブルック・ロペス、ロビン・ロペス、のロペス兄弟が有名ですね。)

この本の著者「山田知生」さんは、そんな大学でアスレティックトレーナー(ざっくりいうとスポーツのチームにつくようなトレーナー)を15年以上されていたスゴイ方で。スポーツ選手ならぜひその知識を学びたい、そしていろんな方に読んでもらいたいと思い、今回ブログに書きました。

あ、一般のスポーツやってない方でもめちゃくちゃ勉強になりますよ!むしろスポーツ選手より一般の方向けに書かれてる本です。

ぜひ最後まで読んでいってください。

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●見落としがちな「疲れ」とは??

この本を読んで個人的に一番「おー!なるほど。」と思ったのは、「疲れは筋肉だけじゃねえ」ということです。

僕実業団でバスケをしているので、日中は8時間のデスクワーク、夜にバスケの練習やウエイトトレーニングをしています。なので両方の疲れを知っているんですが、明らかに疲れの感覚が違うんです。バスケの練習の後は筋肉が疲れたなって感じですが、仕事終わりの疲れはなんか体が重いなくらいの感じで。

その疲れの正体は、この本では「神経」と書かれています。

神経って運動神経とか自律神経ってワードは聞いたことあるかなと思うんですけど、要は「脳や脊髄が体に指示するためのネットワーク」です。

神経が疲れてる状態ってのは、スマホの通信制限と同じ状態です。スマホだと今月動画見過ぎてギガ足りなくて全然動画見れないわー、ですが、神経だと今月仕事で神経すり減っちゃって上手く体動かせないわー、です。

神経ってどうやって疲れるかって、精神的なストレスとかもあるんですが、この本では「体の歪み」が原因の1つであるとしています。

体が歪むとどうなるかって、神経が体を動かすのに無駄なエネルギーをたくさん使わないといけないんです。例えるなら、反抗期の子どもに片付けをさせるためにすぐにやりなさい!というのではなく褒めるなどの工夫した言い方で子どもの成長を考えて伝える、といった感じ。

まあこれは子どものためなので必要なことですが、自分の体となったらすぐにやれ!って指示で無駄なエネルギーを使わずに体動いてほしいですよね。

僕の話になっちゃうんですが、とにかく猫背で姿勢が悪いんですよ。188cmの身長に合うデスクってなかなかないと思うんですけど、それにしても姿勢が悪い。皆さんが思ってる3倍が浅く座ってます。(どんだけ姿勢悪いんだ。)でもこの本を読んで無駄な疲れを出したくないと思った時に、まず意識的に座る姿勢を変えるようにしました。

あとこの理論でいくと、整体とかも効果的です。体の歪みを直してもらうことで、神経が無駄なエネルギーを使わなくてよくなるんですね。僕の知り合いで某ストレッチ専門店で施術してもらったことあるんですけど、筋肉のほぐれだけでなく、めっちゃ気分がスッキリしました。神経のとおりが良くなったからなんでしょうね。結構オススメです。

●疲れを予防・改善する身近なポイント

この本でもう1つ着目してるポイントがあって、それは呼吸です。

人間って1日に呼吸を約3万回してるんですって。無意識だからあんまり気づかないですけど、日常で結構重要なんですよ。食事は数日無くても死なないですが、呼吸は無くなったらすぐ死にます。それくらい体にとって重要ってことです。

この大事な呼吸ををいかに疲れを発生させない、または疲れを取り除くことにつなげるか。そのための呼吸法がこの本に載っています。

僕としてはこの本に出てくる「15秒のタイムアウト」って言葉が結構好きで。(著者の山田さんはバスケも見てた方なので、バスケ好きな方が見ると見やすいし面白いデータも載ってますよ。)それくらい気軽に実践できるってことなんですよね。

僕のブログでは長くなって読みにくくなるは嫌なので呼吸法までは説明しませんが、気になる方は本を買う、もしくはこのブログを読んでみてください。

●今日からできるオススメの回復方法

最後にこの本にも書かれている、かつ自分が実践したことがあり効果を実感した疲労の回復法を1つ紹介しようと思います。今日からすぐできるので、ぜひ実践してみてください。

この本では「交互浴」と呼んでいます。冷水と温水を交互に浴びるやり方ですね。浴槽にちょっとぬるいくらいの温度でお湯をため、冷水はシャワーで浴びる感じです。冷水と温水は30秒ずつ、最大10セットまでです。

やり過ぎちゃうと脱水症状になっちゃうんで注意してください。予防として、お風呂入る前にお水を飲むのも重要です。

この効果として、①血流が良くなって筋肉の回復が早まる、②自律神経のバランスが整う、と書いてありました。自律神経はあっためたり冷やしたりすると効果的に刺激されてリラックスできるそうです。

僕は初めてこれを教えてもらったのは(確か)16歳以下の日本代表やってた頃で、その時はナショナルトレーニングセンターの水風呂と普通のお風呂を交互に浸かってましたね。福岡第一にいた頃もシャワーを使いながら交互浴してました。

皆さんが思ってる以上にスッキリすると思うんでぜひオススメです。(ただこの時期は浴槽寒くなってるんで気をつけてやってくださいね!)

●最後に

最後に、この本で一番面白かった話を皆さんにお伝えしたいのですが、(疲労からちょっと話がそれます。)

スタンフォードの学生アスリートの中には在学中に全米ドラフト1位で指名を受けるエリート選手もいるそうで、ドラフト1位となるとその契約金は推定40億円(!?)。でもこの契約を蹴ってでも学生を続ける選手がいるそうです。

ここから自分の意見ですが、ドラフト1位を蹴る意味って知識を学ぶことの重要性を示してるんだと思います。

社会人になったからわかるのですが、仕事ばかりに追われて学ぶ時間って作るのが大変です。でも学ぶことでしか人間は成長できません。僕は本を読むようになってそう感じています。

そしてこの本にも書かれているんですが、「知識なき実践は危険」ということ。

例えば世の中って〇〇ダイエットのような方法はたくさんありますけど、なんでそのダイエット法が痩せるのか、とか、自分ってどんな体質なのか、を理解していないと、無駄な失敗をたくさんすることになります。無駄な失敗というのは原因がわからない、もしくは原因がアバウト過ぎて役に立たないことです。この無駄な失敗を無くすためにも知識は重要なんですね。

当たり前のことかもしれないですけど、忙しくなるほど忘れがちなんですよね。この本を読んで改めて気づかされました。

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いかがだったでしょうか。疲れってずっと付き合ってきたものですけど、意外と知らないこと多かったんじゃないでしょうか。今回紹介した内容はほんの一部です。また自分の解釈も含まれています。もっと知りたいな、この本面白そうなだな、と思った方はぜひ買って読んでみてください。

また今後もこういった本の紹介は続けていきます。ブログ更新はTwitterでお知らせするので、よかったらフォローをお願いします。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!これからも皆さんのためになる本を紹介していきます。これからもよろしくお願いします。

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