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岡山の革工房「ANDADURA」

購入したきっかけ

↓こちらが私の財布。

マットブラックの革とL型ファスナーのシンプル財布


購入したきっかけは、暮らしのギャラリー(岡山本店)でふと目にとまってからです。

フォルムと革の自然な風合いが気になり、じっと眺めていると、その場にいた店主が声をかけてきました。

「こちらの形は、職人さん本人が自分でも一番気に入っているデザインだそうで、創業時から今も変わらず同じ型で作り続けているのですよ。」

正直、この財布。
厚みは無いし、あまり物を入れることができません。
以前使用していた財布よりも半分の収納量になりそうでしたので、買うのを迷っていました。

しかし、店主の言葉「作る本人が一番気に入っている」
これは絶対信頼できる、と思い購入しました。

暮らしのギャラリー 店主

そして、購入して問題の収納量でしたが…。

デザインと質感が勝り、私があまり物を財布に溜め込まないようになり、逆に私が財布に合わせるようになりました。ミニマルで必要最低限のものを入れるように変わり、そのおかげで、なんだか気持ちも軽くなったように思えたくらいです。良い方向に進みました。

ANDADURAのプロダクト

もちろん、この型以外にも色々なものを創作していらっしゃいます。(以下、ANDADURAのホームページより画像を拝借しています。)

革製品
ファブリックほか

「ANDADURA」の意味

今日、仕事をしている時の話題で、何人かの前で「歩く」ことについて話しました。私の中で歩くことは常に心がけていて、その時間も創作活動の一部として大切にしています。ふとその時に思いついた話題がたまたま「歩く」だったのですが…。

紹介しています革工房の名前「ANDADURA」。
なんと、その意味が「歩く」ということであり、歩くという行為を大切にしているようです。なにか自分の考えを神様が後押ししてくれているようで嬉しかったです。

私の周りではよくこのような、不思議なグッドタイミングというか、つながりというか、たまたまという現象が良く起こります。何か目に見えない波長が響き合うような感覚といいますか。

ANDADURAホームページにその「歩く」ことについて書かれていましたので、下記に引用しておきます。
そのホームページに載っている文章を読んで、一度、お会いしてみたいなと思いました。

昔読んだ本にこんな言葉がありました。
歩きながら思考する逍遥学派の言葉だったと思います。

歩くことで、素になっていく。
歩くことで、浮かび上がってくるモノがある。
歩くことで、形を成していく私がいる。

ANDADURAは「歩く」という意味です。
ANDADURAは革を中心に、鞄や小物を作っています。
素材をそのまま形に置き換えるような、ものづくりを心がけています。
使う人の驚きや、気持ちよさにつながるような、ものづくりを目指しています。 
歩くような、ものづくりが出来ればと思っています。
ANDADURAホームページより

私が歩くことについて書いた記事です。↓↓


岡山の若き職人たち

岡山に移り住んで5年が経ちました。
そこで感じたことの一つが、岡山には様々な工芸・民芸文化があり、しかも、それらを若い人たちが移り住んで自分たちなりに継承しようとしていること。

木工から鉄工、ガラスや革、アパレルや食文化まで。

何か皆が繋がれば、素敵なものが生まれるのではないかと期待しつつ、私は「建築」の分野で何かできないか模索しています。

岡山の若き職人たちは今、水面下でフツフツと自分の腕を磨き、鍛錬をしている状態。それが何年後かに、ここ岡山から文化と創造のエネルギーを爆発させるのではないか。

そんなことを期待して私も頑張ります!

暮らしのギャラリーという民藝ゆかりのお店があるのも納得です。

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