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タイムマシーンがあったら・・・

昨日は、カール・ロジャーズをデスクトップの
壁紙にした話をしました。

今も、彼は私の目の前にいます。

タイトルの通り、もしタイムマシーンがあって
過去に行けるのなら、3つの願いごとがある。
アメリカであの頃の自分をもう一度見たい。

1. ロジャーズが亡くなる前に会う
2. アルバート・エリスが亡くなる前に会う
3. 当時の心理学クラスをもう一度受けたい

心理学をアメリカ人と机を並べて
一緒に勉強したいと
アメリカ留学をしたわけだが・・・・

心理学の『し』の字も勉強したことのない私が、
初めて英語で書かれてある分厚い心理学のテキストを
見た時に驚いたことがある!

それはなんと確か中学か高校の時の
理科?生物?化学?の教科書に載っていた
「パブロフの犬」が行動療法で出てきたからだ。

「おー、パブロフって心理学だったの?」と
びっくりした私であった。

そして、フロイトさん登場
この時初めて『unconciousness-無意識』というものが
『id,ego,superego』という
私たち誰もが持っている心の中の深層心理を
知った私であった。
防衛機制にあるたくさんの用語を必死に覚えたなぁ・・・。

全ては英語なのである。
日本語で全く心理学を勉強していなかった私には
もう何が何だか・・・脳内がとっ散らかっていました。

毎晩毎晩、Tutoring制度を利用して、1対1で教えていただきました。
(学生がアルバイトで家庭教師をしてくれる制度です。
もちろん、受ける私たちは無料)

多分、ここで、かなりリスニング力がついたのではないかと
今になって思います。
自分がわかっているかどうか定かでないので、
よくわからないときは、とりあえず、必ず、
「自分はこう理解したけれど、これで大丈夫かどうか」と、
確認していたことも幸い、スピーキング力強化に少なからず、
つながっていったのではないかと・・・。

しかし、今になって思うことは、
教科書の中で、パブロフさん、フロイトさん、BFスキナーさん、あと誰かなぁ?習った記憶はあるのですが、ユングとロジャーズの記憶がないのです。
う〜ん。。。これは一体。どうしたことか!!!

教授やクラスメートに人気のなかったフロイトさんだったけれど
私は好きだった。
今でも、彼の『無意識』の功績は受け継がれているし
精神分析なしでは、その後のユングの集合無意識や
ロジャーズの来談者中心法も語れない。と、私は思う。

日本ではフロイトさんのように
精神分析ができる日本人は稀である様子。
今となっては受けてみたいものだと思う。
フロイトさんが日本語でカウンセリングができたら
非常に嬉しい。

そして、ロジャーズ。
本当に話してみたかった。
しかし、ロジャーズが残してくれたビデオのおかげで、
今でも、ロジャーズが話している場面を共有できるのが
ありがたい。
今でいえば、ロジャーズは『YouTuber』である。

ロジャーズ、アルバート・エリス、パールズと
グロリアさんのカウンセリングは
本当に貴重である。

考えてみるとロジャーズがいた最初の大学院に
年月を経て、私もいたのである。
そして、なんとなくうっすらであるが
心理学部の建物に行ったときに、
本当にうっすらであるが、
入り口にロジャーズの写真があったような
なかったような・・・

ロジャーズは今、近年のこの心理学の世界を
特にHSP、マインドフルネス、セルフコンパッションを
どう見るのかなぁ〜。



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