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【独占初公開】国松警察庁長官狙撃事件 重要証拠を特定した凄腕”一般人”とは!?

1995年3月30日。
国家の安全を揺るがす前代未聞の事件が発生。

警察のトップである
国松孝次警察庁長官(当時)が
何者かによって狙撃され、
瀕死の重傷を負った。

犯人逮捕のため警察はその威信をかけ、
のべ48万人以上の捜査員を投入。

しかし、その努力もむなしく
15年後の2010年に時効が成立した。

実はこの長官狙撃事件にまつわる、
一度もテレビで放送されていない
「幻ニュース」がありました。

取材を担当したのは、
15年以上この事件を取材し続けた
TBS竹内明記者。

●竹内明記者
「非常に重要な証拠を
 わずか1時間で発見した
  すごい方がいました。」

捜査に関わる
極秘人物の「幻ニュース」とは・・・

長官が狙撃された翌日、
刑事部鑑識課管理官・塚本宇兵が
謎の男を連れて、
事件現場を訪れていた。

「指紋の神様」である塚本が
どういうわけか、
彼のことを「先生」と呼ぶ。

場違いな風体の男だった。
40代後半で、
「鑑識管理官」と書かれた
腕章を腕に付けていた。

鑑識現場を仕切る武田純一(仮名)
という名の男、
実は鑑識管理官の腕章は借り物で、
警察官でも、警察職員でもない。

職業は歯科医師、
しかも関西地方の某都市で開業する、
ごく普通の歯科医であった。

武田は歯科治療の傍ら、
趣味の延長で拳銃を研究し、
独学で「弾道学」を学んだ。

銃器や弾丸の知識において
日本国内では間違いなくトップクラスである。

たまたま、高校時代の柔道部仲間に
警察庁キャリアがいて、
専門知識を買われて
警視庁刑事部鑑識課の「嘱託員」に選ばれた。

その後、複数の県警で
「鑑識研究指導者」という肩書で
捜査活動に加わるようになった。

●竹内明記者
「ハンティングが趣味だった父の影響で
 射撃に興味を持ち、二十歳になった時に
 猟銃を親に買ってもらって
      銃の研究をし始めた。」

「日本で恐らく最も知識がある人ですね」

「塚本さん、可能やったら
鑑識の皆さんを全員、
現場から出してもらえますか?」

武田が関西弁で伝えると、
塚本は係長に指示して
現場周辺の人払いをした。

自分は狙撃地点から
カメラを構え写真を撮った。
鑑識課員たちは現場を取り囲み、
息を飲んでその様子を見つめている。

「(国松長官の)
出迎えの車までの距離は
32.70mですか?」

「これは精度の高い拳銃が必要です。
オートマチックじゃ
確実に当てるのは難しい。」

「リボルバーも4インチは無理ですよ。
銃身の長い拳銃という
目撃情報は当たりですね。
おそらく8インチのリボルバーです」
と表情を変えずに言った。

狙撃場所からの距離を見ただけで
瞬時に拳銃の種類を断言。

塚本をはじめとする鑑識課員たちは
納得しながら武田の話に耳を傾けたが、
排他的で警戒心が強い
公安捜査員は冷淡であった。

武田はあくまでも
刑事部鑑識課の嘱託である。

彼の銃器や弾丸、
弾道学の知識について知らない
公安捜査員の多くは、
「素人に何が分かる」と、訝しがった。

●竹内明記者
「警察は非常に閉鎖的なところなので、
 外部の民間人、しかも歯医者さんが
 銃のことを解析することに
     当初はかなり批判的だった」

そして長官狙撃事件は
発生から半年が経過。

捜査が難航する中、
新たな物的証拠の捜索をすることに・・・。

実は、国松長官が被弾した3発のうち、
発見されていたのは2発のみ。

背中から腹に向けて貫通した
1発目は未だ見つかっていなかった。

●竹内明記者
「もう1発見つけることによって、
 どんな銃から発射されたのかなど
      より詳しく分かります」

そこで大阪で診療中の歯科医・武田に
藁をも掴む思いで捜査協力を依頼。

「国松さんの体を抜けた銃弾が
 どのくらい飛ぶのかは、
 弾道エネルギーを計算すれば
       分かりますよ。」

「しばらく待っていてください。」

「実はもう弾道エネルギーの計算を
        やっていたんです」

最初から武田は自信満々だった。
(引用:竹内明『時効捜査 警察庁長官狙撃事件の深層』講談社 )

すると、
武田は驚くべき行動をとった・・・!!

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一切報道されることのなかった
歯科医の知られざる物語を完全再現!
当時の"極秘資料"もテレビ初公開!

3月9日(土)午後2時~
「上田晋也の幻ニュース
  報道したかった大賞!」
(※一部地域を除く)