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海からの贈り物 下

       海からの贈り物
一人の時間は大切だ。
聖者にとっての理想である内的な冷静、曇らない眼というものは、私たちにいかに望ましくて
そして私たちから遠いことだろうか。
 女は何か創造的な活動を始めて自分を忘れることで、一番確実に自分を再び見出だすことになる。    ーアン・モロウ・リンドバーグ


前回のブランシックの感想はおいおいに‥

今回は、女性にとって重要でまた、男性にも一度、読んでもらいたい本をご紹介します。

なぜこの本に興味を持ったかと言うと、表紙が砂浜と貝殻できれいだったので、きっと本の中身も砂浜と貝殻と女性を連想させる素敵な内容なんだろうなと思いました。
読んでみると、全てのことが自分に当てはまるし、私が学び、実践して省みていることでもありました。

私たちは、学校や病院や地域の人達など、あらゆる場所で人と関わっています。
多くことに気がいって、頭も心も休まる時がありません。ましてや、インターネットで情報が普及されるようになり、脳疲労を起こしています。私は、1日に10分 1時間 半日でも一人の時間を作るようにしています。

また、便利で快適なものが側にない場所に行き、自分自身と向き合い、心を解放する時を過ごします。
 古民家で菱餅を作った時も無心になって作業をすれば、心身のバランスが整い、子ども達も幸福で安心するから、そして丈夫になり、しっかりしてくるのではないでしょうか。

 
私が小学生の時に読んだ伝記のひとつ
今から800年前、久留米絣の技法を開発した井上伝さんという織り手がいます。

始まりは少女の好奇心からだった 


米屋の娘だった井上伝さんは、木綿織りをたしなんでいました。12~13歳頃、染料が抜けて白い斑点が出来た古着を見て "加寿利"の技術を編み出しました。26歳には多くのお弟子さんをかかえ、さらに新しい技術 "絵絣"に挑戦していました。 試行錯誤をしていたところに
『東芝』の創業者 田中久重さんに出会います。9歳でからくり箱を発明し、東洋のエジソンとも言われていた彼が、伝さんの絣織りに興味を持ち、織り方などを聞いた数日後 "板締めの技法"を考案しました。後に伝さんが試作を繰り返し、"花の絣"が誕生しました。
そこから、他の人も絵絣や小絣を考案して行き、久留米絣が発展していったそうです。



絣の長法被を着て博多祇園祭

 男衆が御輿をかついで、体をゆさぶり魂をゆさぶる祭りはかっこいいです!
地域が活性化されていいものですね。
祭りが終わった後の静けさもまた◎ ※。.:*:・





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