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それぞれの加護

チャーリー・J・ケンディ(10)
―――飼い犬のレディが逃げ出し、それを追いかけていた。

トビー・レディック(8)
―――初めてひとりで街に出たが、道に迷ってしまった。

ジェンナ・ハンフリー(12)
―――妹のヘイゼルと喧嘩をして、母に説教をされていた。

ビリー・ホームズ(14)
―――前日の夜遅くまで聖書の勉強をしていたために寝坊した。

ウォルター・B・ライリー(16)
―――弟が高熱を出し、薬を買いに行く母に代わって、しばらく看病をしていた。

チャック・ホールデン(7)
―――制服のタイが見当たらず、部屋中を探し回っていた。

エドワード・バン・ハーデン(17)
―――学校の課題の締め切りを思い出し、レポートを仕上げていた。

ヘイゼル・ハンフリー(10)
―――姉のジェンナと喧嘩をして、母に説教をされていた。

クリスティーン・M・ピアース(16)
―――愛用している懐中時計が止まってしまっているのに気づかなかった。

C・Q・ベイズラー(9)
―――朝飲んだ牛乳が悪くなっており、しばらくトイレにこもっていた。

アッシュトン・コー(13)
―――道中、道に迷っている老婦人がいたので、案内をしていた。

ローズ・ビーティ(10)
―――いつも使っているバスが遅延していた。

スージー・ルーニー(12)
―――家を出る直前に貧血で倒れてしまった。

モリー・A・キャメロン(15)
―――買ったばかりの自転車がパンクしていた。

シルヴィア・ブラン(10)
―――友人であるチャーリーを迎えに行ったが、不在だったため帰ってくるのを待っていた。

聖レアグベント大聖堂
―――サウラスヤの街にある大聖堂。毎週日曜の朝には、聖歌隊が集まり、賛美歌が歌われる。

6月28日(日) 朝
―――聖レアグベント大聖堂が、ガス爆発によって全壊した。また、真面目な聖歌隊メンバーの全員が、入隊してから初めて遅刻をした日である。

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