精神科とカウンセリング、どっちにいけばいいの、に答える

みなさんは精神的に体調不良になったとき、精神科(心療内科)にかかりますか?それともカウンセリングに行きますか?


第一選択として、多くの方が選ぶのが精神科です。なぜなら、日本人の場合「心身の不調→病院」という流れが頭の中にすでに存在しているからです。なかなか、カウンセリングを最初から選ぶ人はいないのではないでしょうか。


または、病院で進められてカウンセリングに行くという方は多いですが、自分からカウンセラーを探して~という人にあまり私は出会ったことがありません。

これは僕の師匠が書かれていたことですが、病院というシステムは国が時間をかけて作った最低限の信頼ができる場所であるのに対して、カウンセリングはまだそういった「信頼」の壁が厚いということもあるでしょう。


ですが、その裏で精神科に通い続けているけれど、一向に良くならないという人もいます。いや、そちらの方が多数派ではないでしょうか。

最近見かける体調の悪い人の多くは、トラウマや愛着の問題を抱えていることが多いような気がします。正確なデータをとったわけではありませんが、体感的に、そう思うのです。テキトーですみません汗


トラウマによるフラッシュバックや自己肯定感の低さ、愛着の問題からくる不安感、そうしたものは精神科の薬では長期的にみて良くなりません。


ここで本題に入りましょう。


精神科(病院)というのは、医療を行う場所です。医療的な介入が必要な事例と言えば、どのようなケースが頭に浮かぶでしょうか。平たく言うと、脳のバランスが崩れている人が、医療的介入が必要な人です。

眠れない、体がだるい、起きれない、動けない、など脳内物質が枯渇・過剰分泌していて、その影響で心身に影響を来たしているのは病院が担当するべき事案です。(薬で対応する範疇なので)


一方、愛着やトラウマなどは、脳内物質の枯渇や過剰により起きるものではありません。心(脳)が記憶した負の出来事が心に重くのしかかってくる、つまり、「心理」の領域になるわけです。


精神科に通い続けても良くならない多くの原因は、こうした「心理」の領域の問題に、抗不安薬などで「医療的に」介入しているからです。


つまり、病院に通う人にとっては、自分の問題が医療の問題なのか心理の問題なのか、ある程度自分なりに目途をつけておくことが必要なのです。

もし、自分の抱える問題が睡眠や体のだるさなど、身体的なものであれば医療の処置を受けるのがよいでしょう。その場合行先は精神科や心療内科になります。


一方、人を信頼できない、自己肯定感が低い、常に自分を攻撃してしまう(自傷・自殺企図)、などの問題を抱えているのであれば、それは医療(病院)ではなく、心理(カウンセリング)の分野になります。


そういったことを一つ知っておくことはとても重要です。

もし区別がつかなくて困っているようであれば、是非カウンセリングルーム青空を訪ねてください。


カウンセリングルーム青空 (aozora-sensei1.com)

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