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「デビュー」という福利厚生

vol.83

今日は美容業界の経営層向けの勉強会で講演を行ったのですが、私の前に登壇されたリクルートワークス古屋星斗さんのお話に大変刺激を受けました。

〈リクルートワークス研究所 / Webサイト〉

ハラスメントに厳しい社会となり、ホワイト企業が増える一方で、その「ゆるい職場」成長の不安を感じ、若者が離職してしまっている状況がある…

その課題に対する様々なヒントをいただけ、非常に勉強になりました。

内容は有料の勉強会なので、お話しすることができないのですが、代わりに、若者の心を掴むだろう、新しい福利厚生(?)の事例をお届けしたいと思います。

それは、モスフードサービスが手がける「MOS RECORDS(モスレコーズ)」プロジェクト。

(レコードレーベルです)

何とこれ!

モスバーガーで働きながらアーティストデビューを目指しているスタッフをチェーン内で公募し、最優秀者にはモスレコーズが配信デビューに必要な活動を全面的に支援するという企画なのです。

〈Impress Watch / 2024年3月29日〉

4月1日から応募受付を開始しており、審査および最優秀者を選出。

楽曲制作などデビューに向けた準備期間を経て、9月以降にデビューする予定です。

監修者として音楽プロデューサーの海老原俊之さんが協力。

最優秀者はモスバーガーのテストキッチンを活用したライブコンテンツに出演します。

また、デビュー後は公式SNSなどの社内メディアを活用したプロモーションを実施

同社では、プロジェクトの目的をこのようにまとめています。

店舗で働く環境をさらに魅力的なものにすること。人材確保の課題解決とともに、アーティストを目指していきいきと働く姿を通じた店舗の活性化も見込む。

冒頭にご紹介したリクルートワークスの古屋さんも、「若者の採用、定着を行うには、会社組織を超えた活躍の機会を与えること」を挙げていらっしゃいました。

分かりやすい例でいえば「副業」です。

今回のモスの事例は、新しいカタチの二足のわらじの可能性を示してくれていると感じています。

仮にデビューできても、その道一本で食べていくことは難しいことでしょう。

副業が標準化される時代の中で、だったら、夢を追応援しながら、自社の仲間になってもらう

正社員でも、そうした選択をする企業は増えていくのではないでしょうか。

私は大学の時、芝居に打ち込んでいたので、もしも、こうした夢をサポートする会社に就職できてたら、まだ続けていたかもしれません。

それは、それで、また面白い人生だったんだろなぁと夢想しつつ

今は経営を司る者として、誰かの何かのデビューを応援できる会社をつくれたらと思っています😊

…中小企業なので、…まぁ…、そんなに簡単に進められるわけではないですが…

私の一つの夢として叶えていければと思っております。

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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