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がん発覚から手術までのかかった日数まとめてみた【数字で見る】/30代OLの場合

さてさて、実はあれから色々進みました。
手術が終わり、抗がん剤治療をすることに決定しました。

そこで、今まで色々かかった日数や期間をまとめてみようと思いました。
今から治療に入る方、近い方が同じような癌患者の方などの参考になれば幸いです。

なお、また後日はこちらの費用についてもまとめてみようと思いますので
よければフォローしてお待ちください🙇‍♀️

病院や治療法、検査方法や医師によっても色々変わると思うのであくまで参考値としてご覧いただければと思います。


がんが発覚から手術までのスケジュール

<下記の見方>
🏥:通院した日
(同日):項目上記と同じ病院で同日受診
🏥(同日):項目上記と別の病院で同日受診
/0.5d(項目最後尾):0.5日などお休みした日数

※お休みした日数は体調面考えて1日にしていたりするのでそんなにかからない可能性もありますし、もっとかかる可能性もああります

2023年1〜3月
しこりに自覚するが業務が忙しすぎて誤魔化しながら激務と睡眠とれないの日々


2023年4月
🏥会社の健康診断受診 乳がん検診と子宮がん検診も受診/0.5d


2023年5月
🏥検診結果 右に癌と思われるものがあると診断/0d

🏥乳腺クリニック 受診:当日にエコー、刺針検査受診(右)/0.5d


2023年6月初旬
🏥乳腺クリニック 受診:病理結果で癌が確定、紹介状書いていただける複数の病院を教えていただくが判断できず一旦持ち帰り/0.5d


2023年6月中旬
🏥乳腺クリニック 電話やLINEにてカウンセリング受診/0d


2023年6月下旬
🏥乳腺クリニック 受診:紹介先確定、紹介状書いていただく/0.5d


2023年7月初旬
🏥A病院乳腺科 初診、診察、エコー、刺針検査(左)、遺伝子検査の紹介と予約/1d


2023年7月中旬 
🏥A病院 遺伝子検査のカウンセリング/1d(すぐ終わったんですが念のため1日休んでしまって…)

🏥A病院乳腺科 刺針病理結果の説明、MRI検査の必要の説明、血液検査、心電図
(同日)A病院乳腺科 看護外来にてカウンセリング/0.5d


2023年7月下旬
🏥A病院放射線科 受診:MRI検査(乳腺のみ)/1d(どれくらいかかるかわからなかったのと体調の不安があったので)


2023年8月中旬
🏥A病院乳腺科 受診:MRI検査結果の説明、PET検査の説明/0.5d


2023年8月下旬
🏥A病院放射線科 受診:PET検査/0.5d

🏥A病院乳腺科 受診:PET検査結果治療方針についての説明/0.5d
一度抗癌剤治療を優先を選択


2023年9月初旬
🏥A病院乳腺科 受診:前項目で抗癌剤優先での治療を、手術を先行にしたいと再度主治医に相談/0.5d
手術に決定で日程を確定、手術入院について説明

🏥B婦人クリニック 受診:温存についてのカウンセリング、エコー/0.5d


2023年9月中旬
🏥A病院麻酔科 受診:カウンセリングと全身麻酔についての説明、マウスピースなど必要なものを指示される/0.5d

🏥C歯科 受診:手術用マウスピース作成依頼/0d


2023年9月下旬
🏥C歯科 受診:マウスピース受け取り、はめ方とはずし方レクチャー/0d

🏥A病院 PCR検査/0.5d

🏥A病院乳腺科 入院、手術 エコー、センチネルパネル、腫瘍の病理検査
体調悪く退院1日延長したので3泊4日の入院して退院(部分切除でリンパ転移が軽度)/4d

👩‍💻2日程度平日仕事休み、プラス土日休み/2d


2023年10月初旬
👩‍💻仕事リモートにて復帰
痛みで出歩けない日々、腕あげれないなど生活に支障あり


2023年10月中旬
🏥A病院乳腺科 病理結果診察 経過の診察、今後の治療についての方針説明
(同日)乳がん看護外来受診/0.5d

🏥D内科 インフルエンザワクチン接種(抗がん剤治療のため免疫が低下するため)/0d
      

2023年10月下旬
🏥B婦人クリニック 受診:婦人科紹介状依頼(子宮癌が疑われるものがエコーにあったのでMRI撮れる婦人科へ)
🏥(同日)A病院腫瘍循環器 受診:抗がん剤治療前の問診
(同日)A病院乳がん看護外来 受診
(同日)A病院癌支援センター ケアマネへカウンセリング受診/傷病手当申請について相談
🏥(同日)E病院 手術:CVポート残留術/1d

🏥A病院婦人科 受診:子宮がん検診、細胞検査、組織検査、血液検査
🏥(同日)E病院 痛みがひどく電話カウセ/0.5d

🏥E病院 受診:CVポートの経過診察
🏥(同日)A病院婦人科 造影剤伴うMRI検査/0.5d

CVポート痛みは11月初旬まで続く


2023年11月初旬
🏥D内科 受診:肺炎球菌ワクチン接種(抗がん剤治療のため免疫が低下するため)/0d

🏥A病院婦人科 受診:MRIなどの検査結果の説明/陰性でした/0.5d

🏥A病院乳腺科 電話にて主治医と現状の共有/0d

🏥A病院乳腺科 受診:抗がん剤治療の日を決定/0.5d
(同日)A病院ケアマネさんにカウンセリング/BRCA検査、妊孕性温存、その他の不安なことを色々
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今ここです
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各病院への通院回数

●健康診断
通院:1回
日数(休暇取得):会社での受診のためお休みでの取得はありません
かかった時間はすべての検診で待ち時間含めて2時間程度

●乳腺科クリニック
通院:3回
電話カウセリング:1回(LINE都度相談)
日数(休暇取得):0.5日*3回
主な内容:初診費用、診察、マンモ、指針検査、検査結果の診察、大きな病院への紹介

●A病院
1)
通院(手術まで来院):12回
日数(休暇取得):0.5日*12回
主な内容:初診費用、診察、エコー、刺針検査(反対側の良性と診断されていたもの)、看護カウンセリング、MRI、PET検査、血液検査、心電図、手術の説明など
2)
通院(手術〜):8回
電話で状況確認(主治医から):1回
日数(休暇取得):0.5日*8回
主な内容:病理結果、治療方針について検討、子宮癌についての検査など

●B婦人クリニック
通院:2回
日数(休暇取得):0.5日*2回

●C歯科
通院:2回
日数:作成には休日に、受け取りには会社の昼休み使って行ったのでお休みの取得なし
時間的には診察と型取り、受け取り日には付け方レクチャーで合わせて1時間もかかってないと思います

●D内科
通院:2回
日数:受診はお仕事の定時以降に受診できたので、お休み取得はなし
主な内容:抗癌剤治療に向けたインフルエンザワクチンの摂取、肺炎球菌予防接種
いずれも内科やかかりつけの病院に受診前に一度問い合わせして在庫があるかなど確認する方がいいと思います。私の場合は、肺炎球菌が問診など終えた上での取り寄せが必要な医院だったので、別日になってしました

●E病院
通院:2回
電話カウンセリング:1回
日数:0.5日*2回
主な内容:CVポート残留術とそれに伴う経過などの診療

総合計(受診した病院数、通院回数、有給取得日数)

※発覚から手術、次の化学療法の方針決定までの日数です

●  かかった病院数:7院
●  通院:32回
●  電話カウセリング:4回
●  お休みの取得:15日(内訳:0.5日*14回、1日*4回、入院4日)

はじめは検査や待合にどれくらいかかるかなどが全く分からなくて、
ただ診察などでも1日休む日もありましたが後半はなんとなく混む時間や、病院などもわかってきて半日のうちに3つの病院を詰め込んだりとかした日もありました。

お休みは有給などで取得していますが、1年で限られているので結局のところは最低限の通院のみで取得をしています。
「このあときっとショックだろうからお休みにしよう」みたいな取得の仕方はできませんでした。

もしお休みがなくなっても、欠勤として傷病手当金申請などを利用することでお給料の約2/3をいただける制度もあったりしますので、よければ会社の社労士もしくは病院の癌支援センターなどがあればそちらで一度相談してみてください。

私の情報での注意点

上記の日数やスケジュールでの注意点をお伝えできればと思います。

私はAYA世代の乳がん患者です。
その場合に妊孕性温存(卵子や受精卵凍結)を選択しないといけません。
私の場合は独身でパートナーがいる状態です。
なかなかパートナーとそれを話合う機会を持てずに直前のいまバタバタをしています。

<温存をされたい方>
もし可能であれば、はじめの受診時に主治医にそのあたりのリミットなども聞いて、温存をされたい方は計画的に進めていくことをお勧めします。
方法によりますが生理に合わせたりすることもあったり、そもそも色々検査したりしないといけない場合もあります。基本的に抗癌剤治療、ホルモン治療の前にする必要がありますので、その辺りも一度主治医と相談されてみてください。

<温存するか迷っている方>
そして、もし私のようにまだどうするか分からないという方もカウンセリングは早めに受けることをお勧めします。


<私が病院を決める時に参考にした書籍>

症例数や、治療法や導入されている機器などで参考になったと感じた書籍です
はじめに受診した乳腺クリニックから大きな病院を決めないといけない時に何を指標にしたらいいか、どういうことが考えられるのでなど何も想像ができずにただただ不安でした
そんな時にこちらを見つけました
わからないことがわからなくて不安」という方にもおすすめです
私はこちらの書籍で大まかな自分の病気(乳がん)についてや、治療方法について知ることができました。
あとはこれを参考に、私は今の病院を決めました。

<その他がんになった方におすすめ記事>

> 検診や通院でもっていってよかったもの(まとめた記事に飛びます)
> 癌が確定したらしておくこと(まとめた記事に飛びます)
> 通院の際の服装(まとめた記事に飛びます)

まとめ

「がんでは?」となんとなく自覚したところから治療が決定するまでが
一番生きた心地がしない月日を過ごした気がします

「どんどん転移しているのでは?ちくちくリンパ付近が痛いけど転移では?」と何か体に異変を感じるたびにナーバスになる時もありましたが、私の長所でもある「寝たら忘れる」性格のため日中ふとした瞬間に不安でも寝ている間に忘れていることが多かったのと、
よくも悪くも手術まではバリバリ働いていたので、悩める時間が少なかったので落ち込む時間もたぶん平均的な時間より少なかったのではと感じます。

今まで入院さえしたことさえもなかったので、色々「これってこんなにかかるの?」とか「こんなに検査必要なの?」とか色々不安でしたが、今は検査の合間や、結果が出るまでの時間も悩んだり結果を受け止めるための時間をいただけたと思うので「必要な時間だった」と思います。

たぶん平均的なかかる期間より私はかかっている方だと思います。
悩んだりする時間もかかりましたし、病院自体もしっかり患者と向き合ってじっくり検査も確実に進めて治療を決める感じのタイプだったので。
それでも私は今通院している病院を選択してよかったなと思っています。

治療開始はもちろん早いに越したことないのですが、私は急ぐ気持ちで焦ってしまい一度方針を決めてから再度問い合わせして「やっぱりこっちにしたい」とバタバタしたタイミングがありました。

その時に先生に言われたのが、他の記事でも書いていますが
「この後の人生に関わるんだから、しっかり悩んで●●さんが納得する治療法で進めようね」でした。
もちろん医師や病院によって推奨されている順序や治療法、薬はあるかもしれませんが、結局は自分の体です。
自分が納得できる形で、もしまだ迷っているなら「迷っている」という事実と何で迷っているか、何が理解できてなくて判断できないかなどを主治医や専門看護師に相談してみることをお勧めします。

同じ立場の方の少しでも参考や救いになって、皆さんが少しでも自分が納得できる治療に進めることを願っています。


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