見出し画像

「優秀なリーダーは仲のいい組織形成を『目的』にしない」

会社は、そもそも仲良くするために集まっている場所ではありませんし、優秀なリーダーほど和を優先しません和がないから力が発揮できないというのは明らかに言い訳、つまりは免責思考の表れということになります。

これまでの人生において、集団で目標を達成したり、目標に向かった経験のない人たちはイメージしにくいかもしれないですが、集団において仲良くなるという状態は、「結果的に生じる状態」であるべきなのです。それぞれが与えられた責任を果たしながら目標に向かっていく過程で、徐々に信頼関係がうまれて仲良くなっていく、というのが自然な状態ということです。つまり、順番は①和の形成→②パフォーマンス向上、ではなく、①パフォーマンス向上が先にあって「結果的に」②和が形成される、ということなのです。

結果を出すことが先で、和は後にできるということであり、優秀なリーダーは仲のいい組織形成を「目的」にしないのです。

どうしても、仲のよい人間関係を築きたければ社外でよいのではないでしょうか。

   安藤 広大(識学 代表取締役社長)

PRESIDENT Woman


卵が先か鶏が先かのような話で、仲が良いからパフォーマンスが良いのか、パフォーマンスが良いから仲が良いのかは、人によって捉え方は違うかもしれない。

私は、この記事に書いてあるように、仲の良さが優先される方がいいとは思わない。

職場の人との「仲良しごっこ」は得意じゃない。

言うべきことは言わないと、どこかで不都合が生じる。

情に流されすぎると、優しさじゃなくて不公平につながる。

上の人が下の人に媚びると、下も成長しないし上も成長しない。



私も職場で気の合う人に出会うことはあるし、仲良くなること自体が悪いことではないと思う。

話しやすい関係の方が、仕事がスムーズに進むというのは大いにある。


でも、後輩や部下のダメなところを指摘したり叱ったりすることを避けて、陰でダメ出ししている先輩や上司はどうかと思う。

「ここを直してほしいけど、こういう良さもあるから何も言わない」というのは、先入観を持たず、客観的に見ているようだけど、単に叱ることから逃げてるだけとも言える。

それが優しさだと思っているなら、ちょっと違う気がする。

ちゃんと注意して直してもらう方が本人のためになるし、注意できないなら、陰口じゃなくて、自分の心の中だけに留めておく方が優しさだと思う。


𠮟る時も、「1つ褒めて、1つ叱る」という方法はいいと思うけど、最後に「1つ褒める」を付け足すのは、相手によっては逆効果になる。

相手が、悪いことは聞き流して良いところしか受け止めない人だと、結局「褒められた」と解釈されて、何も反省しない。

それなのに、「注意したのに直らない」と陰で嘆くのは、やっぱり方法を変えた方がいいと思う。


「叱った後は仕事とは関係ない雑談などで、フラットな状態に戻す」という方法も間違ってないと思うけど、叱ったことがリセットされるほどの雑談だと、やはり相手によっては意図が伝わらない。



同じところに問題を感じていて、「どうやったらその子を直せるか」と一緒に悩んでいたと思ったら、いつの間にか私だけが悪者になっている。

私の態度もまずかった。怒りの感情に負けてしまった。


和を重視し、情に流される人は、関係性が変わると一気に冷たい人になる。

そしてそのタイミングはいつ来るか分からない。

自分に対する態度が変わったと気づいた時にはもう遅い。

女子中学生みたい。


だから職場の「仲良しごっこ」は苦手だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?