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母はCEO〜マーケティングリサーチ〜

日本人の気質として、とにかく「当たり障りのない」事を好む傾向にあります。「皆んなと一緒」の状態だと安心感があるのでしょう。ここから大きく外れると、人でも物でも、バズったり炎上したり、それ以外はみんな普通。何がバズるか各企業は躍起になってリサーチしていますが、ここがなかなか読めないが、当たれば一気に形勢が傾き、結果は顕著にでる、それが日本です。

ここで1つ、自分の育児方針をどうしたいか、ある例を出してみますので考えてみて下さい。

子どもたちがまだ小さかった頃、いわゆるニュータウン育ちでした。そこでは皆んな某幼児教育のキャラクターの虎のぬいぐるみを持っていて、同じ歌を皆んなが歌うのです。そして次は、同じ可愛いキャラクターの文房具を揃えて学校に行き、同じスイミングスクールと英語教室に通って、どのレベルに進級したか競い合っています。学校では優劣をつけないように配慮されているのに、参観日に親は「もっと子ども一人一人の個性を尊重して」と学校に申し入れるのです。すると学校はNo. 1になれなくていいから、オンリーワンになりましょう、と答えます。
そして、この枠組みに入らない親は「変わってる人」認定されるのです。

さてさて、こういう市場において、そもそも個性なんてものが育つのでしょうか?
そして、ここで誰と仲良くして、どういう立ち位置でいるのが一番安全安心なのか、親は必死で考えて上手く立ち回ろうとします。
その時に、自分の子どもの大事な個性を、一般的で当たり障りのないものに矯正しようとしていないか、
少し振り返って考えてみて欲しいと思います。

育児方針、教育方針、方針は決してブレてはいけないものです。この軸が例えば今1°ブレると、10年後どれだけブレが大きくなっている事でしょうか。

立ち回る、空気を読む。小さなカテゴリー内の更に小さなグループの中で、マウントを取り合う。それ、本当に胸を張って「私の教育方針です」と言えるものでしょうか?よくよく考えてみて下さい。

かく言う私も、それはそれは気を遣って、最新の注意を払って、自分たちの立ち位置を日々調整しつつ、仕事よりも神経を使って生き抜いてきました。
なぜなら、虎のぬいぐるみも持っていないし、水嫌いの長女はスイミングに通わず、夏休みの補習で25mやっと泳ぎ、私自身は英語教師の資格を持っていますが、子どもたちには、あえて習わせていませんでした。
その分、個性を優先させる事にウェイトを置きました。自前の替え歌で歯磨きをし、泳がなければ海に近寄らないし、英語よりも先にきちんとした日本語を使いこなせるように、という教育方針を貫きたかったので、その分上手く親だけは上手く立ち回る必要性があったのです。

まず、自分たちの置かれている環境をしっかりマーケティングリサーチし、次はそこでの戦略を立てる必要がありますね。続きます。


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